ネパール・キリマンジャロ他ネパール 16年の山 17年の山 18年の山 19年の山 20年の山 21年の山 22年の山 
23年の山 24年の山 25年の山 26年の山 27年の山 28年の山 29年の山 30年の山

H30年5月15日涸沢(2日目)

 自分行けたんだと、残雪の涸沢へ40ん年振りで行って来た。雪少くない〜吊尾根も雪付いてない。360度眺めて〜おお〜やっぱり涸沢はいいなと。涸沢・以前はテント泊ばかりなので初めて今回涸沢ヒュッテさんにお世話になる、テント担いで長時間歩けない。夜布団で虫に刺されちゃったけどまあまです。
 計画は徳沢〜涸沢ピストンの積りだったけど11時40分涸沢着なので戻る時間がそうとう覚悟いります・きついだろうね。途中急雪渓のトラバースが長いから疲れるときつい。残雪下の本流が雪解けで開いてドウドウ云ってるから疲れでスリップするとアウト。若い頃の計画では歩けない戻れない夏なら徳沢〜横尾1時間、横尾〜涸沢3時間の計4時間。帰りは徳沢まで3時間位かな。 
 コース概要:徳沢から横尾〜そして本谷橋を超えて涸沢カールへ。
 早朝4時半起き、起きるとツェルトに夜露が、何か光ってる触ると氷です。温度計見ますと0度寒いわ〜。
 徳沢6時05分出発〜7時10分横尾着出発7時20分。〜本谷橋は8時45分着ここからはアイゼン付けて9時5分出発。涸沢ヒュッテ到着は11時45分です。4時間40分掛かっています。帰りは夏なら3時間ですが、予想は3時間半くらいか。往復すると約8時間半から9時間は辛いです。無理をすると足シビレになるシビレは痛みに変わる。
 以前はテント泊ばかりなので初めて涸沢ヒュッテさんにお世話になる、受付嬢も普通で愛想良いし〜食堂脇にお茶もお湯のポットも有るしラーメンと生ビールも有る〜テントの事思うと寒くないわ〜。食事も付いてる。でも湿気た布団は山小屋では普通なのでしょうか。夜布団で虫に刺されちゃったけどまあまあです足首と手首にポツポツとダニですね〜少しかゆい。
 徳沢〜横尾:花を見ながら〜ツバメオモトですね〜とにかく歩くだけです。道は割と平坦で人は余り歩いていない。横尾小屋ではベンチに人が多く居ます。橋で記念写真を撮る人・帰る人今から上へ向かう人と色いろ。
 横尾〜涸沢:トイレ休憩してからおお久しぶりに横尾橋を渡ります橋からは前穂が良く見える。小鳥が囀る岩ゴロゴロの道をなるべくマイペースで行きます。半分も行くと前から2名の登山者下ってきた挨拶してすれ違う。「こんちわ〜お顔が良く焼けてますね〜」真っ赤です。ニコニコ通って行かれる。いかにも一杯遊んだ満足顔(^◇^)です。年齢は同じくらいかな。
 今度の吊橋は本谷橋で下の水流は雪解け水を集めて凄い勢い。橋を超えて岩を過ぎて雪の手前でアイゼンを付ける。ここでは降りて来た3人もアイゼン外しています。準備したら電光型に雪・岩・土の道のミックスな所を登って行く。次第に雪ばかりのトレースになる。
 赤い固定ロープが雪に埋もれてる辺りは右手急傾斜の残雪、(夏場でもヤバイのか)沢が碧くて水しぶきが上がっています綺麗だけど怖い。腐った雪なのでアイゼンは余り利かない。ズリズリ・ズボズボです。樹木の間を抜けて同じようにトラバースしていく。右下がり。時々雪上に頭程の岩やもっと大きな岩が転がってる。つい時たま屏風岩側を見上げて歩いて行く。
 岩は何時落ちるか判らない。大分行った所に落石注意の看板有ってその先には2トン車程は有ろうかと云う大岩の塊が落ちてる、一昨日か前日辺りに落ちたばかりの新しい雪のエグレ跡を見るとこんなのに当たったら即死でしょう〜。
 ダケカンバ帯になり周りは残雪ばかり、左程右下も左頭上も気にしなくなったら前方に小さく涸沢ヒュッテが見えだした。
 見えてからが遠いのは昔も今も同じだね。
 涸沢ヒュッテ:帰るのはキツソウなんだ受付でチェックインする。お昼時なので荷物を置いてテラスへ、テラスの売店は閉まってたので再度受付へ行って、ラーメンと生を注文。出来たら受け取ってテラスのベンチへ、おじさんが座ってるのでその横へ混ぜて貰う。あちこちの山談義に盛り上がっておられます。「高天原温泉から野口五郎へ〜・・・・とか」「自分も高天原温泉泊まりました、いい所ですね〜」。ちなみに野口五郎岳では無くて赤牛へ上がったんだと思うが、口は挟まない。歯もかけてるおじさんなんで我よりも大分年上先輩。「毎年来てる、秋も来るけど真っ暗の内からあの辺へ脚立を立ててズーット待ってるのですよ」(もちろんお陽さん当たるのを)。「それは大勢の方がです〜」。「へ〜」。
 部屋は陰気臭くて居られないからここで皆さん生飲んで山を眺めてるんだ〜。広いし〜気持ち良いね〜綺麗だ癒されます〜飽きないもん。昔と景色は変わらない懐かしい〜残雪少な目は仕方ない。若い方も靴脱ぐ方のテラスに座ってるわ〜。
山の風景
 夕食:自分は最後に椅子へ座る女性は少なそう。お隣は夫婦さんかな〜「明日は4時半に起きよう。」と話してる男女別々なので。夕食の話になり誰かが「余り美味しくないね〜」と、自分「まあまあだと思います・槍の方がいいかな」向かいに座ってる女性も「そうね〜槍もいいわ〜何処の小屋は〜〜〜〜」。後ろ見てきずいたが誰もビール飲んでない、我1人だけ。日中にテラスで飲んだからいいのかな〜。ご飯のお変わりはしてる方も居て〜。
 夫婦のおくさん横尾の弁当の話になり「横尾で泊まった時驚いたのよ〜袋入りのパンとパックの飲み物だもの」。「え〜ほんと〜の袋のパン?サンドとかで無く?」「袋のパンでした」。すごい合理的と云おうか?手抜きと云おうか?「普通は粽みないなものとかおにぎりかちゃんとした弁当だよね」。そうだねパンには驚いた。
 一人で登って来られたような女性に「何時もお一人なんですか?」と聞いたら「東京から夜行バスで今朝上高地に着いて登ってきたのよ〜」。この方も強そう(銀髪の小柄な夫人)「普段はどんなトレーニングを?」「週4日程は速足で歩くこと手を大きく振って特に後ろへ大きく、それと兎に角軽量化にするの」「お〜そうですか〜」。「昔はテントを担いで登ったんだ」と言ってみえた。どっかで聞いたような話だ。
 4時半に起きようと話して見えたご夫婦:翌日5時前にテラスへ行ったら、朝食弁当を食べて見えた。モルゲンロートも左程良くない見えないので部屋へ戻り、再度トイレへ出て来た時は、お二人玄関で準備中ヘルメット腰にハーネス、ジャラジャラも付けてピッケルとアイゼン持って超完全装備。ちょっとびっくり見かけとは違うよ〜。でも何処へ登るんだろうか、これだけしっかりなら前穂北尾根か?。
 ちょっと自分は不甲斐ないかも〜腰痛〜座骨神経痛リハビリ中だもんな。他人と比べなくても良いさ〜やっとこれだけ登れるようになったんだし良しとするか。

ホームへ戻る  ネパールへネパール・キリマンジャロ他