16年の山 17年の山 18年の山 19年の山 20年の山 21年の山 22年の山 23年の山

H18年10月9日御池岳再訪・池巡り山行

 鈴鹿御池岳へ、Kさんと管理人。前回同様に鞍掛峠下へ駐車する。御池の池は25個あるとか数え方では30個有るとか???HPを探索すると極めた人は数少ないのです。池のことごとくを周り池名を同定するのはどうも至難の業という事が判って来ました。至難の池巡りを我が庭の如く歩かれている方、リンクを張らさせて頂いている鈴鹿樹林のハリマオさん山幸彦さん・鈴鹿山ある記さん等凄いンの方ばかりであります、他の方も有るかと・管理人がまだまだ知らないだけです。御池の本を書いて見える近藤先生等等、大御所さんも歩いて見える。道無き道なのでガスられてしまえば何処を歩いたか後で記憶が辿れない。昨日・一昨日は西の養老山脈と鈴鹿には雲が低く垂れていた、今日は好天。雲一つないので迷わない。
藤原岳と白く光る木曾三川と伊勢湾。
藤原岳と白く光る木曾三川と伊勢湾。

初完雪の御岳。
 前回トリカブトが咲いていたピークまで上がる振り返るとと初完雪の御岳。左に乗鞍・穂高が白く見える。ずっと左には白山。御岳の右に目を戻すと中央アルプス・南アルプスが懐かしい、アレが塩見かな。10月の北アルプスに吹雪は有るものと言われても、その山中の方はさぞ苦労な事だろう。大昔自分が友人と燕へ上がった時、キスリングの上にピッケルを付けていた。1〜2センチの雪で岩の上が滑り易く苦労した。
鈴北
鈴北岳・眼下には琵琶湖。

夕日のテラス
黄葉の森 オオイタヤメイゲツの樹
お花池  お花池へは鈴北岳より丸山への登山道を降りて行き、元池の標識が有る所から右へ。スギゴケの中の道薄い踏跡を辿り元池を右側に見て左手の尾根へトラバース気味に上がって行く。

 鹿の踏跡で糞が沢山落ちています。 尾根を超えると平らの所がお花池。茶色の水・オタマ。
 
 右側の崖に沿って遠くの奥の平を目指す、西のボタンブチ に着く、崖の上には雲一つない好天で見晴らしが良いので小休止する。ボタンブチの上から鈴鹿南部の山波を一望する。竜・手前へ静ヶ岳・銚子。釈迦に御在所・雨乞、すぐ手前の三角は天狗堂らしい。少し下ると丸池が有る。
前回は自信が無くて通った。一周するも標識は付いていない。 池に落ちている樹の枝で丸池と同定する。他の人のHPより丸池の写真を印刷してきました。
 日陰の二次林から高みを目指す。木の葉を透かして太陽光が落ちてくる、えも云われず良い雰囲気の所です。丸山の下を大回りする感じで歩いていくと、風池。水は少ない。
 丸山のピークの1190mの標高に沿って歩く、なんと無くトレースが有り踏跡に乗っかって天狗鼻へ出る。ボタンブチから幸助池へ行く。静かで幸助の池の標識が付いている、南側の岩のテラスでまだ早いがビールと昼食。日差しが強いけど涼しい風が滋賀県側から吹いて頗る気持ちが良い。充分休んだので再び奥の平の笹原を目指す、東池?らしいけど水は無くドリーネが2つ連なる。奥にも有る?。

丸池。 

風池
幸助池
幸助池。

幻池。

 もう根気が無くなり池巡りは中断、T字尾根を間近に見に行く。
 小休止後、真の谷の出合を目指してテープの所からトラバースしていく。すぐトレースは無くなり(見失う?)、県境尾根を目標に降りる。スキーの斜滑降の気持ちで緩やかに下る、勿論歩き難い。キューンと森の中で鹿の鳴き声。
 暫く歩くと8合目の標識の有る真の谷出合に出た、登山者が休んでいる、後は幻池を見てから登山道へ戻り鈴北へ帰る。
 
 今回も池巡りをしましたが、皆様の安全登山を願います。

 近藤先生の御池岳に収録されている、奥村先生(鈴鹿の地図)のコメントを最後に記入して置く。
 1、御池巡りはササと潅木が密生し大変迷いやすい、単独や不慣れな方は入らない。
 2、雨天や時間の余裕が無い時は入らない。
 3、ルートの良く判る人や地形を読めるリーダー格の方と同行して下さい。
 4、迷子になり登山道へ戻れないことを考え、食料・水・ビバークの用意と覚悟をして下さい。
 
参考タイム
  鞍掛トンネル7:40〜峠7:56〜鈴北岳8:56〜お花池9:25〜西のボタンブチ〜丸池10:00
  〜風池 天狗の鼻10:25〜ボタンブチ〜1035幸助の池11:20〜奥の平〜真の谷出合12:20〜
  ヒキガエルの池(幻池)〜13:20鈴北13:35〜14:20駐車場

ホームへ戻る