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2年7月〇日上高地

 上高地今年は何日も雨が降る。降ったり止んだりしてます。テントの中で雨音を聞くテント生活。週明けにも梅雨明けの予報がずれて8月になるようです。「熊出ました〜こんなん初めてです〜」。まとめて上高地小梨平キャンププ場。
 天候:小雨〜霧〜曇り時々強い降り、気温は朝は14度から16度で日中でも20度くらいかな。朝はダウン着ています。涼しいを過ぎて寒い〜思った以上に寒いです名古屋とは比べられない。雨の上高地も乙なものですけどやっぱり晴がいいな〜。今は新洪水期かなと。

 コロナ対策:キャンプ場の受付、売店のレジはコンビニ・スーパーのようなビニールが掛かっており中の人はマスク着用。小梨食堂はテーブルを調理場を左にして並列に並べ、椅子は山側をなくしてお客は山を見る方へ座り顔を山へ向け一列に。
「半分席無いのだ」と言うと「定員を半分にしてます」。
 連休の3日間はおおむね混んでいました密かな賑やか。自分は風呂の後に寄るのだがビールか缶酎ハイ卵にトマトを買いに寄るだけ。
 風呂はキャンプの人が2時〜5時までかな、4時からケビンの人。2時から入って20分で出る。ややあわただしい服着てると係りの人が時間ですよ〜と入浴中の人へ声が掛かる。その後清掃と換気だそうな。2時半から次の人。人数も決まってるようだわ。外来入浴は御断りの張り紙。
 連休が済むと途端に人影が消え食堂も閑古鳥が鳴く。キャンプ場の職員さん同志の話「橋の向こうは昨日は1人も泊りなしだそうだよ」「うちはいいほうね〜」。テントが7張〜8張ケビンが幾組か有った。
 マスク:トイレ水場、受け付け食堂売店へ行く時はへマスクをしてから行く。おおむねキャンプの人もしてる。たまに無の方も歩いてる。皆キャンプ場内を歩くときはマスクはしてない。うるさくは言われない。検温はされなかったが一応体温計は持参。コロナ禍に負けずうつらず正しく恐れ正しく行動しよう。
 雨音ポツポツポツ、強くなるとバタバタバタ〜と多様な雨音。止むと梢から落ちる水滴バタッ・・・・・・バタッと間隔ができる。「雨を感じられる人もいるし ただ濡れるだけの人もいる」ボブ・マーリー。まあしかたなく雨を感じています。
 何日も雨降りが続きテントで寝てるのも飽き飽きしてそして体が鈍る。パラッ-------パラッ----------と小降りになってきたら田代橋まで往復します。直ぐのビジターセンターまで行って館内の田淵行男さん白旗さん内田さん穂刈さん等の写真を拝見します、どれも何回見ても飽きない。穂刈さんの蝶から見た槍穂高の写真が好きです。内田さんの大正池等年代が昭和だろうと思いますけど自分や山友が見た大正池です。池に立ってる立ち枯れの樹の本数が多い。若い頃登った事のある山の写真なのでとてもなんか懐かしい楽しめます。
 まだ降ってないな〜と今度はバスターミナルまで行きます。ついでに河童橋寄っていきますまあ人が少ない。昨年等は橋を渡るのに渋滞してた、外国語が飛び交い動きません避けません。今日は閑散としています。
 バスターミナルも人が居ない少ない。BT前の登山案内所二階にて 青野恭典写真作品展「上高地、槍、穂高」が開かれており無料なのでこれも拝見しますいいな〜いい写真ばかり。何処から撮った槍やろか?ここは行けんかな〜とか。地図を頭で考えるのも面白い。
 人が居ないからここも貸し切り状態です。ちらっと外を見ますと雨ダレがすごい。強雨ですよ。のんびりゆっくりと見ますから時間がかかります。一回りして外へ出ますと雨は止んでた。 
 「ラッキー」と川沿いの道を下流へ歩く。昨年までは物凄い人でしたが今日はポチぽち人が来ますが閑散な道。相手もマスクなのでマスクを引き上げる。たまにコロコロ引いています。
 
 田代橋まで行って折り返します、川の反対側を歩く、川沿い道は狭く先を見ますと結構人が歩いてるので車道を歩く。温泉ホテルにルミなんたら言うホテル。対岸は六百山が見えるのだが生憎霧が掛かり、カメラを構えると雨も落ちだした。
 1っ回は登ってみたかった六百山ももう駄目ですね、ガイド登山なら連れて行ってもらえるけど歩ける自信がない。一般登山道無しですから。今年は特に地震で谷間の岩が緩んでるだろうね。夢は終わった。
 
 歩いて行くとホテルの次に西〇屋さん(以前山の会の女子が泊ったと)ここはコーヒーもやってる風だ。濡れた合羽を入口で脱いで中へ、コーヒーを注文する。お値段もお値打ちついでにアップルパイも食べてみるか。甘酸っぱい旨い。雨が小降りになるのを待つ。
 翌日も小雨になったら歩いて、今度は少し時間を遅らし同じような行動でお昼頃に西〇屋さんへ、メニューに有ったカツカレーを食べる、ご飯が大盛だ食べれるかな?何とか食べれた。美味しい揚げたてとんかつ。雨は雨ようの楽しみを探して上高地を散策です。ザーザー降りが有るので山へは行けない軟弱ですけど。
 ある日の雨止んでる逢魔が時、夕方と夜との境。一匹の熊さんトコトコ橋を渡ってBのキャンプサイトの方へ、カメラを取って後を追います。大きさは1メートル大型犬の太めの奴二歳程の熊です。人の怖さを知らなそうな。トイレの横を通り水場の裏へ行った。割と早い歩きです。
 トイレの横に熊が居る時に知らんふりで人がトイレから出てきた。見てると怖い「熊!!〜」と叫んだが聞こえない風だ。その方は知らぬままにご自分のテントへ。熊が居なくなってからテント2張り有るので。一応今熊通ったよと知らせる。
 事務所へ行って今熊が居たよと報告。もう10分程経ってるので大丈夫だろうと水場へ食器を洗いに出かける。

 食器を洗おうとしてると藪から熊出てきた、カメラを構え。お〜〜こっちへ来る後ずさり3歩逃げると追いかけてくるので振返って「ワン!」と吠えたら「ウォウ〜」と吠え返し逆方向ごみ箱へ行った。後ろ見ながらゆっくりそこから離れる。もう一枚とカメラを上げたから一瞬逃げ遅れたのだな。
 隣のテントの方にも「今そこに熊居ったよ」と注意。テントへ戻る。と水場横に設置してあるゴミ箱のほうからドンドンと箱をたたく音がする。すごい音です。もう行ったかな〜。広いキャンプ場にテントは7張りか8張りです。
 
 また少し経ち真っ暗になってから隣のテントの住人(単独)が来て「事務所の前の方が安全でしょうか?」と聞かれるので「それはやばいよ〜・シャッターも降りて夜は誰も居ない何もない」。「どうしたの?」と尋ねますと「テントの横で鼻息荒くウブ〜ウォブーともの凄くて、犬?熊だと聞いてるし、テントをシャーっと擦る音がしたのでヤバイとワンと言ったらいなくなった。」「それは怖いわ〜」。しかし人間はとっさの時にワンって吠えるのだと。ワシと10メートルと離れていないけど。
 でその夜はトイレ行って寝ました。翌朝その方はテントを畳んで上へ向かっていかれましたが、挨拶して「その後どうでした?」「夜は良かったがテントのフライがスパッーと裂けていました」と。げょ〜。
 
 朝5時起きトイレへ行くと事務所前に職員さんが2名いて「おはようございます」「熊出ました〜こんなの初めてです〜」「環境省へ報告します」と言われる。トイレの帰りに見るとごみ箱のドアが叩き壊されています。結構1センチも有る板で蓋というかドアなんです。
 力が強いわ〜熊と立ち合いしなくて良かった今になって怖わ〜。叩いた音がした水場へ歯を磨きに、丁度ごみの収集に軽四で3名かたずけに来ていて、裏へ回ると蓋が開いてる。職員さん「なんで?」と言って見える「叩いてた音はしたよ」。熊さんつまみをずらしたのか、そこはペットボトルのごみなのだが籠が2個外へ飛び出しペットボトルが散乱してる。
 熊さん余程腹減ってたんだな〜かわいそうな。プラごみばかりなのでちょっとは食物有ったかな?母熊と親別れしたばかりかな。ずーっと天気悪いから森で餌が取れないんだろうか?、人間が自然破壊してるのも遠因だろう。
 餌を与えてもいけないし、自然の野生の生き物やし。早く山へ帰りな〜。駆除されたら怖い。
 帰路バスより、大正池の水が泥の色です、梓川も濁流だったけど普段の済んだ蒼色でなくて泥交じりだわ。上高地行バスはお客さんは4名で帰りは6名でした。コロナで少ないのかな。

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