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H19年5月3日鈴鹿・御池岳

石楠花。
 GW後半、穂高は夢のまた夢。今日も鈴鹿の山へ通います。御池単独、目的は昨年の池廻りで秋の終わりになっても行けなかった空池(空の池)へ。連休なので駐車場はすでに満車状態。皆さんはコグルミ谷を目指して登って行く。 自分は登山道では無いコグルミ谷右岸尾根へ這い上がる、2次林の中へ入ると小鳥の囀りが賑やかです。時々地形と2万5000図を見て現在地を確認する。痩せ尾根を行くともうすでに石楠花が咲いていた。
 空池には真の谷出合を過ぎて、尾根を3つ沢の源頭部も3つ上り下りして探す。葉が出揃っていない森の中を歩くのだが、見通しは良い様で悪い、それらしい地形が無いぞ、判らない・・・・・。
イワカガミ
今年初めて見るイワカガミ。
 何時もコグルミ谷を登るのだが人が多そうなのと、何時も少し知らない所を歩きたい要求が有る。前々回知らない谷を下って苦戦したので、20mサブロープをザックに入れている。それに空池を探すという宿題も池が判らなければ次回も探しに山へ行く事が出来る。目標が有るのはいい事だ。悪夢になりそうなら有るけどアコンカグアではね夢にならない。
 急で滑り易い斜面を登り、上を目指す。鹿の糞があり鹿道を歩く。斜面をトラバースして行っているので、鹿道から離れて急登する。少し平らになり一服、小鳥達の鳴き声が元気に聞こえる。南面から陽が差して明るい森です。尾根状になり人が歩いたか獣道かは?しかし歩き易くなり地形も地図通りで気持ちよく歩ける。痩せ尾根状になるとオッとピンクの花・石楠花が目に入り写真を撮る。花は少なく裏年なのかと思う。
 
ヤマエンゴサク こぶし
ヤマエンゴサク
一つだけまだ若いカタクリの花。
カタクリ峠のカタクリはもう色が薄れ花の終わりを予感させる。
  カタクリ峠は登山者が多く休んでいる、峠の脇を通り真の谷へ下る。又すぐ御池側に尾根へ取り付き登る。樹の幹越しに隣の尾根が透けて見える。芽吹き出した尾根を歩き次に谷が深いので渡る箇所を探しながら高度を上げる。980m付近で尾根を下り沢の源頭部を超える。2つ目の尾根を登り・急な斜面なので滑り落ちないよう緊張して尾根まで上がる。50mも下るが空池らしい地形は無い。登り返し1020mから次の谷を渡り100mも探し下る。くたびれてきた足を励まし登り返す。950m付近で沢を超え尾根を探しながら下げる。900mまで探すが判らない。又来ればいいかとあきらめて奥の平まで登る事にする。幾分登ると平らに切れて尾根が見える、平らの所まで上がると空池でした。下りすぎて見落としたのか。

 空池・・・・「近藤郁夫氏・広茫の山 御池岳」より「空のドリーネ、御池岳真の谷側に有る比較的大きなドリーネ」空で何も無くても有るのだ。
空池(空のドリーネ)御池真の谷側斜面。
 空池の上でザックを下し風の無い暖かい斜面でビールタイムにする。
 今日も歩きつかれたよ、道でない所は消耗が激しい。
ミヤマカタバミ ヒトリシズカ
 休憩後ようやく尾根を登り切り奥の平らの一角へ出た。昨年より一段と笹の荒廃が進んだように思える。30数年前にここえ来たけど、身の丈より高い熊笹に視界も何も無く笹の中に奥の平の標識だけ有った。
 今はどうだ・・・・笹は枯れてボタンブチも幸助の池の森も指呼の間に見える。
 丸山方面へ向かい途中から右へショートカットして真の谷源頭部を最短で目指す。登山道は人で満ち満ちている。
後で判った事だが、登山大会の印を付けた三岐鉄道バスが何台も鞍掛峠へ登り降りしていた。ああー登山大会で人が多いのだ。
 鈴北岳も人が鈴なりで琵琶湖は煙って見えない、鈴北から下山する。
気持ちの良い森。
 参考タイム 登山口8:10〜カタクリ峠9:30〜10:45空池11:20〜奥の平12:20〜13:20鈴北岳〜14:55登山口

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