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H29年5月24日蝶へ

 5月24日、徳沢園キャンプ場早朝5時起床、いざ蝶ヶ岳へ~槍見台着8時20分遠くに槍が姿を現すが雲低い。
 天候:高曇り後小雨、夕方から本降り、小雨が降り出したのは2時頃から4時過ぎたら本降りに~・・・・・。予報では24~25日曇りだったけど。
 徳沢:ハルニレの巨木とニリンソウの白い草原、一度はテント泊したかった所です。昔(まだヒヨッコだった頃)は横尾が多かった、涸沢の行きとか帰りとか春夏横尾へテントでした。徳沢今はファミリーもキャンプに来るんだそうなお猿さんも。
 今年夏に奥又白へ行きたい予定だから徳沢へテント泊の練習がてらやってきた。
 今回は着いた時は7張り程で帰る時は自分を入れて3張りのテントです。お隣さんは中高年ペアさんだったけど雨の降り出してからと~自分が撤収する頃にも無人のテントみたい(徳沢ロッジへ移動されたんだろう)。 
  徳沢~蝶途中まで:早朝5時起床、いざ蝶ヶ岳へ~歩き出したのは6時20分まだ歩いてる人は誰も居ない。曇り空の下とぼとぼと横尾へ向かって歩く。左の前穂方面を眺めながらも歩くけど良い撮影ポイントは無い河原へ出ないと無理か。今日は山へ登らないといけないから、ほんとは前だけ見て歩かないといけないんだった。
 足元には出たばかりの食べられそうなフキのトウが一杯出てます、つい立ち止まってしまう。他にはニリンソウとかシロバナエンレイソウが咲いています。でもニリンソウは蕾ですね、お日様出てないので半咲にもなって無い固く閉じてる。花はセンサー持ってるんだと感心します。
 男性1名に追い越され次にレディーにも追い越され早やっ~。「おじさん遅すぎる~」と云われそうかな。後でコースタイム見ると標準で歩いていました、横尾へ着きテントは1張りだけ1人休んでます(抜いて行った人)自分はトイレ休憩だけ。
 それからが槍と蝶の分岐で本格的な登りになり新緑の森を登っていく、特に花は咲いて無い笹が多いからかな~。電光型の登山道を登ると、各所に木の梯子段が設置されてる、登りは良いけど下りが嫌だな。古いのも残ってるから昔から梯子段は有ったんだと納得。槍見台着8時20分遠くに槍が姿を現すが雲低い。
 横尾から1時間半も登ると上から登山者2名下って来た。「これからは雪の踏み抜きが結構多いから気おつけて~」と云われます、「ありがとう」と返す。
 山のスライドショー
 標高2000mの赤い標識板を過ぎて暫くすると登山道に残雪出て来た。なんちゃって槍見台(なんちゅうネーミングだ)9時半、横尾からほぼ2時間です、まだ槍は見えるけどもう雲が左から掛かってきました。ここで2度目の小雨パラパラ。前穂もまだ見えてるけど雲が低くなってる。雨具の上だけ着ます。ついにオール残雪の上を歩く、キックステップと下って来た人のトレースを見逃さないように歩く。
 シラビソに赤ペンキのマークがしっかりで迷わないと思うけど。深く潜った跡を避けて歩いても時々ズボッと潜るようになる。嵌った足を抜くのに結構労力要ります、だからか汗が出て来た合羽着たから暑い~。夏道より時間が掛かるのか?それとも雪道は直っすぐ上へ登るので早いの?どちらだろう。体力有るとか馬力が有れば早いのか。
 明白な地形の変化が有って判り易い、緩くなった尾根(二重山稜)で標高点2255m地図で現在地確認、その辺りから右に折れて又直上へ進む。さらに20分程登ってから切株で休憩する。10時50分だ、休んで魔法瓶でお茶を飲んでると3度目のパラパラと小雨がやってきた。 樹木帯なので前穂も確認出来ないけど雲が下がって来てる。(もう上っても視界無く槍も穂高も見えない)。2300m付近(高度計)で撤退することにしました。
 下山:なんちゃって槍見台へ下って来たらもう槍も前穂も雲の中で見えない。ベンチに座って昼食、パンとミニラーメン食べてるとカップにポチポチと雨粒が落ちて来たヤダッーもう降って来た。素早くかたずけて下り始めます。暫く歩くと登山道がみるみると黒く濡れて来ます。濡れると木の段々が滑る~、ゆっくり慎重に下山する。早めに撤退決めたのは良かった~。
 横尾へ着く頃は雨は小止み、トイレ休憩だけして歩き続けます。やっと徳沢へ戻ると2時ちょと過ぎ~徳澤園の生ビールを注文する、1時間も歩きずめなので体温上がってるの。小屋の薪ストーブが熱いですわ~で急いで外へ出ます、外気はスーットします。外に10人程が屯している。「生は旨いわ~」とひとりごと。外の人たちとお話すると昨日のニリンソウを撮影してた方だった。
 徳沢へ着いた頃から又雨粒が落ち始めました、撮影隊の方々は庇の下で雨具を着ておる最中です。
 もう周りの山山は灰色雲の中です視界は徳沢の草原上だけだ。
 生な話:追い越して行った小さな荷物のレディー早やっ~どこかの小屋の衆かな~。サッサッサと素敵な歩き・背後に見入ってしまうのは助平かな。うむっ!後姿を見るとはなしに見ると~はいてる・はいてない?生なの~?とボンヤリと思う内にドンドン遠ざかって行きます(なんか?ちょっと嬉しい)。男には服装の中身は想像つかない、生は想像にお任せします。
 小屋の外で生を飲んでると撮影隊の方に「美味しそうですね~」と云われます「はい」。でつい「どこへ行くの?」と聞きますと「これから横尾と涸沢へ行きます」とのこと。本当か?「荷物重そうですね?」と聞いたら「15キロ位です機材は重いので20キロは有るでしょう」と云って見えたから。もう2時過ぎてるんだから横尾まで1時間さらに涸沢へ~6時過ぎるのでは?。まあ自分の事じゃないけど機材持ってる人、雨の中歩くのは大変ジャン。おそらく横尾泊まりでしょう。

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