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H18年6月10日横山岳(滋賀県)

 土曜日の朝は何時もですが、1週間の仕事のストレス・疲れで目覚めが悪い。目が覚めても布団の中でダラダラして起床できない。トイレに起きて又布団に入りうとうととしている。
 今日は天気が持ちそうなので珍しく老体に鞭打って出かけました。ここ横山岳は春も花が多い記憶が有ります梅雨時はどうかな。

 白谷の駐車場に着くと既に関西・三河ナンバーが3台停まってます。高速を走っていた時に見えた山々には低い雲にかかっていました。北部は晴れる予報ですが薄い雲の下蒸し暑い歩き出しです。植林帯の急登を一汗かいて登り切ると、林道に出ます。林道を歩きますと前登った記憶が戻ってきます。ツリフネソウが咲いていた辺りも青草が一面です。すぐに太鼓橋・鉄筋の普通の橋で此処から沢沿いに上って行きます。雨で水分を十二分に吸った青草が猛々しいほどに踏み後を隠してます。所所崩れた箇所も有りシシウドが群生する斜面が多い。コースは黒い泥土に濡れて滑りやすいので注意して歩く。甲高い駒鳥のヒヒン・カラカラの声が沢音を越えて響く。

 山を歩いている時は何も考えずに歩いていて、滝の飛沫や森の香気で気持ちが和らぐ。帰宅した後で山で撮った写真を見て整理しても、その時の事を思い出しリラックスするようです。
経の滝
ミヤマキケン
 歩く内に汗を掻いてくるので虫が沢山顔に集まるホンとウッとしい。経の滝は三段に別れ飛沫を飛ばし滝壺近くへ行くと涼しい、で一息入れる、マイナスイオンが一杯飛んでる。
 沢なのでか植生が深く黒い土で地味が良いのでしょう、ミヤマキケン・ミヤマハコベ・ニリンソウ。尾根側にはウツギが咲く。沢の中洲にお花畑が有りカメラを構える、昨夜は雨か霧なのか葉に水滴が集まっています。
 少し疲れが来た頃に五銚子滝、見た目三段の20m位有ります。一人登山者が休んでいますから先へ出ようと歩き続ける。滝から尾根まで上がる間が急で落石帯です。先行者に岩を落とされても嫌ですし、管理人が落としても駄目なので、充分落石に注意して固定ロープが流してある斜面を上ります。

チゴユリ ミヤマハコベ
 行けども急で滑り易くロープで片手を確保しながら登る、少しでも平坦ですれ違いが出来る場所まで踏ん張る。やっと平坦地で二抱えも有るブナがある、ザックを下ろし休む。太鼓橋から休み無しでしたので水分とアンパンを補給する。
ニリンソウ ブナの大木
 休むと森の冷気が有り、フィティンティットで気分が落ち着く・先ほどまで急坂を気を張って歩いたから深呼吸が快い。汗びっしょりの帽子を脱ぎタオルを頭に巻く。尾根の両側は自然林で谷へ下がる斜面に、トチノキの大木が白い花を枝毎に塔を建てているように目を引く。頂上ま300mと標識が有りまだまだ急だ。
山頂  100mの標識を過ぎると平坦となり笹も出てくる。ブナの大木から40分かかる。やっと山頂です
 山頂では1人のみ先着者、切り開きから下を望むと琵琶湖が見える。シートを敷き靴まで脱いでビールを出す、まだ冷えていて旨い、行動食で昼食。
 その後途中で追い越した人と、2人連れが着く。1枚スケッチしてから出発する。
東尾根が新しく開かれたそうだ。東峰へ向かう、途中花が多く咲く4〜5月はさぞ見事でしょう。6月なのに窪地には残雪が残ってる。 
森から痩せ尾根状になると、頂上では見ずらい感じの琵琶湖も良く展望出来る。
 手前の余呉湖と山(賎ヶ岳)の向こうに白色に光る湖に丸い卵形の竹生島が浮かんでる。

ユキザサ カタバミ
  30分程で東峰に、小休止してから東尾根へ下って行く。おおー本当にブナの森が続く。足元は道が荒れてなくてフカフカで飛ばしても気持ち良い。昼を過ぎた辺りから日差しが出てきて気温が上がり暑くなる。下部は植林帯で真下に林道が見えて来ました。

参考タイム 白谷登山口8:00〜8:50太鼓橋〜9:15経の滝〜五銚子滝9:30〜10:45横山岳11:15〜東峰11:45〜ブナの東尾根〜         12:47駐車場                 (休憩・撮影時間を含む)

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