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H20年4月26日伊吹北尾根/御座峰・花を探して

ヒトリシズカ
 連休になり御在所岳近辺のアカヤシオも気になりますが伊吹山の花の様子はどうだろう。メンバーは何時ものFさんKさんと久し振りのY先輩です。天気が下り坂の予報なので、集合時間を早め6時半にしました。少し遅れて一宮を出発、伊吹山ドライブウェイのゲート前に7時45分着。今朝はゲートが開くのが8時と書いて有り、すでにバス一台と自家用車一台が待っていた。
 車を降りると曇り空の為少し寒い。歩き出すと花はまだ余り咲いて折らず、カタクリを見かけるが蕾と咲いていいのか迷う風情の花。
 歩き出しは一度下りスグ登って行くと時々は陽も差す。雲が低くて視界はあまり無い、木々はまだ芽吹き前が多くて鈴鹿と同じように今年は1~2週間は遅れている様子です。花との出会いは有るのかな?
 まずは見かけた花の写真をどうぞ・・・・・・・
カタバミ スズシロソウ
 ドライブウェイを走って行くと、山には若葉の中に山桜が多い、道路脇にもこの尾根にも、曲がった次の尾根にも山桜が次から次へと多く咲いている。景色の良い山桜が多いのです。車を路肩に停めて尾根を山桜の下まで急斜面を辿りたいくらいですね。勿論桜の下で花見酒。
 「ねがわくば花の下にて春死なん そのきさらぎのもち望月の頃」なんて西行詩集より。酔ってそのままでしたら幸せだろうと誰か先輩が言ったような記憶が。
 西行さん高野山へ御住まいだったので、平地の4月の桜より幾分遅く花を愛でるのですから今頃の山桜のことだと思います。
 山の桜は華やかでこんな遅くまで花見が出来るとは、車中からですが有料道路代金(3000円)も安いものです。目的地は北尾根ですから皆・Fさん「山桜が良いなー」と云い。
ハルトラノオ 良く見かけるヤマエンゴサク
 風がビュウビューと吹き抜ける登山口を過ぎて、草地のお花畑ではまだ咲きかけのカタクリがちらほら、空色のスミレが沢山。低木のブナの木かな?茶色に2本枯れている。歩いていくとイチリンソウがぽつぽつ・木の下にはミヤマカタバミが蕾んだままで白く固まって咲きかけてる、お日様が差さないと開かないのだろう。
 フッキソウ・ヒメエンゴサクが多い・暫く登山道を下っていくと柔らかそうな葉の下に紫色の花を付けているハシリドコロ。緑の草が多く白い花の葉の状態からイブキハタザオ?白い花は良く判りません。ユックリしていると仲間に離される。
 標高が下がったので自然林の登山道は若葉が出ていて気分が良い、下にはカタクリの花が多く咲いてます。
ハシリドコロ(花の中は薄い黄色です)
 始に書いたように薄ら寒かったのですが、歩くと陽も時々差して花が笑い、身体も暖まり汗をかく。シャッターを切るのに小さい花にしゃがんで・膝までついて撮るので皆に遅れます。Y先輩が復帰第一戦なので割りと平坦で楽なこのコースを選んだのですが追いつくのに必死になりました。追いつくと「休憩ー!」と後ろからお願いする。
 休んでももう寒くなく丁度良いようです。
 再び歩き始めてスグに国見峠よりの登山者さん1人に会う、国見林道の様子を伺う。「落石が多い・10台は停められる、バスは無理でマイクロバスなら入れそう・ここまで2時間強掛かる」「ありがとう」と分かれる。
 暫くして御座峰着まだ10時なので「早いから次の山まで行きます?」Y先輩「もうここで良い」の一言で記念写真を撮り見晴らしの良い草地まで戻る。
 草地は展望が良いが風が吹いて寒いので5m戻り樹木の風避けの有る登山道で早いビールタイムにする。森の中は風がなくほっとする暖かさです、久し振りで皆さんと乾杯する。Kさんはハンドルキーパーで飲まない、すまんねー。昼食を含めて一時間程休む。

アマナ(これも沢山咲いてます)
ザゼンソウ(初めて見ました) 陽が差し笑う様に開くカタクリ。
 充分休んでから登山口まで戻る、途中多人数の登山者2グループとすれ違う、バスツアーの人らしい。後半の方は天気が悪くなってきたので燕平辺りで休んで見えた。
 誰かが「オッ雷だ」遠くで雷鳴がする。雨の落ちる前に車に着きたい。
 他にヤマネコノメソウ・イチリンソウ・フッキソウ・エンレイソウ・ミヤマキケン等気がついた花達。まだ少ないけどしっかりと春が来て咲いてます。
メンバー 帰路振り返ると雲が御座峰へ低く降りてきた。

 途中振り返ると雲が段々と低くなり御座峰を隠してしまう。自分達もガスの中です、登山口の車まで来るとすでに周りは深い霧です雨は大丈夫でした。車のライトを点けて20mの視界しか無い中を慎重に下山します。
 皆さんお疲れ様でした。
 Fさんへ「下から登るのは笹又からです」。

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