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H18年6月2日梅雨前の銚子谷と静ヶ岳

 最近は身にしみて体力が落ちたと感じる日々です、その分若い頃は見えなかった物も見えるようになる。山の花や・樹の若葉・水の清冽な飛沫、美しい自然が身にしみる年の様です。
 朝から曇り、雨は?
 若い時でも、1度ほど水に落ちた銚子谷の沢歩きに行きます、昔を取り戻せるか取り戻せないかを試しに。昔は地下足袋・草鞋履きの沢歩き、銚子谷は蛭もきっと元気でしょう。
 装備はヘルメット(ロードレース用)・捕助ザイル20m・カナビラ(人に揚げたので少ない)・シュリンゲ・捨て縄用の細引き。水に落ちた時にと着替え。
 早朝の出発、青川林道いつまでも工事中なのかゲートに鍵が掛かっている。キャンプ場まで戻り車を停める。林道終点まで歩くことになる片道30分なので帰りも入れると1時間余分に歩くのです。
手堀のトンネル。
トンネル向う側は銚子谷。




トンネルを出て沢に降り立つ。
銚子谷出会。
ヒメレンゲ。
 ガラガラの大岩や、昨年の大雪で倒木が多く沢筋を塞いでいるのを幾つも乗り越えていくが、核心部が現れないおかしい。むうまあ良いや。
2m滝。 雌滝3m、日が差さず暗い。
  滝が現れるとつい水の脇を登ってしまう。滑らないようにステップを確実に。
 奥に大きな釜と3m滝が有る。膝下まで水に浸かり取り付きまで歩く水は冷たい。3歩登り残置ロープにすがり上に抜ける。この一箇所だけかしら、滝らしい滝・雌滝かな。
三段滝。 静ヶ岳分岐。
 どんどん沢を詰めていき水量もへり、左手に4・10・5mの三段滝有り、コースが間違いのないのが確信出来たが、銚子大滝もゴルジュも消えてしまったのか?高捲きコースは取らなかったのにね。昔歩いた谷が無くなってしまったのかな?持参したシュリンゲ等無用の物でした。
 
 そうこうする内に沢も終盤に来て、後は樹林帯の急登だけになり、枝に身体を預け持ち上げていく作業を続ける。
 11時を少し過ぎた頃良く踏まれたトレースに出る縦走路也。平坦な所で休み、沢に入り膝下まで濡れたので着替えをする。靴下を脱ごうとすると蛭です、吸血はされてない、で摘んで捨てる。歩きながら足元を確認してたのに、曇りだから元気なのだ。着替え後ビールタイム。

 昼食後静ヶ岳へ向かい歩く尾根にはヤマツツジが咲き、四十雀が目の前まで来ます。ビールで登り坂がしんどい30分程で到着、辺りはガスで視界は無い。周りの下草はイワカガミの花が咲いてます。 
 静かな山なので・・・静ヶ岳なのか?
 こんな山奥の山なのですが、休んでいると元気な静御前が幾人も到着。「どちらから?竜からみえたの?」「沢からです。」「銚子谷?」「そうです。」「早いわね4台車止まってた。」と言う具合ですね。風に当たっていい気でいるのに気分が現実に戻される。オシャベリには勝てずすごすごと下山することにする。

 カメラのメモリーが一杯です、で写真はイワカガミで終了でした。帰ってから気がつきましたがビデオを入れたのでメモリーが満杯でした。
 スケッチは1人ですが、男性2人に静御前は3〜4人でした。狭い頂上はまあ満員です。
静ヶ岳山頂にて。
参考タイム 青川キャンプ場7:15〜8:30銚子谷出合〜11:15縦走路11:50〜12:30静ヶ岳12:50〜13:45冶田峠〜15:20キャンプ場
           (休憩・撮影時間を含む)

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