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H23年6月22日伊吹山②

霧のしずくを付けた踊子草
 天気は晴れて暑いのを覚悟して来ましたが曇り・霧・俄か雨と日差しが無くて幸いでした。でも蒸し暑くて汗だくなのは仕方有りません。山頂のベンチで昼食を食べながら脇見して近くの花をスケッチする。つと横を見てて目を戻すと目の前に人が、〇尾さんと云われてここ伊吹の自然保護を自前でしておいでる。
アヤメ クサタチバナ
 登山口から一合目植林帯の割と急な坂道、一合目から二合目は草原状の道だが思ったより急です。二合目から四合目までは歩き易い道。四合目から五合目は低木帯の岩の混ざるが道は明瞭である。五合目から八合目は歩き易い電光型の道で花が多い。八合目から九合目はやや急坂だがここら辺りから山頂と同じ花が咲いてる。九合目からは山頂はすぐです。
グンナイフウロ
 少し自分勝手な理由で(来週海外の為疲れを残したく無い)登山口横のみことやさん前からタクシーを頼みました、三合目まであっと言い間に着きます。三合目手前で自転車の登山者を見かける。
 タクシードライバー氏の話:昨年から林道が閉鎖された訳は、車に側溝の蓋が外れて傷が付いた等の苦情が市役所に入ったそうだ。上野の区長さんは知った事か、無断で林道を通行しておいて何を云うか!林道が痛んでも市も誰もお金を出さない区が修繕費を持つのは堪らない。それならいっそ閉鎖して道が悪くなるのを回避したい。と云う事で閉鎖されたそうです。ゴンドラが運転されるまでの代替えとしてタクシーは許可を頂いてるそうだ。私有地なので上に有る店やパラグライダースクールは道を作る時何がしかの費用を負担してると云う事でした。
 なるほどそういう理由が有ったのかと納得、通行出来ないなら歩けば良いのですが。
 自転車の登山者と話:「1時間半掛りました」えー歩くのと同じだ帰りは違うけど、自分も自転車で上がろうと考えてた。「漕げなくて押して歩いていた」そうです。
イブキシモツケ
 三合目から歩き始める、その前に三合目花園はどうなのか見るとまずアヤメが咲いてる。見回しても黄色のユウスゲが一本も咲いていません。良く見ると葉は茂ってるのでまだ今年は遅れてるのだ。花芽も立ち上ってない。踊子草が多いですウツボクサは咲いてない。
 道中は青草が茂り、マユミの花、ヤマガシラの黄色の花穂先が風に揺れる。八合目でパラパラと雨粒が落ちる。クサタチバナとか咲いてるがカラマツソウ等は見かけない。
ハクサンフウロ フウロの種類も咲いてるものは少ないです、この前もヒメフウロは一株しか見ていないこれはハクサンフウロ。
ウマノアシガタ  山頂も見渡す限りの霧です、人も歩いてるのかどうか不明なくらいに霧が深い。ベンチに腰掛けて昼食、ビールを飲みながらの湯沸かしとスケッチ。沸かす間にこれウアマノアシガタをスケッチ。
 シラス雑炊を食べながらグンナイフウロを描いてから色を付けてたら声を掛けられる。「松泉館に居るので、それと花の写真も展示してますよ」と誘われてた。
 三角点と測候所の跡地を見に行く。
霧の中を戻り社務所の裏の松泉館を拝見する。花の写真が飾ってある。伊吹測候所の年代別に写真が有るので懐かしくて眺める。二代目の写真は特別に懐かしい。
 なぜ懐かしいかはひとりごと・測候所に書きました。
 つと横を見てて目を戻すと目の前に人が、少しギョとするが○尾さんと云われてここ伊吹の自然保護を自前でしておいでる。
 〇尾さんの話:最近の花の話になり自分が「昔より少なくなりました」、「少ないと云うより花が弱ってきてますね」と云われる。段々ススキやヨモギがはびこる。ススキは刈るだけでは駄目で鶴嘴で根から取除く、その後にはニリンソウが出てきた。イタドリとヨモギばかりのお花畑、取除くと小さき花が咲いてくる。環境庁からは鶴嘴で自然を変えるとお叱りを受けるそうです。
コナスビ 比翼草
 霧で視界も無く三角点を眺める、前有った測候所は昨年秋に解体撤去されたそうです。くるくる辺りを散策しても花の種類は少ない、イタドリとヨモギが多いです。ニッコウキスゲは花芽が出てて堅くてまだ咲きそうにない。
三角点
あえて名は記せず。
 花の名前は勉強不足の事も有りますので、独断で決めております。間違い等お気ずきの説はお知らせください、わざと絶滅危惧種等は盗掘者のネット検索に掛らぬように敢て記名しない時も御座いますご容赦下さい。これが登山道脇に咲いてたものは昨年度盗掘されて消えたそうです。
参考タイム*みことや前8:00(タクシー1960円)~8:15三合目8:35~9:00五合目9:12~10:00八合目10:10~10:35山頂部12:45~八合目13:05~13:35五合目13:40~三合目14:00~登山口14:45          歩行数16410歩

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