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H18年8月20日〜8月22日赤石岳〜荒川岳(南アルプス3日目)

マツムシソウ/南アルプスの花のページへ。
 8月22日、早朝3時起床、霧雨の中テントを撤収。4時ライトを灯し歩き出す。ユックリ歩くが雲が掛かりご来光は無い。30分も歩くとライトを消し黙黙と歩く・Kさん何か花の匂うと云う。うん荒川のお花畑を通過しているのだ花が沢山咲いているのだろうKさん「花の匂いが凄い」と言う、甘い香がしていて虫の羽音が時々する。まだ暗いのでカメラをは駄目です、白く光る花を見ても歩くしかない。遠くで雷光。
左三伏・右千枚。20代の時向こうから縦走して来た。
荒川の稜線へ出る・左は三伏へ。
荒川避難小屋。出来て12年30年前は無かった。
荒川避難小屋昨夜は7人通行登山者トイレは有料。

塩見とチシマキキョウ。 お花畑と塩見。
 1時間程歩いて休む、上へ出たので風が強いので岩場の下まで行く。すぐ上に稜線が見えている。稜線へ上がると雲海が素晴らしく声を「おー」出す。
 荒川中岳〜下に避難小屋が有る、結構立派なのです。夜が明けて明るくなりました。
赤石岳。
イワギキョウと赤石岳。
 悪沢へ向かって一度下り登る。途中の尾根は花が咲いてガスの消えた山の写真を撮る絶好のポイントです。先に行って貰い写真を撮る。追いつくのにシンドイ。
 7時悪沢岳(荒川東岳)、千枚小屋の人で満員です。
2年越の悪沢岳・最高です。
 平たい山丸山を通過して千枚岳へ目指す。痩せ尾根・岩場有り・タカネビランジ・イワオウギ・ミヤコオトモヨモギ・タカネウスユキソウ、の花畑有りで又時間を取られます。千枚岳で休んで小屋まで下ります。岳樺の森を下ると30分で小屋で9時になる。標識には椹島まで4時間と有ります。水を補給してから出発する。
マツムシソウ。 イブキトラノオ。
 歩いても歩いてもシラビソ・米栂の森が延々と続く、明治30年代に伐採されてその後世代交代・自然再生した森だそうです。時々休んでは又歩き出す。充分1時に間に合うとユックリ歩く、時々登り人とすれ違う。林道の為旧道が消えて新道へ少し歩き辛い。水場で沢山休んでいる。皆さん酷く疲れているように見える。

 後でその訳が判るがその時は気がつかない。
 歩き易い平な道が通行止めで左側の尾根へ登って行く。エッー何だ、道が無いのだ。どうも残り4時間では椹島には到着しそうにない。千枚小屋でも注意書きしてなかったようだ。いままでのコースタイムで予定を組んでいる。

 前を行く3人連れを追い抜く。急な岩場・梯子・階段有りまだ登る・・・・・堪らない。1時はとても間に合わない2時も心配に成るほどだ。
 まだ新しく開かれたばかりの道、酷い道だ。日差しが出て暑いし何時旧道へ出るか・・・、30分ばかり悪路を行く。下りで疲れがピークになり乳酸が溜まった脹脛も硬く張り、昔痛めた事が有る左膝が痛くなり、痛テッテ、イテッテ。凄く時間が余分にかかる。ものすごくアルバイトを強いられ登山道崩落なんて何処の案内にも出ていなしネットでも聞かなかったヨー。
 
 旧道へなんとか出ると千枚側の平坦道が崖崩れで無いその為に体力を使い果たしへとへとに消耗してなんとか椹島に辿り着く、到着1時27分。完歩したぞと生ビールで乾杯「ぷーっ」旨いです、ヤット南アルプスは終わりました。

コースタイム 
 8/22 荒川小屋4:00〜5:35荒川中岳〜7:05悪沢岳7:15〜8:20千枚岳8:30〜9:00千枚小屋9:16〜シラビソの森小休止10:10
ガレ場13:00〜13:27椹島  バス14:00〜15:00畑薙     (休憩・撮影時間を含む)

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