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H20年6月1日鈴鹿/御池・鈴北の森

ぶな(三本有る内の1本)
 鈴鹿の御池・鈴北岳界隈は今年は初めてですね。もう今回は単独で癒しの森で大木探し。降りたり登ったりで疲れたけど尾根の稜線でビールタイム、まだ冷たくて旨かったです。30分も休むと森の中では熱くなった身体も冷えてベストを着ていてもじっとしてると汗が見る見る引いていく。
 昨年の5月末にもキハダ池を探しに行ったが空振りでしたから今回も探してみた。まずコンパスを合わせる・P1065で時計の高度をぴったり合わせる。さあこれから下るぞ。前の時も今回も単独なので方向の調整が利かない。前回は今より右手のタテ谷側を探していた記憶です、下れば下る程にずれるので修正しながら進む。頭の中で歩数を数え2割増しで着く。
 池の後はどこぞの尾根にぶなの大木が有るそうな・・・・探せるかな。
 
 ピーク手前の樹と藤原岳、オオカメノキが白い花をつけています。青空と白い雲。梅雨前の好天ですね。
 ピークで小休止してから東の尾根へドロップイン。方向を決めて下って行く。始め緩いが急傾斜となり滑らないように下る。コバイケイソウの葉が多く立っているが寝ているのも、多分人でなく動物も通るのだろう。左手に窪地が続き先の方に水気が有る。ここかなと周りを廻るとハリマオさんのHPで見たキハダの大木です。ここですねキハダ池は池からヌタ場へ移行しつつ有る。一息入れて木の周りも廻る。
 池から少し下りてタテ谷を横切り適当な尾根を決めて歩き易い所から登る。木漏れ日が差して大木が無くても緑の森が充分堪能する山歩きです。足元には時々鹿の丸い糞が落ちている。鹿道を辿る。
キハダ池のキハダの大木 キハダ池もう消えっかてヌタ場へ。

 ブナ帯へ出る、ここかなと思うが小ぶりかなでも両手を幹に回しても届かない、幹周り2m弱は有るような。崖を右手の尾根へ鹿1頭が白い尻を見せて逃げて行く。稜線まで出てビールタイム。ビニールシートを広げビールを飲んでからおにぎり。気持ちがよくなり上を見て横になります。空へ向かい緑の木の葉が濃淡美しく見飽きない。近くで羽音と四十雀の鳴き声、ズット近くに来てくれる。本ま自然の森の中は癒されますね。辛い事は思わなくて楽しい事を思い出せば良いけど何も思わないボケッとするようです。「すると少しは回復出来たかね。」「まあまあですわ。」ひとりごと、ちと気持ちが疲れぎみですかね。
 尾根と尾根の間には急な谷が穿たれていて尾根から尾根は渡れないので、一度登り稜線へ出てから次の尾根へと渡る。再度下り流離う。時間はいくらでも有るのでうろうろするが他には人気は有りません。森の香気を吸い風に吹かれて彷徨う。但し谷の急な所は下に落ちないように慎重に歩く。
 前より気持ちの良い尾根で大木らしい木が見えると5m先を小鹿が逃げていく。ぶなの木の下の窪地に居たようだ、ここを今日の目的地とする。自分が納得出来れば良いのです。ザックを下ろし又休憩にする。
1本目のブナ 3本有るブナの2本、手前は洞が有り。
 太いブナに抱きつき手を幹に回す、柔らかなコケがビロードのような感触で頬に当たる。フッーて深呼吸する。樹なのに暖かいの?
1本1本パナさんのように抱きついてから腰を落ち着かせる。座りこんで手帳にブナをスケッチする。でもスグに飽いてしまう、あきぽっくなったのかな見せる人も居ないしね。この森で時間を過ごせるだけ幸せかね。
やはりスミレ
タニウツギ
 兎に角歩き安い所を選び高い方へ目指し尾根の上へ上へと登って行くと稜線へ出る。遠くに鈴北が見えてきた。やっと鈴北岳、多くの登山者が食事中です。中には若い方も見える、良いことです。鈴北で休みを取り2個目のおにぎりとバナナ。靴を脱ごうとスパッツを外すと小さな蛭が居る、やはり居るんだ。そっと草の上へ枯れ枝で落とす。 後は乾いた登山道なのでもうスパッツは要らない。
 今回はバリエーションルートの為、コースタイム等は割愛します。そして皆様の安全登山を祈る。

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