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H20年12月6日美濃・天狗山途中まで

雪降る射撃場入口
 今日はメンバーはKさんと自分です。初めての山へトライ。尾張平野は晴れ上がり行く手の岐阜方面は黒い雲が出てる。
 トンネルを出ると雪が降り出しています。有名な雪国では有りませんが同じように雪雲がどんどん雪を降らしてます。
 自分としての初雪・急坂・登山道無=薮漕ぎ=小冒険=やばい?。
 登山道を探して車から歩きはじめるとトラックが来て、ヘルメットのおじさんが降りてくる。「どこ行くの」「天狗山ですが」「登山道?」「射撃場の入口手前から右の植林の急な尾根から取りつく・・・・・」「猪狩りで行くから少し上がるとテープが付いている~猪のヌタ場がある~」と教えてもらう。
 「名古屋周辺 山旅ガイド 1996年2刷」の踏査年月1993年の為現在と相当様子が違う茶畑が見当たらない。が山頂より南へ派生する尾根を787m経由直登するコースだ。25000の地図を忘れてるので教えてもらった箇所から登る。
 雪が歩きだしから降っていて寒い。天狗山付近。登れなかったので「又来ましょう」とKさんに言われる。
 
自分らのトレース、見る間に積雪で消えてしまう。
振り初めて直に一面の銀世界。
 「天狗山は何も無いよ、ダム湖も見えないし横山岳の方が良いよ」「向こうに大きな熊の足跡が有ったから」「えー!」「出会っても熊が先に藪へ避ける~ガサガサしたら知らんふりして行き過ぎろ~もしも出会ったら面と向かって目を反らすな~弱いと思うと向って来る奴が有るが大概向こうが逃げる」そうな「ありがとう」と言って別れる。
 山に何も無くても山を歩けるのが良いのです。ハンターさんの猪と知恵比べを羨むこともなく、元々山登りは何かを徳をしようと歩く訳でなく、只無心に歩く。
 射撃場手前の道を右へ9時15分から歩きだす、ハンターの人に教えて貰った山道を這い上がる。無心所か歩く事に集中しないと急坂と雪と雪の下に有る枯葉で滑ること甚だしい。ズルッと左足が滑る、手を付く。踏み跡らしいとこ歩くのだが、薮をも掻き分けて行く。木の枝にも捕まり乍30分も歩くと植林の杉にテープが有り直にヌタ場です、少し休む。
 Kさん手が痛いと手袋を毛糸に変える。滑って地面の雪に手を付くし雪の付いた枝を掴むので手袋は濡れる。
787mピーク下の尾根を見る
 杉林を抜け広葉樹の尾根になる、どこまでも急で左手は沢になっており斜度がより強い。植林を抜けるとテープは無くなる、どこでも歩けるのでKさんは楽しそうにハイテンションで進んでいく。
 景色も見えず何処もかしこも雪の帳に覆われ相変わらず滑り易い。どうしても靴のビブラムの底に雪と枯葉がくっつき雪を落として、ちゃんと歩いてもズルッと滑る。登り始めから1時間半程登った、汗も背中にかいているので適当な所で木の上側で休む。
 体をゆっくり休ませる箇所は無く787mピーク手前の急斜面だろう、もう帰るかと相談して、濡れた手袋を変えてから下山する。
 滑るのと急斜面なので転ぶと大変なので一歩毎に慎重に下る、やがて登りのトレースが雪で消えており登っていない斜面をどうも下るはめになる。崖の上へ出てしまい左の斜面に逃げる。崖など記憶にないので登路と違うコースだ。登りより藪が激しくホンマに薮漕ぎになる。薮の薄い方へ方へと下山していく。杉林なのに手入れがされてなくて下草ばかりです。
 林の隙間に対面の国道が見え下まで間近になり、林道へ降り立ちほっとする。12時10分過ぎ車に帰り車の中で昼飯を食う。
尾根が写る上に肉眼ではもう一つ白く装う山がかすかに雪の中見える
 山を撮るが尾根が写る上に肉眼ではもう一つ白く装う山がかすかに雪の中見える。
 食後赤い吊り橋を探しに行く。朝渡った橋の大分上に橋が有り、「耕運機以外通行禁止」と有り道路へ車を止めて歩いて吊り橋を渡り茶畑を探す。漁小屋と先に農作業小屋が有る、しかし茶畑??Kさんが「これが茶の木だよ」よく見ると雑草・シダ・熊笹にほぼ覆われかけている所が茶畑らしい。良く見て行くが登山道らしい踏み跡も無い。茶畑も耕作が放棄されて数年以上立つようだし、山道もトレースさえ窺えず全く歩かれてないようだ。茶畑も直に自然に戻っていく・次回は鉈と赤旗をもって春・残雪の日差しが長い頃に来るかな。

 探索が終わり時間が早いので道の駅に有る藤橋の湯(500円)へ入浴してから帰る。新北山トンネルを抜けると揖斐川町北方は雪も止んで青空が覗いていた。

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