3月26日(水)ランタン谷2日目

ロッジ前から天を仰ぐとランタンU。

3月26日(水)ランタン谷2日目

 夜は湯たんぽを入れて頂き暖かいシュラフで休む。モーニングコール6時、ロッジの部屋のドアをサーダーが叩いて起してくれます。まだ外は暗いです。熱い紅茶とビスッケト、その後ウオッシングと云って洗面器に暖かいお湯で洗面します。洗い終えると窓の外は明るく白んでいます。あいにく崖の上側はガスで視界は無いようです。
 6時45分朝食、おかゆとキャベツ・ニンジンを煮たものと、パンケーキはジャムか蜂蜜で食べる。コーヒーも有りますが紅茶を飲む。外へ出て上を見ると山が見えている、ランタンUだと思う。垂直の崖上に凄い高い所に見えます。
タルチョーとランタンU 連なるマニ石 ランタン谷特有のU字谷山が近くなる。
 8時に出発して生活感の溢れる村の中を歩いて抜けます。水場で水を汲みに来た婦人は歯磨きをしている。羊の群れを連れた子供が道の脇を通リ山手の草地へ放牧していく。スグに30分ほど歩くとマニ石の連なる所で小休止。
 今日も西洋人には追い抜かれるがここはゆっくり「ビスタリ・ビスタリ」と云う。余り登りらしい道も無く割りと平坦で歩き易い道を歩いていく、今度は1時間程休みを取らず長く歩くようになる。でも長く歩くと途中3度程休み、又大岩にタルチョーが掛かった所で又休みと休む回数も多い。キャンジンの手前でも休むが風が大分強くなる。高度が上がって来た。
 気持ちの良い平坦地で小休止する。アル程度は歩くが休みも取る。水分とカロリー補給する
アイリス・これも背が小さい。 タルチョー(魔よけの旗)とヒマラヤ
 ロッジのタルチョー(魔よけの旗)と雪を纏うヒマラヤ。
 すぐにキャンジンの村、今の休みは昼食の為の時間調整だったようだ。3800mを超えたので息を意識して吐き出し又吸うと行く事を繰り返す。
 最後の休みの後20mも登るとこじんまりした村が見えた、キャンジンゴンパ12時着。
 高度3840m。左から2軒目の2階建ての綺麗なロッジが今日の宿です。

 昼食と一休み、希望者のみ4200mへ14時から出発する。
ガンチェンポ6387mの右の山かな雲湧いてる。 キャンジェン村とランタン谷の山々 ガンチェンポの右隣の山ポンゲンドクプ5930m。
ガンチェンポ
キャンジンゴンパのすぐ裏の展望台4200m。 ガンチェンポ
 3800mから4200mの展望台まで・苦しい思いをして登りましたが生憎ランタンリルンは雲の中でした。
サーダ・ペンパ・ノブル・シュエルパさんとFさん管理人。 ツアーの皆さん。76歳のおとうさんも居る。
 ロッジで昼食後休みを取り、14時に希望者13名中10名が登ります。翌日聞いた話では最高齢の76歳の方でしたが、相当苦しそうに最後尾を歩いてみえました。76歳でも登れるんかいな?凄い〜。でもユックリ登るのと休んでばかりいるので16時15分に皆到着しました。サーダーのペンパさんがジグザグ道をゆっくりと登られたお陰です。急に動くと息が切れ深呼吸をする。やはり4200mはシンドイですね。
 登ってる背名側正面にランタン他にを隔ててポンゲンドクプとガンジャ・ラ(峠)5130mが見えます。峠はあの辺りかな?って思う超えて戻れるそうですが、今は積雪多く無理夏の間の道なのかな。以前行きたい思った所です。

 皆で記念撮影後急坂なのでゆっくり下ります、前の人が歩くと砂埃が立ち目や口の入る。マスクをする。時たま浮いた岩が落ちて危険だ。ロッジ着17時25分。今回目薬とリップクリームを忘れた、空気が乾燥しているので唇が乾いて荒れるのと目に埃が入り易い。
 
 夕食時ビール1本300Rを飲むが高度の為に酔いの周りが早いから直ぐにふらふらで弱くなりました。すぐ後ろの薪ストーブが暖かい。
 夕食後食堂で、レッサンピリリを皆で歌い踊る。使わないシャツや靴下を渡した後の感謝のパーテーだそうです。
 「もし使わない物が有りましたらお願いします」と、出発前にツアーリーダさんから依頼が有り持参したものです、使わない旧式のヤッケとズボン・靴下を出して上げました。。

 寝る前に外へ出ると星空です、久しぶりで星を見た。オリオン座の周りもぎっしりと見える限りの空には、これほど星が有ったのかと思える星の数です、日本と違い電灯も無く空は冷気で澄み渡り寒いです。
三本槍のキムスン6745mこの尾根上左にランタンリルンですが見えません。 ガンチェンポ二夕陽があたる。

ホームへ戻る ランタン谷1日目へ ランタン谷3日目