8月20日、夜が明けて軽い朝食を食べる、東海フォレストのマイクロバスが7時にやってくる。ドライバー氏に聞きに行くと8時だが28人集まれば出ると云う、見回すが10人程しか登山者は居ない。時間が立つと次々車が集まり16人程になると、無線で確認してから満員でなくても臨時を出すというので乗車する。勿論前金3000円を3人分しかっり取られる。 バスに揺られて1時間ガタガタ林道を乗せて貰う。
レストハウス・売店受付で帰りのバスの時間を確認する。「2時が最終です・少し前には受付してね」。うむ・・・・・荒川小屋を相当早く出ないと間に合わない。
歩き始めは1時間連続で歩く・歩く内に汗だくだ、森の中で弱い風が有るが樹の間越しに日差しが照ると暑い。暑いのと眠ってないので段々ばてる・30分毎に休みを取って歩き続ける。
今日は赤石小屋泊なのでテントとか炊飯とか面倒なのはしなくてよいので気楽です。シラビソの樹がやっと低くなり水平道を行くと終に小屋に着く。
すぐにビールタイム500の缶で800円、27名の団体さんが賑やかなので、気が変わり皆と別れて自分だけ旧小屋に泊まるように交渉する。追加のビールも終り、小屋に寝場所を確保に行く。静かで無人でいいな。後で男性が1人泊まっていた、又朝気が付くのですが2階に女性2人泊ってるのでした。夜中のギシギシ音は?怖ーい現象ではなく上の人が寝返りとか動くから鳴るのだ勘違い。
夕食は5時、ビール500の缶、鮭のフライ、焼き魚、ご飯に味噌汁、山菜の付け合せ。
水場へ水を汲みに行く、冷たくて旨い。もう後はする事が無いので早いけど6時に寝る。 |
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旧赤石小屋内(素泊まり用)
仲間に勝手を云って一人で泊まる。30年も前は何処もこんな感じの小屋でした。もちろん素泊まりでシュラフ・食料は持参していた。懐かしくて泊ってみました。 |
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昨年は台風で敗退した赤石小屋。早朝の登山者。 |
8月21日朝食4時半、覚えずよく寝てたのだろうKさんに起される。まるで民宿の朝食のようだ、ご飯に味噌汁、海苔、玉子焼き、タクアン。南の小屋も大したものだと感心。バスに乗る為にどうしても小屋に1泊はしなくてはならない。泊って良かったと思えます、サービス良いです。
5時半出発する、尾根をトラバース気味に高度を稼ぐと富士見平、名前の通リ此処で富士山を見る。
山頂。 |
小屋から富士見平へ上がり一休み、富士山が良く見える。小赤石から尾根を下るとガスが一度上がり再び富士山を望む。 |
一度80〜100mも下るのだ手摺や木の階段が有る、米栂の森から岳樺帯になると下はお花畑だ、ハクサンフウロ・トリカブト・ミネウスユキソウ、ウサギギク。写真を撮りながら歩くので遅れる。岩棚で雨なら滑りやすい箇所をトラバース。赤石沢源頭部に出て一休み、ハイマツ帯になり沢の両側も花が多い、チシマキキョウ・マツムシソウ・ミヤマキンポウゲ・イブキジャコウソウ・シシウド。あえぎあえぎ登るとチングルマの実・風が吹きガスが上って来た。8時を過ぎると夏山はガスが湧く。見えていた山々も見えなくなる。 |
尾根の途中から赤石岳を望む、まだ相当高い。 |
沢の源頭部からは急登でチングルマの実の咲く尾根を登ると稜線でした、赤石岳の分岐の標識有り。ザックをデポしてから山頂へ向かう。山頂は10人程先着者が休んでいる、写真を撮りガスで視界が無いので下山する。小赤石で少し休み下を見ると荒川小屋の赤い屋根が見える。あっ雷鳥・子を5匹連れている。登ると大変な大下りを慎重に下る。山の上や遠くはガスで視界は無いが下部や歩いてるコースはまあまあ見える。 |
10時半大聖寺平に着くと、今朝千枚小屋から出た人とすれ違う。2人背中を見せている、正面が荒川小屋で左は広河原小屋から来る道。大昔、小渋川遡行して広河原小屋へ泊まり荒川小屋〜悪沢・千枚へ抜けた事が有る。
小屋へ着き取り合えずテント設営・水場はすぐ近く水は甘くて旨い、遠くにトイレは水洗も有る。ビールタイムと昼食。見えない景色(ガス)を見ながら駄弁る焼酎水割り、その内に自分は昼寝。夕食も早めで4時から明日に備え早めに休む。
夜小雨有る。 |
コースタイム
8/20 椹島登山口8:40〜大倉尾根〜14:10赤石小屋
8/21 赤石小屋5:30〜6:10富士見6:25〜7:25赤石沢源頭7:35〜8:25稜線分岐8:35〜8:45赤石岳9:00〜10:30大聖寺平10:40〜11:05荒川小屋 (休憩・撮影時間を含む) |
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