H20年3月25日(火)ネパール・ランタン谷紀行(2008年春)

 昨年と続いて2年連続で春のネパールのトレッキングに出かけました。鈴鹿の花も石徹白付近の山スキーも気になりますが、春3月ネパールの季節の良い時を狙い・・・・・。但し休みが取り辛いので日程に余裕がなく山中2泊3日で往復共ヘリコプターを使うコース。3000mに降りて3800mで又ヘリでカトマンズへ下山する、思うと贅沢で余り時間も距離も歩かない山旅です。 景色だけ見ると云う良いとこ取りで、たった一週間のネパール旅行。
  ランタン谷、イギリスの登山家ティルマンが「世界で一番美しい谷の一つ」と云ったという、以前から一度は訪れたいと思っていた。
 この上の写真はガンチェンポ・6387mです。ランタン谷を歩いて行くと必ず正面に見えているヒマラヤ襞の美しい印象的な山です
 世界で一番美しいと云われるランタン谷のほんのさわりです。何故かというとゴラタベラ3010mから展望台の4200mまでの切り取った山歩きだからです。その後の情報・人(アル社の池・・・さん)の話を総合すると、花の時期は日本と同じで7月下旬から8月上旬らしい。今の3月では昨年咲いて枯れたエーデルワイスの干物が所所に枯れ残っています。トゲトゲの葉だけ出ているブルーポピー。ガイドペンパさんが教えてくれます。「この葉がブルーポピーですね」。
 雨季にはU字谷一面が緑に覆われエーデルワイスの花畑だそうです。谷の最奥ランシスカルカの上は人が入っておらずそれは見事だそうです。但し雨季で「山は稀にしか顔を出しませんし、ヘリコプターは飛ばないそうです」、有視界飛行だから。
 カトマンズから未舗装ダート道をシャブルベンシまでバス8時間程で丸一日掛かります。で次の日に歩き始てラマホテル位まで一日掛かる。必ず蛭の居る谷合の道を登るのだそうで、鈴鹿で蛭は慣れてるから良いわとは行きませんね。
 ゴラタベラまで来ると居ないそうですが。でも何時かは雨季に行ってみたい誘惑に駆られます。

3月24日(月)

タイ航空 TG-319便 カトマンズ街角
 3月23日深夜の関空を飛び立ちバンコクへ早朝着く、バンコクからカトマンズへは一日一便のTG−319へ乗り継ぐ。カトマンズ入国は1時を過ぎて2時になる。現地エージェントの向いのマイクロバスへホテルへ。
 少し休んだ後にネパールへ来れば一度は行く日本食レストラン「ロイヤル華 ガーデン」へ出向く。そしてビールを飲みながらオーナーのお話を楽しく伺う。こちらの人は生まれ変わりを信じております。輪廻転生を信じる人々。功徳を積んで次は何に生まれ変わると心の中で唱えているそうな。他人に言うとご利益が落ちるから決して人には言わないそうです。
 又イスラム世界の人もこの世では思うように行かなくとも、来世は生まれ変われるので来世が怖くなく、今より良く生まれ変われるように、何も・自爆テロさえも恐れないと云います。
 アメリカ・日本等先進国の物質社会とは相入れない、理解できない様な異質の精神社会を生きている。アメリカ人日本人ヨロッパの人等が想像出来ない生き方が有るようです。自分も生まれ変わるとしたな何に成りたいのか?
街中を猿がお散歩

3月25日(火)

ランタン山群ランタンリルン・どれ? ランタン山群 ヘリコプターが着陸。
 ネパールへ入国2日目(山第一日目)、朝6時半ホテルを出発して国内空港へ向かう。ツアーリーダーを入れて14名ですから5人乗れるので3回に分けてヘリは飛びます。7時から飛ぶが順番が一番最後になり空港で1時間待つ。やっと3番目のヘリに乗り込りこみ山へ向かう。手前の尾根を二つ超えると山が真近に迫る。迫力があります。
  ランタン谷へ下り立つとゴラタベラ3020mという所へ、迎えのガイド・ペンパさん他にポーターさん。
スグ上側にチェックポストが有り、兵隊さんが2人居た。9時30分歩き出した。急坂を登るとタングサップ・10時50分ここで早いが昼食です。
ランタンUと石楠花、花ははまだ早い様で探して一輪咲く。 プリムラ
石楠花蕾。 谷間から空とランタンを仰ぐ。
リンドウみたい・凄く小さい。 ランタンのロッジとガンチェンポ ランタン村ロッジ横の馬とヒマラヤ
 タングサップで昼食後3度の休みを取り、14時40分ランタンへ着く。普通に歩くとゴラタベラから2時間程だそうですが高齢の方76歳に合わせてユックリです。ポータさんにも西洋人にも追い越されます。ランタン山郡側は岩山の真上ですが、ガスが沸いて視界は有りません。ここランタンは日本人が電気を引いた村で有名でそうです。どうりで電線とロッジには電灯が点きます。但し我が部屋には配線は来てますが電球が有りませんのでヘッドライトで。下へ降りて火の入ってない薪ストーブ横で寛ぐ。昨年と同じようにFさんとロッジの食堂でラムのお湯割りを飲んで、夕食までの時間を潰す。外の山が明るくなってきたようで、寒い中をカメラを持ってうろつきます
 谷の奥のガンチェンポが遠いけれど良く見えます。夕食18時30分、ストーブが点いて暖かい。
夕陽に染まるガンチェンポ

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