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H20年12月29日鈴鹿・雪の藤原岳

藤原岳展望台と伊吹山。
 H20年の山は藤原のご来光登山から始まり藤原で終わる。今日はメンバーは自分一人です。先輩のHPで烏帽子岳辺りでも大雪とか、こりゃ出掛けなくてはと急きょ山へ行くことにする。ワカンと軽アイゼンを準備する。
 今日は風も吹かず大変暖かい、雪は4合目下からちらほら残雪が出てくる。思った程には多くないのか?7合目からは5センチの積雪で雪の溶けて融けてシャーベット状です。下る方に聞くと「小屋までで下る・上は雪は50センチは有るだろう」。多い方が嬉しいので期待よりは少ないようだ。
 山荘前の広場に少し吹きだまり、天狗岩方面には靴のトレースとワカンの跡が付いている。展望台へはまだ誰も踏んでいないくて、ほとんどの方が下から小屋までのピストンのようだ。ワカンを使うチャンスだ雪と遊べるぞ。
 食後、ワカンを着けトレースの無い斜面へ踏み出す。途中胸までの吹き溜りで四つん這いで雪の上へ這い上がる、ハーハーと息が上がる。
 夏なら小屋から20分で登れますがラッセルで50分も係りやっとこさ到着。
雪の出てきた7合目下付近。
 途中トンネル手前の橋で車3~4台の交通事故パトカーが出て通行止め、旧道へ迂回して時間が取られる。次の橋をゆっくり走ると路面は黒くて縁には氷も張ってる。朝早くは橋の上は凍っていたようだ。こわごわ走り藤原・大貝戸口へ到着。

 今日は風も吹かず大変暖かい、雪は4合目下からちらほら残雪が出てくる。犬の鳴き声・・・四合目に出ると6匹の犬と迷彩服の猟師の方一名。「コンニチワ」猟師「雪少ないでいかんね・足跡が判るか判らん位だよ」雪は思った程には多くないのか?
 7合目からは5センチの積雪で、道の雪の溶けて融けてシャーベット状です。下る方に聞くと「小屋までで下る・上は雪は50センチは有るだろう」。多い方が嬉しいので期待よりは少ないようだ。6合目~7合目の杉林の上からは雪が解けて雫が雨の様に降っています、時たまドサッと雪の塊も落ちます。
 8合目に出ますが積雪量は少なく、何時も吹いている冷たい北風も吹いていない。
藤原山荘の前
 山荘前の広場に少し吹きだまり有る、天狗岩方面には靴のトレースとワカンの跡が付いている。しかし展望台へはまだ誰も踏んでいなくて、ほとんどの方が下から小屋までのピストンのようだ。今シーズン最初のワカンを使うチャンスだ雪と遊べるぞ。
 山荘の東の丘へ出て御嶽山と中央アルプス・南アルプスを展望出来る箇所で座り込む。目を凝らしても富士山は見えない。藤原からは見えへんのかな?鎌では40年程前の正月に見たこと有るけど。
 樹氷は太陽の光で気温が上がり溶け出してパラパラと落ちて行く。風は優しく吹き左程寒くないから小屋の外で景色を眺めてランチタイム。アンパン・ジャムパンと紅茶のお昼です。ビールは帰りを考えて自宅で飲むつもりです。
小屋の東から御嶽山と乗鞍。
白山遠望する。
 食後、ワカンを着けトレースの無い斜面へ踏み出す。ストックはトレッキング用で先が小さいから地面まで潜る、山スキー用の大きいリングを使うのがよいのが歩きだして気が付く。歩き始めは膝まで潜るのでゆっくりとした足運びでギュッと一歩ずつ確実に歩く。マユミの樹を過ぎてやや下る頃から雪が一部深い。最低部から夏道通りに歩いて行くと吹き溜りで胸まで来る。途中三度程胸までの吹き溜りに嵌る、やっとのこと四つん這いで雪の上へ這い上がる、ハーハーと息が上がる。雪が柔らかく深いのでそのまま四つん這いで5~6m毎に進む(山野井さん流かな・体重を四分する)のを繰り返す、潜らなくて早く移動出来るのだが、腰に負担が来る。雪と格闘するのでなくそっと雪の上に乗る感じ、単独なので交代する人が居ないからまあ好いか。
 展望台で一休み、沢山汗を掻いたので紅茶より水筒の水を飲む。下り始めたら一人ワカンのおじさんが「助かりました・落とし穴を作ってしまいました」と登って来た「イヤー・好いですヨー」と挨拶。今日ここまで来た人は自分と同年代のおじさんだけのようです。

藤原展望台より御池岳。
展望台より山荘と白山。
 山荘前に25分で戻り、帰りは楽でした。ワカンのまま登山道から左に切れ込み、新雪の上を8合目に向けて一気に下って行きます。無理をしなくて途中少しシリセードしましたが、雪が柔らかで滑りません。
 登山口9:05~9:45四合目~10:43八合目~11:30頂上小屋12:00~12:50藤原岳展望台13:00~小屋13:25
 8合目13:50~14:30四合目~14:55登山口

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