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H23年8月31日鈴鹿・藤原岳

鞍掛峠への国道は閉鎖されている。
 2~3日前から台風12号が東海沖を接近中です、曇りで日差しは無く涼しかろうと考えて思いつきで御池へ行く予定でした。しかし黄金大橋を関ヶ原から来て右折します、途中通行止めの案内があったような????。306号線はすぐにゲートの所でガードマン氏が立っており工事関係者だけゲートを開門。通行止めの案内板にはノリ面崩落と有った。御池はあきらめて藤原岳へ行く。
 天候は雲り俄雨・霧・薄日が差す。単独行。
 大貝戸登山口に着くも他に車は無い、やはり台風が近いので登山者は居ない。準備してると小学生位の子連れの方が来て「登山道は何処ですか?」と聞かれる「鳥居から入って神社右手の道を登って行くのだ」と教える。
 山は低くてもえらいです、途中出合った親子連れのお父さんも「こんなにえらいと思わんかった」と言っておられた。

 藤原山荘の壁に自然愛好家の方が書いた張り紙が有りました。
 内容は藤原岳は花の百名山に有るように貴重な植物群が有り貴重な山域ですが、登山者の知らない所でセメント工場・採石場拡大の話が持ち上がってるようで、藤原岳は近い将来消えてしまうという事です。
 登山者は行動しなさい、声を上げなさいという趣旨でした。声を上げると云う事で勿論山が削られて無くなってしまう事など反対です。
 責任有る立場で書いているのでなく、あくまでも登山愛好家として何が出来るか判りませんがここに記載します。
 うろ覚えですので興味のある方は一度登山されて確認して下さい。
ホツツジかな?自信が・・・
カワチブシ
 登山口~四合目:
 鳥居の手前に登山ポスト、神社から登り始める、緩やかに植林帯を登ると金網が有る、道なりに右手の登山道を電光形に登る。風が無風状態で湿度が高く蒸し暑い。間もなく二合目の標識、標識から少し登ると右手が藤原鉱山でパイプ状の柵がしてある。そこを過ぎると登山道も危険な個所が無くてただひたすらに足を動かすだけに。植林帯の中に三合目そのまま登ると親子連れが休んでいる。「どれくらい掛りますか?」と聞かれたので「2時間半~3時間は掛ります、ゆっくり登ると良いですよ」と話す。もう汗諾の状態ですが、蝉の声を聞きながら四合目までゆっくり歩く。
 四合目に着くと南風が出てきたようで、涼しい風が当たる所で小休止、凍ったマンゴーと水分補給する。親子連れも到着する。
クサギ
 四合目~八合目:
 クールダウンして体が涼しくなると足も上がる、四合目から五合目にかけての広葉樹の森は歩いてて気持ち良いヒグラシの声も高くなる。五合目手前に大木が倒壊してる。前から枯れてたものが道の上に倒れたようだ。五合目から伊勢湾方面を望むも何も見えない。折返すように登山道が付いてる辺りから又植林帯になる。風が吹いてきて気持ちよく歩ける。六合目はショートカットしたので見ない、小石が散らばった電光形の道を進むと七合目の標識。七合目を過ぎてから途中伊勢湾方面が見える所で下を見ても水蒸気が多くはっきりとは見えない。歩き易くなった道を歩くと間もなく八合目に着く、再び小休止。
シロヨメナ
 八合目~藤原山荘:
 ここも南風が有って涼しい、歩きだすと両側ロープが張って有る。カワチブシが咲き始めてる。シロヨメナも咲いてる。山陰で風が弱くなり暑い、山栗のイガが落ちている。台風の落としたものだろう、まだ若いし小さい。地面は前日の雨か霧で濡れた感じがする。九合目から同じ様に伊勢湾を見るが遠くは見えず麓の田んぼが少し黄色くなった所が見えた。石灰岩の岩の上を踏んで歩いて行くが、下りはツルツルと滑ると思う。ゆっくり下らないといけないと思う。
 山荘に着いてた汗が一杯かいて暑いので外のベンチで昼食、ビールで天地陽月星に捧げてから乾杯。湯を沸かしおこげスープを作る。
 湯が沸いた頃には風で体温が下がり冷えてきたので山荘へ避難、荷物を避難してると親子連れが「疲れた」と言って到着、まあ良かった。
山荘前のベンチから展望丘を望む。
藤原山荘。
藤原岳・展望丘
 藤原山荘~展望丘~山荘~登山口:
 食後展望丘へ向かう、山頂に立つも視界は雲に囲まれてうす暗く感じる、何処も見えないので早々に下山、山荘まで戻る。山荘手前でパラパラと雨が落ちてきた。親子連れも居なくなった山荘で雨具を着込む。外へ出るとすっかり霧の中で周りしか見えない。雨音がするくらい雨が落ちるが登山道が森の中へ入ると森の葉が雨を受けて雨音も静かになる。岩が濡れて滑りやすい。2度スリップしそうになるが転ぶとこまで行かずバランスを取って歩いて行く。八合目手前で雨も止み、登山道は濡れた所と左程雨が当たってない所がある。上の樹が受けたまま風がしずくを落としてくる。

  八合目で雨がやむと着てると暑くてたまらない雨具を脱いで身軽になる。八合目から下は雨が降ってない様子で土は左程濡れてない。山頂部だけ降ったのかな。後は順調に下山する。
 注意事項:大貝戸区区長さんより、駐車場が満車時は道路路肩に駐車しないで観光駐車場へ停めて下さいと案内が有る。
福寿草の時期や紅葉の時期は近隣の方が迷惑するのだろう。登山者はマナーを守り自分で自分の首を締めないように留意して下さい。
 例えば:伊吹山私有林道を勝手に通行して車に傷が付いた等、市へ苦情を言った方が有ったようです。その後伊吹山三合目までは私有林道の為、区長さんによりゲートが閉鎖されました。
参考タイム:大貝戸口8:15~8:57四合目9:05~9:50八合目9:57~10:15九合目~10:40藤原山荘11:20~11:35展望丘11:40~11:53藤原山荘12:00~12:29八合目12:35~13:20登山口                        歩行数     16562歩

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