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平成20年10月17/18日中央アルプス・南駒ヶ岳/摺鉢窪避難小屋

富士山遠望(南駒ケ岳より)
 念願の中央アルプス・南駒ケ岳・摺鉢窪避難小屋へ行きました。メンバーは何時もの仲間・FさんKさんと管理人。
 7時前から歩きだしてるが2411mに出てからガス西から吹き上がり山頂部を隠してしまう。2712mピーク手前から上を見ると累々たる巨岩が行く手を覆い被さり疲れがピークに達する。自分は水4L・ビール500ミリ一本他食糧・ガス・寝袋。仲間も4L~6Lの水・焼酎1L等の飲み物。勿論酒類は山の上で飲もうと思うのですが。
 山で如何に旨い酒を飲もうか?と考えた上での担ぎ上げなのですが、少々というよりバテて疲れ過ぎて膝に来てます。
 翌日は朝から好天に恵まれ、小屋から稜線まで戻ると塩見岳の後ろに富士山が見えました。南駒ヶ岳では360度の展望を楽しむ。御嶽山・乗鞍・笠・穂高、東には南アルプス・光~甲斐駒、八ヶ岳が見える。景色抜群の縦走路を歩き、越百山(コスモ)を超えて登山口へ戻る。
 もう山の上では紅葉は終わり木々の葉は落ちて冬景色です、2000mから下辺りが紅葉しています。
 南駒ヶ岳付近の地図。
 
 前日木曽川へ集合、9時頃出発、木曽川インターから中津川インターヘ、途中高速道路は東名渋滞の為にトラックばかり通勤ラッシュ並に走っていた、安全第一でゆっくり走る。高速を中津川で降りて19号へ大桑駅を過ぎて次の信号で右折して、伊奈川沿いの。狭い道路へ入って行く。
 伊奈川ダム奥の駐車場へ11時25分到着、テントを張り仮眠。

 1日目:6時起床、自分達の他に4台の車、すでに出発して行った登山者2名。急いで朝食準備を整えて出かける、6時50分。歩き始め林道で施錠して有る橋を渡る、右越百山・南駒、左空木岳の標識が出てる。林道の周りの山が紅葉している。朝の光を受け、黄金色の朝です。
 皆結構荷持ちが重いのですが何時ものペースでコスモ登山口、荷を下ろし休む。後ろに付いて歩いていた単独のおじさんとここで別れる。この方は持つ荷が小さいのでコスモ小屋泊ですね。この方とは翌日ここで下山してきた時にも合う。
 林道を先へ進みケサ沢登山口へ着く。一息入れて階段を登る、上り始め沢沿いですぐに急な登りとなる。モミの木・杉・檜大木が多く、北側斜面なので陽が差さない山道を黙々と登る。針葉樹に混じって樺の木が紅葉している。六合目の標識を過ぎて見晴台で休む、御嶽山が雲の上に頭だけ出てる。尾根状の登山道で坂が緩いと思うと又急になる。
 2411mの三角点で若い単独の人を抜く、酷く重い荷を背負ってるので小屋泊まりの様子です。
 少し先で見晴らしの良い所で昼食休み、お昼と言っても行動食=パンを食べる。休む時に地図を確認して現在地を見ておく。南駒ヶ岳から西へ派生する西尾根のここまで来た。

 2591mのピークで休む人が居るが上へ出ずに先へ進む。ここから先は樹木が小さくなり森林限界を超えたようです。12時半を回るとガスが西の方から押し寄せ周りの山が隠れてしまう。
 2712mピーク手前から上を見ると累々たる巨岩が行く手を覆い被さり疲れがピークに達する。休むと幾分疲れが取れるが、積み木を散らばした様な岩の中を飛んだり攀じ登って歩いて行くとしんどい。岩の隙間に落ちるとまずい箇所もあるので慎重に行く。

 やっとこさ南駒ヶ岳に到着、まあ握手して「お疲れ様」と称える。少々というよりバテて疲れ過ぎて膝に来てますから慎重に下り小屋へ向かう。
登山口 紅葉
南駒ヶ岳山頂2841m。 摺鉢窪避難小屋と南駒ヶ岳。
チングルマの実
 ふと気がつくとチングルマ・ゴゼンタチバナの実が沢山ある。
 摺鉢窪避難小屋への急坂を下る、何処も枯れ果てて冬の装いです。
前からこの小屋が気になって泊まりたく3年経ちました。今回無事に着いて良かったです。小屋もトイレも清潔で一夜の宿としては申し分ない。1日目の歩数13200歩。
 メモ帳を開くと16~17日と飯島町の方でしょうか、ヘリで小屋の清掃点検に見えていたようです。御苦労さまです、小屋を利用する者として大変ありがたいことです。感謝の気持ちで協力金1000円は朝入れました。
 小屋15時25分着、寝る準備をしてからビールで乾杯、1杯目は泡ばかり,静かに注いで2杯目が旨い。後は焼酎のお湯割り。
 まあこの冬に近い秋の平日に水を担いでここまで来る変わり者・もの好きは他にも居るようです。追越した人ともう一人が20分程遅れで到着する。今日17日の泊客は5人です。
 
 小屋の戸を開けると外に小さな来訪者、オコジョです。中を覗いてすぐ何処かへ行ってしまう。近くに住んでいるのか。
ゴゼンタチバナの実

小屋から南アルプスが見える。  2日目:自分は酔って早く寝袋へ入ってしまう。すぐ寝た様子です、只2回トイレに起きる。3時に起きた時は外へ出ると月明かりと町の灯り、眺める時間は短いのに、ものすごく寒くなり雨具を着てから又寝袋へ入りました。


 5時半起床、他の2人は食事の準備中薄い雲が出てますが上天気です。
 ゆっくり朝食の湯を沸かし紅茶とパンです。疲れてたので良く眠れました。

 小屋の正面には南アルプスの山波が続いてます。仙丈~北~塩見~悪沢~荒川~赤石~聖~光岳と旧知の山を見る。

富士山は稜線へ出てから塩見の右肩に見える。
 小屋出発前に箒を使い、戸をしっかりと掛けて出発する。歩くと霜柱がザクザク割れる、早朝は寒いはずです。1時間掛けて南駒ヶ岳へ登る。
 下の写真は手前の岩に鳥が日向ぼっこをしている、飯島町の向こうには幾重にも重なる山と南アルプスと富士山が展望出来る。天気の良い山の景色は本当に好いなと思います。北を見ると空木岳、ポツンとして見えるのは宝剣。西には御嶽山・乗鞍・笠。歩くに従い穂高も見える。
 今日は景色の良い縦走路を越百山をめざして南へ下って行く。
 4年振りの越百山、標識が新しくなってました。三角点にタッチしてから南アルプスや富士山をボッート眺める。
 時間が経ちFさんが下山を始めるので暫くしてから皆を追いかける。
雄大な景色・南アの向こうに肉眼では富士山が白い。
南駒より北方・空木岳方面。
御嶽山
コケモモの果実 越百山への縦走路遠く恵那山。
 途中仙涯嶺手前の岩場で越百小屋泊まりの登山者3名とすれ違い、コスモから下山中に2名が登るのに会う。

 小屋の前で昼食、日差が暖かいです、又パンを食べる。アンパン・羊羹、飴、クッキー等甘い物が多い。

 小屋から下る途中に何グループかにすれ違う、今日は土曜日で越百小屋は賑うようです。

 なんとか足がもって駐車場へ帰る15時30分。歩数22300歩。久振りによう歩いた。

 夕食に中津川のくるまやの蕎麦が旨かった。
前泊まった越百小屋。髭のオヤジさん。
 第1日目:登山口6:50~7:40越百山登山口7:50~8:20南駒ケ岳登山口~10:00見晴台(1810m)10:10~10:40六合目10:50~11:37P2411m~11:50昼食(木曾殿越小屋見える)12:20~13:15P2710m手前13:20~14:30南駒が岳14:40~15:25摺鉢窪避難小屋
 2日目:小屋7:00~7:35稜線~8:05南駒が岳8:15~最低鞍部8:55~9:25仙涯嶺9:40~10:30小休止(後少しで越百)10:40~
11:05越百山11:15~1150越百小屋12:10~13:00上の水場13:05~14:10下のコル14:15~14:45登山口~15:30駐車場

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