キリマンジャロ写真集・紀行2

最後の水場
最後の水場
高度4000m付近。
 1996年7月26日、快晴朝冷える、水道が凍り付き洗顔出来ず。トイレは一応水洗だよ、でも人で混みあう涸沢の小屋のホテルみたいに並ばないといけない。ホロンボハット・8:30出発。若いS君(ツアーリーダー)が皆より先に歩いて行く、早いよすぐ見えなくなる。キボハットの小屋が混むので先行し部屋のキープを目指す。後は全員ゆっくりマイペースで歩く。
 最後の水場。ここから上の小屋まで、ポーターさん達が水を運ぶそうな。 途中で昼食、パン・バナナ・チョコレート。湯を沸かし、緑茶。
何故か足が前へ出ない。ロワー・ルート真平な平坦地だが少しずつ上り坂を登って行く。JIELA UKOY13:30〜13:40間近にKIBO HUTのある大岩が見える。4394M。とても平らで見た目平坦な所を歩いた感じなのに高度を上げてきた。キボハット14:27着。
 F氏・他のメンバーもまだ姿見えない。カメラを構えてシャターを切ると息が切れる。写真を撮ると云う事は息を止めるのでハーハーと酸欠状態になる。4700Mに居る事が実感する。
 小屋の前からマウェッジ峰5151Mが正面に見える。キリマンジャロの一部だからウーム広大な山だ。
高度4000m付近。
キボハットよりマウェッジ峰5151M。ぼちぼち仲間が登ってくる。 
 KIBO-HUT前からマウェッジ峰5151m。
HUTの中は部屋が幾つか有り入って左手前の部屋へ落ち着く、ベッドは2段ベットが6個12人分有る。奥の1段目に決めてザックを下ろす。後から来た人が上の段に上がる、ベットの上の段へ上がるだけで息が切れる様子です。Fさんも下段です。
 寝返りを打つと肺に空気が入らなくて、酸欠で目覚める。

大岩の下で小休止。岩陰の小休止・小寒い。 7月27日0:00起床。外へ出ると晴れて、物凄い星空、
 軽い食事1:15防寒防風対策して8名出発する。登山用ズボンに雨具のズボンと上はウールシャツにフリースの上着・ゴアの雨具、毛の手袋。
 高山病女性1名+女性・大阪の男性・ツアーリーダーの4人が残る。高山病の方、夜中から苦しみだしガモウバックの中。
 外は寒く、歩くペースはやや速い。ガイド・ジョセフ大股で砂礫帯を登って行く。振りかえると、大きな南十字星。ユックリ星を見ていられない歩くのに必死。 
 息が苦しい、歩くのが速い。大きな岩陰で少休止2:30。左手下にアンボセリの灯。後15分と言われる。薄明るくなっていく中岩が多い急坂を登るとGILMANS POINT 5690M  6:00〜6:30。
 登頂したのは6人。ガイドはジョセフ1人。遅れた2人は途中で高所ガイドに付き添われ下山した。頭が締めつけられるように痛い。富山の老人御来光を撮ると云い座りこんで待つ、ジョセフは早くとせかすが長い休憩となる。ご老人の御蔭で痛み少し和らぐ。アフリカの御来光。
アフリカの夜明け・ギルマンズポイントにて。
アフリカの夜明け。
アフリカの御来光
最初の頂上ギルマンズ・ポイント。まだ夜は明けない。
ギルマンズポイント・孫悟空が頭に輪がはまってお釈迦様に締められてるような感じで頭痛がする。
 ウフルピーク5895M着・8:00〜8:20ジョセフ他6名登頂。ガイドと抱き合って祝福を受ける。感激。氷河がカメラに入らないくらい大きい・すごい。ギルマンズへ戻り9:00〜9:20行動食を取る。後は富士の須走りのように駆け下る。砂ぼこりが堪らん。
 Fさんはジュセフがきっちりマークして下山。
山頂 ウフルピーク5895m アフリカ大陸最高点
山頂ウフルピークにてFさんと。苦しかったけどハッピーです。
1996年7月27日:キリマンジャロ・ウフルピーク5895m。ツアーの仲間とチーフガイドのジョセフ。
懸垂氷河。 キボハット前
登山終了、マラングゲート前大阪のF夫人とFさん。。
7月28日マラングゲートへ下山大阪のF夫人とFさん。たまたま同姓でした。
 ギボハット10:20〜11:30昼飯・腹が減り過ぎて気持ち悪い。カップうどんがまずい。ゆっくり下る。後で考えると高度障害が胃に来ているのだ。
 Fさんと休むと、ジョセフが追いついてきて必ず待っていてくれる。見る見るキリマンジャロが遠ざかる。兎に角惰性で歩いて下っていく。
 ホロンボハット14:20着 もう歩かなくて良いのでホットする0時から起きて行動している14時間20分の間起きて歩いている。20歳の頃アタック後・途中からテントかついで4時から19時まで歩いていた時いらいより長い。
 
 ビールを2本売店で買う。水のボトルより安い。 
 Fさんと乾杯、久振りのビールが旨いが高度の為酔いが良く回る。飲んだら眠くなり16時頃からシュラフに入り寝てしまう。夕食を食べたくないどうも気持ちが悪いぞ。疲れと高山病の後遺症か食欲無い。
 
 気持ち悪くて戻してしまう時は無理して食べない方が良いよ。呼吸してても酸素が少ない、脳を守る為使われ胃には酸素が行かず消化不良を起こすのだろう。
 翌日も晴れ、7月28日キボハットから一日で登山口まで降りてしまう、登頂したのでルンルンですマラングゲートへ14:20下山。その後は迎えの車でホテルヘ。キリマンジャロ登山は終わる。
 ホテルで夕食、おいしくビールとワイン少々頂く。夜中急に目覚めて戻す悪酔いしている、胃が食事受け付ないようです。高山病の余韻で、胃が荒れて食べても戻すみたい、他の若い人も唇やられている自分と同じ用に胃をやられている様子です。

バオバブの樹
バオバブの樹この付近では一番大きいそうです。

登頂証明書。
登頂証明書

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