遍路通算二十一日目・涼風から久礼へ11月6日

 遍路通算21日目・11月6日。宇佐の民宿涼風さんから土佐久礼へ。活動データ 距離27.17km 時間8時間14分歩数39529歩。
 捨てきれない 荷物のおもさ まえうしろ  山頭火
  天候:雨~豪雨~曇り。海の道は強風波音。トンネル抜けると豪雨叩き付けるバチバチと笠で受け、南国の雨です。
  今朝は雨だ。明け方の強い雨音がしたが起きだすと小降り。宿を6時50分に出て埋立渡船場へ車で送って頂く助かりますありがとうお世話になりました。待合室ははまだ鍵がかかってる。岸壁を超えて船乗り場へ出ると船が入ってきた。小型の船です。
  巡航船のお客は同宿の遍路2名と途中から乗った白人女性遍路2名ワシを入れて五名船中で620円支払う。水面すれすれを滑るように船が進む結構早い。歩くと17キロを船で行く。空海さんの時代はまだ道が無くてお大師様も船で渡ったのだと。
 50分後横浪到着船を下りる、道へ出て直ぐのコンビニへ行く朝飯ようにおにぎり、パン、ヨーグルトを買いトイレも借ります。外へ出ると遍路はもう大分先を歩きます。急いでも皆同じ所へ行く。小雨が降ったり止んだり雨具着たまま須崎市を目指して歩いて行く。
 鳥坂トンネル抜けて暫く行くと大粒の雨だバチバチとアスファルトに跳ねて道が白い景色も真白な。参るな~吹雪きの山じゃないけど。 須崎17番遍路小屋で雨宿り他の遍路2名も休み中。少し10分待つも止む気配なし。仕方なく大雨の中へ歩き出す。歩かないと遍路は~先へ進めない。遍路道へ入ると神社の鳥居有る。杉の下休むでも雨は強く辺りスマホとか出せないのだ。
 
 山では強い雨は記憶に有る南ア上河内岳から茶臼へ向かう稜線、台風こっちへ来たんだ強風で友人の肩組みながら歩いた(飛ばされそう)。御岳山でも夏の末辺り真っ白で大きい雨粒だ小屋へ中々辿り着かない登り。
 県道に出ると雨の中にセメント工場が見えた。地図を出して見ないといけない雨ひどくて出せ無いスマホも出せない。雨粒で真白っい視界サングラスも雨粒ついて余計何も見えない。ここらで左折して遍路道へ入らないと思っても何処で曲がるか目印も判らん見えない状態が30分程続き雨に叩かれ歩き続けます。喫茶店らしきが有ったのでそこで休めば良かったか。

 道ロストしたな。橋を渡り左に大きな建物見えて右はケーズだ、左はスーパーみたいだあそこで休んで地図見よう。スーパーマルナカさん。入口へ向かうと前から来たおばあさんが「道迷ったんかね南へ行かれると遍路道有りますよ」と指さして教えて下さる「ありがとう」。入口の手前のベンチへリックを置き買い物ジュースとプリン。道も判ったことだしホッと休憩する。
 スーパーで休んだら雨小降りにそして止んできた。パーキングを南に横切り道へ出る、そのまま道なりに歩き遍路標識有った。また橋渡り踏切超えて県道へ。須崎市役所の前を通って下りて行く、もくもくと鈴鳴らして遍路は歩くだけ、あっラーメン屋有った腹へったな12時15分だ、朝はおにぎりとパンだから。中でラーメンとギョウザ。靴下湿気てるから座敷濡れないように。繁盛してるわ~旨かった。
 大善寺の看板が有る左に見て右折して道の駅カワウソで休む。
  まだ今日は距離長い、安和駅有名な景色の良い駅です。駅舎で地元の方が店を出してる、荷物になるのではちみつとか買わない、景色を楽しみトイレ休憩。宿安和の里、真っすぐ行くと国道トンネル標高150m左が平坦道。海岸通りを歩く、宿のおかみさんから進められた。「焼坂峠は標高230mも登るがこちらは距離2キロ長くなるけど道は平坦だから遍路は楽ですよ」と。波の音聞きながら海眺めてぼちぼちと。
スライドショー
 やっとこさ久礼の大正町市場到着、もう営業時間外お客さんは誰も居ない。中へ入ると電気付いてる魚屋さんへ「まだ買えますか?」おかあさん「どうぞなんでも刺身にしますよ~」でかつおの刺身を選ぶ。旦那さんが捌いてくれます。「残りもんだけどかつおのたたきも付けるから持ってきな~」。「え~ありがとうございます」安い。
 ゲストハウスを目指す、スマホで探すが右折ですと言うけどおっ何処?病院のパーキングだ。無い判らんな。パーキングの端まで行くとスーパー見えた。ビールと稲荷とヨーグルト等、明朝のパンを買う。レジでゲストハウスケイ何処か教えて下さいと。言うと「ちょと待ってね~~」とおねえさんメモ用紙に地図書いて下さる。「ありがとう」地図の通りに行くと看板有った。到着。
 部屋は玄関入って右です、カーテン有って区切れるように。「どちらですか?」「好きな方使ってね」。で風呂へ入る。予約時は相部屋ですと聞いたがキャンセルになったか一人で広い部屋に寝ますテレビも無い。
 もう1組泊ってて風呂出て飯食おうかなと思う頃には外食へ出られたようだ。キッチンテーブルで一人テレビ見ながら夕食食べます。

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