この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、
心よりお見舞い申し上げます。皆様に暖かい春が訪れます様ように、
又早く復興がされますようお祈りします。
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H23年3月24日 鈴鹿/三国岳~烏帽子岳

三国岳より残雪の御池。
 春が来ない冬は無いと云いますが今年は山はまだ冬の装いです。踏み跡は無くて最近登山者が通った様子は無いです。阿蘇谷からの一般登山道が合流して、尾根の少し東側をトラバース気味に歩く所は、残雪が登山道を覆い隠して歩き辛い、足を滑らすと谷底へなんて、緊張する場所が続く。軽アイゼンを出すまでなくてしっかりキックしてからストックで慎重に登って行く。下る個所も有りそこはより深く雪をけり込む。
 三国岳近くになると登山道が20センチ程の残雪に覆われてます雪を踏んで山頂に。
 お目当ての花も深い残雪に覆われた斜面では見つかりません。
薄氷張るひょうたん池。
 植林帯を抜けたら落ち葉が積る広葉樹林帯の尾根を道なりに歩きて行きます。太いならの木が虫食いで枯れている、周りのならの木も枯れたものが多いです。暖かい日差しと柔らかな空気が待ち遠しい山歩きです。狭い尾根状の道を歩いて行くと梢の上で四十雀が鳴いている。まだカタクリも草芽が出てなくて、イワウチワの葉が赤いまま雪の融けた地面を覆ってる。
 ダイラの頭に着いて一息入れます。周りの空気が冷えていて熱いコーヒーが美味しいです。
ダイラの頭。
 阿蘇谷からの道と合流してからの登山道はまだ残雪に覆われた所が多く、時々雪の上を歩いて行く、夏道を外さない様に慎重になる。花を探しての山歩きの時期だが今年は何時までも寒くて花の便りは遅い。
 ここ1カ月のネットを見ても三国岳のレポートは見当たらないので雪しか無かったがよしとする。
 日本中が震災の事で胸が塞がる様な、暗い日々を送る、遊んだり笑ったりするという事もない。よく考えると悪い事をしている訳でもなく非日常から日常へと戻り、応援する側の人が元気な心を持って支援していけたらと思います。何も出来ないのでまず日本赤十字へ義捐金を送る。少し気持ちが楽になりました。
三国岳山頂。
 山頂は風もないが少し風避けに東側に降りて昼食にする、ビールとウインナーを茹でレタスに辛子を付けて食べる旨い、後は稲荷寿司。食べたら一度下り烏帽子岳への稜線に乗る。稜線上は風が出て来て小寒い。雪庇の名残雪の上を歩いて行くと楽ちん。その後は登山道を忠実に辿り鉄塔へ。途中ブナ将軍を眺めて先へ行く。伊吹山の眺めが良い、まだ相当の雪が残っている。
ぶなの大木。 イワウチワの花芽
伊吹山。
マンサク
 山にはまだマンサクしか見る事が出来ませんでした。何時もの早咲きのイワウチワを見に行くが流石に雪が消えたばかりのかまだ咲いた物は見つけられませんでした。花芽を付けた株を見ました、咲くまで後1週間から10日は必要な気がします。花を見つけると元気になれるのですが季節の移ろいは遅いようです。
参考タイム**時山白い橋8:10~二次林の尾根8:35~瓢箪池9:05~10:05ダイラの頭10:15~11:05三国岳11:48~縦走路登山道11:58~ブナ将軍12:30~烏帽子分岐(烏帽子岳は割愛)13:30~時山赤い橋14:40~14:45駐車場   歩行数13970歩

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