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H19年1月22日鈴鹿・釈迦ヶ岳

夜明け間近
 2007年の初登りは積雪も少なくて物足りない、お泊り山行も最近とんと縁が無いので山に寝に行こう。雪の山へ寝に行く等物好きで変人なの?勿論単独。日曜出勤の振り替え休みに有給休暇を一日足して2日。鈴鹿なら2時間で稜線に上がれる。上は雪が有り水も持参しなくて良いと目標を釈迦ヶ岳にする。 朝明の登山口に着いた、所があれ登山靴が無い、どこかHPで聞いたような話だまさか自分が・・家へ帰り往復すると3時間とか4時間掛るし一日パーになる、三重県に友達は居ないし。
 朝明から菰野の町まで戻りコンビニでおにぎり等を買い昼飯にする。旧道をうろうろするもスポーツショプは無いな、
小さな靴屋さん?靴も少なそうだゃ。ホームセンタ有るが、登山靴はやはり無くて探し疲れて長靴で山を登る事とする、昇れるかいな。
 再度朝明、松尾尾根下の駐車場へ着く、雪はガスの尾根の上にしか見えない。ワカンとスコップは車の中へ置いていく。歩き始めると小雨、雨具着用。少し濡れるが快調。雨が止むと雪が真横になって飛ばされていく。森の中なので左程気にならない。
歩き始めて1時間で大岩・小休止する。休むと冷えてくるので手袋をしてから出発、少し下ると残雪の上を歩くようになる、踏み跡は付いている。冷えて足先が痛い、やはり長靴なので良く冷える。
 
 上部へ上がると風が物凄い、痩せ尾根の大蔭へ出ると益々吹き募るので平坦な森まで戻りテント場を探す。先ず平に靴で雪を踏み込み固める、森の中も凄い強風でテントを張るのに苦労する。
 生物としての人は生命の危険を感じると脳が大層活性化するそうな。勿論自分は危険な事をしている訳ではなく、日常生活から脱出しているのが楽しい。風にテントを持っていかれそう等はどきどきします。風にテントを取られたら即危険な状態ですが足で縁を踏んで細引きをやっとこさ樹の根元へ括る。ザックを放り込み一安心。
 テントの中はばさばさと風が喧しいが、ガスを点け鰯の缶詰でビールタイム。持って来た文庫本を読むもすぐ眼鏡が曇り読むの止める。夕食はカレー饂飩を食べる。
 すっかり暗くなってからテントの外へ出て夜景を撮る。何度も時間を変えてシャッターを切るが薄い手袋では手が痛い。星が強風でチカチカ瞬いて見える。体の芯まで冷えてしまいテントの中で又ガスを付け手を温める。
四日市。 四日市夜景。
御来光 朝の釈迦ヶ岳。
分岐点。 ゴーゴーと風が吹き雲も低く垂れ込める。寒くて3度目覚めたが、7時から寝ているので良く寝たほうです。5時半に起き出し雑煮を作る。テントを畳み歩き始めると陽が昇る。一昇りすると松尾尾根の頭です。
 ハト峰への分岐点はザックを置いて釈迦をピストンする。薄く雪の積もった上には兎・鹿の真新しい足跡が付いている。

ハト峰を登る3岳人。
 猫岳へ登り返し縦走路は積雪は20〜30cmだろう。長靴はキックステップが難しいが柔らかい雪を踏んで歩く。8時35分にハト峰峠、温かくなり小休止。湧き水を汲みに行く、3人高年の岳人が上ってきた、「早いですね」と言われたので「釈迦の下で泊まりました」「えっー荷物軽そうですね持って良いですか」「軽いですね」「一応テントも」。話をしたら後で飴を頂く「ありがとう」と感謝の朝です。

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