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H21年7月15日 伊吹北尾根

キンバイソウ。
 7月16日北海道・トムラウシ山等でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を著します。マスコミではいろいろとガイドの判断誤りとか、無謀だったとか報道されていますが悪天候の中でどう行動するのか、自分の身は自分が守るしかない明日はわが身の中高年登山者です。

 天然の冷気・森林浴を求めて伊吹北尾根~。
 尾根が森状になった所で風の吹き抜ける気持ち良い場所、苔が付いてカーブしているカエデの幹に座る。「ザーザー」と風の声を肴に発泡酒を飲む。何年か前にY先輩と来た時、Yさん「ここでいいや」と歩くのは止めにしてビールを飲んだっけ。流石平日なので誰も通らない、獣の足跡と深い緑の木々。曇り時々晴れなので太陽が出ると木の葉越しに柔らかな陽が差す。遠近で鳥の囀るを聞く。
 忙中に閑有りではなく忙中に暇を作る~明日職場へ出ると大変だろうと思うが努めて考えない、主に風の声のみを聞いて一時間過ごす。歩くのを止めてしまうのは一人だから出来る気ままに半日ここで過ごし癒される。
伊吹本峰と山下に琵琶湖・竹生島。

 朝2度寝をして出発が9時になると行く山は御在所か伊吹山辺りになってしまう。御在所は鈴鹿スカイライン崖崩れのままなので峠まで車が入らない自ずと伊吹山を目指す。スカイランのゲートで3000円払う、山頂の天気曇り・気温20度風速5m、と表示されてました。
 仲間の月例山行6月の予定の山なのですが雨で流れた、遅まきながらも単独で花を見に行く。北尾根入口の駐車スペースに車を止めて朝食代わりの御握りを一つ食べる。雲は山の直近くを西から東へ流れていく、割と近くに本峰の測候所の棟が見えてます。
 谷から吹き上げて来る風は快い。琵琶湖も薄い蒼で光り竹生島がアクセントになっています。
ウツボクサ クルマバナ。
ウマノアシガタ

シュロソウ。 イブキフウロ。
クガイソウ。
 出発点から下るように尾根道が続く、伊吹山南面の登山道は切り開かれているが此処は生い茂り道を隠している。歩いて行くと時々チクリチクリと足を指すのは薊の葉。寄ってくる虫は少ない、アキアカネが3匹枝先にとまっている。クガイソウは今年初めて見ます。シモツケソウは咲き始めで、サラシナショウマは花芽が伸び出してます。森の中のギンバイソウは蕾がビッシリついて週末には咲きそうです。

 何年か前にY先輩と来た時、Yさん「ここでいいや」と歩くのは止めにしてビールを飲んだっけ。記憶は場所的には定かでは有りませんが暑くなく寒くない虫も居ない静かな環境でした。
 尾根が森状になった所で風の吹き抜ける気持ち良い場所、苔が付いてカーブしているカエデの幹に座る。「ザーザー」と風の声を肴に発泡酒を飲む。幹に背を凭れて天然自然のベンチはいいですな。残りの御握りも食す。
シモツケソウ。
ヒメフウロ。
 歩くのを止めてしまうのは一人だから出来る気ままに半日ここで過ごし癒される。山では危険な単独行をお勧めするものでは御座いませんご自身の判断で山歩きを楽しんで下さい。

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