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H20年7月20日木曾 御嶽山

夏休みに入っての御来光。
 ああもう今年も夏休みに入ってしまう、昨日から天気が良いのに何処も行かないのは詰らない。で何処?木曾御嶽山へ。なぜなら春山スキーに行きたいと思ったことが根底にあるようです。夜11時に田の原に着いた時は星も見え、王滝頂上小屋の明かりも見えます。
天気は良さそうです。ビールを飲んで仮眠する。明日の御来光が楽しみです。
 3時半に歩きだすが上の小屋の明かりは消え・登山者のライトの光が点々と登山道を標している。月が煌々と明るくて星が少ない。雲も低いのが出ている。
 御嶽山は今まで季節を変えて何回も登ったことが有るのに花には目が行かずに過ぎていたどんな花が咲いているのかな?
 
日の出前
 ああもう今年も夏休みに入ってしまう、昨日から天気が良いのに何処も行かないのは詰らない。で何処?木曾御嶽山へ。なぜなら春山スキーに行きたいと思ったことが根底にあるようです。夏休みでもサラリーマンの自分には関りが無い、盆休みまで待つのもいいが。
 遊びたい気持ちなのですが、40歳台のように白馬へ行くとか東北の朝日へ行くとか遠くへ出かける機会が減りました。極近い山々が多いこの頃です。
 夜11時に田の原に着いた時は星も見え、王滝頂上小屋の明かりも見えます。まだ登って行くライトの光は見えません。その代わり車を止めた駐車場は車で一杯上の段はまだ余裕が有りそうです・テントを車のスペースに2張りも有ります、仮眠中か。天気は良さそうです。ビールを飲んで仮眠する。明日の御来光が楽しみです。
 3時に目覚ましで起される、水を飲んでから準備する。そして3時半に歩き出すが上の小屋の明かりは消え・登山者のライトの光が点々と登山道を標している。月が煌々と明るくて星が少ない。雲も低いのが出ている。小屋の明かりは見えないのはガスの為だったのかな?
 はじめはユックリ歩くと前から行者風の人腰の鈴を鳴らし下ってきた。「おはよう御座います」挨拶を交わす。少し目が覚める。
 道の両側の笹の上には露が降りている。親子連れを抜きアカッパゲを過ぎる、以前より道の整理が進み道普請の枕木が多くなったのを感じる。念の為上だけカッパを着ているので暑くなってきた。
 
 森林限界上へ出る金剛童子と言うそうな4時、東の空は白み始めて幾人かの講の人が休んで御来光を待って見える。ライトの明かりを消しザックへ入れ、陽が出るまでもう少し時間が有るのでそのまま歩き続ける。石室を過ぎて富士見石(2625m)の所で右手の崖側へ這い登る。直に這松帯で枝の上に上手に乗って越えて行く。黒い岩の重なる上へ上がりしばし日が出るのを待つ。風が有るが雨具を着ているので寒くは無い。水をホースから飲む。
 
 ご来光4時50分頃雲の中から昇ってきた。まずなんだか判らないが拝んでしまいます、その後カメラのシャターを切る。

 上を見ると王滝頂上から上は黒いガスの中のようです、上はご来光は見えたのでしょうか?登って行く登山者はぽつぽつと後姿が見えます。
王滝頂上・人も少なく天気が悪く此処までで下山か? ガスの剣ケ峰
 王滝頂上・人も少なく天気が悪く此処までで下山かと思われる。まず帽子を取って参拝する、お賽銭の小銭を車に置いてきたので賽銭無しです霊験は無いだろうな。鳥居横のベンチに座り朝食のジャムパンを齧る・テルモスの紅茶。
 石垣の外は結構風が吹いています・何時も特に冬山の時はここで再度身支度を完璧にしてから八丁たるみへと歩き出す。
 冬程ではないがまあまあ風が有ります。視界は20m位ですが登山道のロープ伝いに緩く歩いて行きます。
 時々下山者にすれ違いますい、雨具かウインドブレイカーを着てます。剣が峰に着く頃にはカメラバックに霧の水滴が付き始め、30年前・年末にY先輩と歩いた事を思い出す。あの時はピッケルに雪の結晶・エビのシッポが付き出した。
 
 剣が峰5~6人の御嶽講の方が参拝中・隣で参拝(到着報告)する。風と霧で何も見えないので山頂には10分も居ないで下山。
転ばぬようになるべく人を抜かないように下山する。9合目を過ぎる下は霧の消え視界はまあ見ます。花の写真を撮りながら下る。
 8合石室上で暑くなり上の雨具を脱ぐ。大人数の講の方を遣り過ごす。先達は「六根清浄・御山は快晴・登らせ賜え・・・」皆さん唱和して登って行く。
 日も差し暑くなり汗もどっと噴出したので虫の数が凄い、自分もですがやはり登る人に群がってます、講の人達は慣れていてメッシュを被っています。
シナノオトギリ ミヤマダイコンソウ
コイワカカガミ
 シナノオトギルりリ・ミヤマダイコンソウ・イワカガミ・ぼちぼち咲いてます。イワカガミはもう花は終りが多く登山道の脇に残雪が有ります。雪の脇には何か咲いてるだろうがハイマツを越えて行かないと行けない。白い花を見つけると少しハイマツを跨ぎ写真を撮る。キバナシャクナゲです。
 
イワツメクサ(木曾御嶽山に多い)
 イワツメクサは登山道脇に結構沢山群落が有ります。砂礫帯が好きな植物です。コケモモが多く咲いていて秋が楽しみです。
 たまに果実の時期に会うと摘んで毒見します、小さくて腹の足しにはなりませんが甘酸っぱいです。慣れない人は他の実を食べる恐れがありますからお勧めする訳ではありません。
ゴゼンタチバナ コケモモ
キbナシャクナゲ
  御嶽山は今まで季節を変えて何回も登ったことが有るのに花には目が行かずに過ぎていたどんな花が咲いているのかな?
左上ゴゼンタチバナ何処の山にも咲いてました・右上コケモモの花。
左キバナシャクナゲハイマツに混じって白い花が見受けられる。。
カラマツソウ
下山時8合目石室付近。
コースタイム:田の原3:30~森林限界4:00~八合石室4:20~4:40富士見坂5:00~5:40王滝頂上6:00~6:20剣が峰~7:20八合目7:30~8:23田の原

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