お遍路4日目16年11月2日18番恩山寺~19番立江寺

お遍路さん4日目16年11月2日行き当たりばったり18番札所~19番札所
世の中には「目に見えるもの」と「見えない物が有るが有ります」。  
 お遍路18番札所~19番札所
 
 天候:晴 
 徳島~18番札所:朝ビジネスホテルを出て駅前へ出る、駅前に居てる案内人さんに声を掛けられて、「何処へ参られますか?」「十八番恩山寺です」というと「そこのバスターミナルから出てるから聞かはるといいいですよ~」と教えて貰います。「ありがとう、先に朝飯どこかで食べますわ~」とまずコインロッカーを探す、地下に降りて重いリックを納める。その後に1階にあるスタバへ入るとコーヒーの好い匂いがします。勿論尾張みたいなモーニングは有りませんから、レジに並んでるパンを温めて貰い食べます。
 ゆっくりコーヒー飲んで、今日の分の納め札に日付け名前と県名とか書きます。出てからバスターミナルの切符売り場へ行って恩山寺行の時間を尋ねると、「今9時25分が出たばかりです次は12時25分です」。あらま~おじさんの言うこと聞かなかった。
 「え~出たばっかり~?」今9時45分なのだ、ゆっくりし過ぎた。
 田舎過ぎる(徳島の方ごめんなさい)1時間に1本も無いのだ。前もって確認しなかったのも悪いが?初めてなのでまあいいかです。3時間も先か~しかたないのでタクシー乗り場でタクシーに乗ります。プリウスのタクシーは始めてだ。
 「あわてても皆行く先は同じ所、あわてなさんな~」(正確ではないが語彙は同じ・行く先は=地獄極楽も含む?)って何処かで書いて張ってあるのを読んだ。「あわてなさんな~!」です。 でも12時までは待てないので。
 車は南へ向かう・国道55号線を走ります2車線の広い道路です。車は多い~恩山寺に向かう歩き遍路さん居てます。井戸寺っで見た緑色リックの方です。
 井戸寺からでも16.8キロとか有るはず、徳島駅からでも12キロ有るのだけどやっぱり歩かれるんですね~。泊まった宿によるけど歩くと3~4時間かかる凄いな~。修行なんだな~ワシも歩かないといけなかったか。
 国道から折れて狭い遍路道へ入っていく、少し山道を登って恩山寺駐車場へ。ありがとう~とタクシーを降りる、ここまで3040円。
 杖突いて坂道を50mも上がると石段。石段の上がお寺で左側大師堂・正面が本堂で昔ながらのお寺さんです。今盛んに読経が上がっております、大人数が参拝中~先ほど大型バスが居ったからその団体さんの声が高い高い~。
 脇から納め札・お賽銭を入れてガランガラン、お経を上げます「むじょうじんじん・・・・~」。団体さんの般若心経に負けそう(つられる)。
 自分が終わると次に大師堂ですが又も先に団体さんが居るから堪らない、先にトイレへ行く。トイレから出るころに団体さんがどっーとトイレへやってきた。皆さん年取ると近いからね~良かった先に済ませておいてです。でも女性が多いですね~先達さんも女性でしたから。女性の方が信心深い、または暇?かも。
 また大師堂へ登って参拝、納経所へ。納経所も添乗員さんが居て沢山の納経帖・軸・判衣(遍路の白衣に判を押す)を受け取っていました、ここは待ったりしたから45分程も居て次の19番立江寺へ向かう。大型バスが1台だからまだ良いが3台も居たら堪りませんね~。
 18番~19番札所:恩山寺より車道をちょっと下ると、案内板が有る・右手の牛舎の中を通って(抜けて)立派な~竹藪(孟宗竹)の中の遍路道へ山歩きみたいで気分良い。土が柔らかく歩き易い道へ笹の落ち葉に敷きつめられて、土の道はほっとします。弦巻峠(義経軍が峠の向こうに敵が居ないから弓の弦を巻かせた故)という看板が出てて少し登ると狭い車道に出て峠を越えたようで下り坂になる。遍路道の印に従い下っていくと今日は周りの斜面はミカン畑になります。
 さらに下ると日当たりの良いミカン畑の中で作業中のおじさんが居ます。「こんちわ~すいません~ミカンを2つ3つ分けて貰えませんか?」と尋ねると「お金はいらない持って行きなさい」と5個も6個も頂く。「ありがとうございます」そのままさんや袋とアタックザックへ入れて歩きます。
 ミカン畑の道は右折・曲がって行き畑のあぜ道です、さらに民家の塀と民家の間の狭い通路を通る~・と庭の小母さんが挨拶されます「こんにちわ」「こんんちわ!」ちょっと待ってで飴を頂く。またまた「ありがとうございます」合掌。これが話に聞くご接待で一期一会ですね納め札をお渡しする。「目に見えるも」と「目に見えないもの」
  すぐに道路に出て順路に従い歩いて行きます。昨日の疲れは大分取れて歩いても大丈夫だ。アスファルト道は結構足に来ます・足がジンジンしますから。両方向1車線の道路、車がすごいスピードで行き過ぎる。歩く所も狭いので時々は道脇に止まってやり過ごす。 ミカン畑や家々を眺めゆっくりめで歩くと次第に登り坂です。前から向こうから歩き遍路さん1名がやって来たので頂いたミカンを1つ差し上げる。
 「頂きものですから~」、「ありがとう」お互い「がんばって~」です。
 坂を上がり切り次第に下っていくと見張り員さん(工事?)とお遍路さん無料休憩所が有ります。見張り番のおにいさんが飛び出てきて手を広げ「休んで行って下さいお茶も有りますから~」と云われます。「ありがとう」と折角お誘い頂いたんで休憩しますこれも一期一会。サーバーから冷水を飲む。トイレもついでに借ります。
 はこ番風の休憩所(作業員の休憩施設だそうです)で見通しも良い。また一人歩き遍路さんが通ります、同じように手を広げて誘って見えますがその方は断り先へ進んで行かれた。きっと20番まで行くお気持ちなのでしょう。緑リックが見たこと有るので18番にもみえたしはっきりとはしないけど17番井戸寺にも見受けた方のようです。同じような行動パターン・時間帯になるんだ~。
 ご接待を受けたら断るのはあんまり良くない、出来るだけ受けなさいとどこかに出てた。とらわれない心・こだわらない心、これは難しい歩くのは修行。
 又道路沿いの歩道を歩きます、すぐに花火屋さん(煙火工場)が有ります。先へ行った遍路さんはもう見えません。暫く道通しに歩くと信号機で右折、昔の道(遍路道へ)入る。目印に従い町中を歩いて行く。紅い欄干の橋を渡ると間もなく立江寺です。
 立江寺は町中だからか?恩山寺よりお金持ちの感じがします。本堂・大師堂とお参り、納経帖へ朱印を頂く。トイレを使ってから立江駅へ向かう。大雑把に左だよね~と歩き出す、すぐに駅への道路標識が出てた。間もなく駅、時刻表を見ると徳島行13時3分発。
 今回は区切り打ちというかお試しの遍路旅です。難所を避けてるから第12番焼山寺12.9キロ7時間12番から13番大日寺20.8キロ長い~。それと第20番鶴林寺では13.1キロ。今回は難所へ向かう心の準備がまだできてない。
徳島駅9:50~タクシー~10:15恩山寺10:54~12:20立江寺12:52~13:00立江駅13:08~14:00徳島駅    歩数15.831歩
区間  寺院名   距離 時間
17番→18番 徳島→恩山寺 16.8km タクシー
18番→19番 恩山寺→立江寺 4.0km 1時間20分



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