エヴェレスト展望 ネパールの山 16年の山 17年の山 18年の山 19年の山 20年の山 21年の山 22年の山 23年の山 24年の山

H24年6月3日九州/祖母山1756.4m

ミヤマキリシマ祖母山山頂付近。
 6月3日、天候は晴れ・時々曇り。メンバーは会の有志・希望者だけです、女性8名・男性5名の13名。
 九州二日目、竹田温泉・竹田茶寮を朝8時半に出発、城下街竹田の狭い道路をウロウロ、ナビで探せないパンを売るコンビニ探しで竹田の市街地を出るのに時間が掛る。ただでさえ本日は行程が長いのです。
 ナビだと竹田茶寮から登山口尾平(オビラ)まで23キロ、これが遠い・・・・・。地図で見てるとそんなに無いように思うけど、山道は狭くて曲がりくねってゆっくりしか走れない。
 豊後竹田:大分県竹田市、秀吉と同時代の武将中川清秀の子秀成が播磨の国三木城より岡藩に移封される。廃藩置県まで一度も移封されずにきた。岡城は有名な荒城の月で知られる、城の案内板も有ります。街は西南戦争当時に西郷軍の逃亡時に火を放たれて一度焼けている。
 宿の方の話では土塀等ははそのままの形で焼け残っているそうです。
 竹田茶寮:昔は武士の屋敷で後に料亭として、今現在は温泉旅館として生業している。車も驚く急坂の上に有り展望は良い、料理はこだわりが有る板前さんが作っていて美味しかった。欲を言えば朝食を7時か6時半にして欲しかったのと、昼食の弁当としておにぎり位は注文できるとありがたい。会長の話では出来ないということだった。
 で最初のコンビニ探してウロウロとする羽目に。左へ曲がる所を右へ行き狭い城下街をグルグルするはめに。反省点として前日着いた時・ビールを飲む前に買い物へ行って置いたがいいかな。他の登山口も検討してしかるべきか。5時起き7時出発位でないと登山口へ8時頃には着かない、それからの登山下山で7時間半は掛る。
 大幅に出発時間が遅くなった先が思いやられますが、まあ良いかっていう気持ちです。
登山口からまっすぐ歩いて吊橋へ出る。 宮原(ミヤバル)から先の尾根道は笹が生い茂る。
 尾平~宮原:10時に尾平へ着く、それから登山準備・トイレの後出発、トイレは登山口を入った所の新しい場所は故障中の張り紙で古い方しか使えない。
 歩きだしは林道風で直ぐに沢沿いの道となり吊橋へ出る。吊橋を4人~5人毎に別れて渡ると林道と尾根道の分岐の標識、左手側の尾根道を選んだ。道幅は人一人歩けるだけで直ぐに沢を渡ると、そこからは尾根の急坂になります。自然林の中で気持ちが良いが汗もかく。
 豊かな自然林で炭焼きとか人の手は入っていないと見受けれれる。色々な樹木・鳴き交わす野鳥の声、良く陽が当たる斜面に来ると特に蝉の声もします。
 日差しがこぼれてくるけど森のこの葉で遮られ左程暑くは無い、だが蒸しっとしてる。ほどほどに歩かれている道で急坂を上がると一度尾根が平坦になる。赤松・コメツガの大木が何本も目に付く、幹周りは3mも有るのだろう大きくてがっちりしてます。再び急坂を辿り樹木も程良く低い樹が多くなる、そして右手に見えてた尾根が近くなると間もなく宮原へ出る。2名の方がお休み中。我々も昼食を取る。
岩場より祖母山
切り立った崖も有る。 岩場に咲くツツジ。
 宮原~山頂:昼食後笹が生い茂る道を歩く、狭くて笹の葉が顔に当たります。昔の鈴鹿みたいです。道は割と平坦で歩き易くて次第に高度を上げて行く。笹が無くなると両側が崖の道となり慎重に歩く。短い鎖場を渡ると、地面が湿った道となり直ぐに九合目避難小屋に着く14時15分也。
 会長が小屋の番人と話をされたら、「尾平を10時ではチョット無謀ですね・秋なら下りは真っ暗ですよ」と言われたそうです。判ってるけどいまさらどうにもしょうがない、秋ならここは歩かない。小屋の前のシャクナゲは花が終わったばかりだ。
 小休止してから水場まで降りて水を汲みに行く。そこから急ぎ山頂へ向かう。荷持つは小屋前に置いて出発。山頂までの道は岩がガラガラで湿気て滑りやすい。登り道は幾つも有る様子で途中は分かれるが上で一緒になり山頂へ。山頂は流石に誰も居ない時間が時間だもの、少しミヤマキリシマが咲いている多くは蕾です。山頂で記念写真。周りの山を見渡す反対側に有るあれが古祖母山、登って来た反対側は岩の切り立った崖の様子が見える、そちら側が鉄梯子のあるだろう黒金尾根登山道だ。
九合目の小屋。
山頂にて。 祖母山山頂と三角点。
赤松の大木・頭のてっぺんを樹に付けて真上を見上げる。
 山頂~尾平:山頂から水で岩屑が濡れて滑りやすい道を下る、幾筋も道が有るが最後の小屋手前で合流した。荷物を持って水を汲んでから出発。来た道を忠実に辿る、宮原で小休止、行動食のパンをほうばる。
 深い森を下って行くと始めはおひさまのお陰で明るかったけど、尾根の向こうに陽がかげると、広葉樹の森も暫く暗くなる。歩くにつれて又明るい森が戻る。
 急いではいないけど、結構なスピードで下山、女性陣が時々、スリップする。或る方は3度転んだそうだが2度は見てたけど。やはり皆さん足の踏ん張りが利かなくなって疲れから来てるのだ。1時間ほどで一度休憩を取って登山口までやっと辿り着く。
 登山口から今夜の宿まで78キロ、予定到着時間は2時間先です。信号の無い国道をひた走り九重観光ホテルへ到着午後八時、本日の山はやっとこさ終了しました、皆さまお疲れ様でした。

 最後に前日の第一日目は阿蘇山でしたが、雨と強風の為、高岳・中岳の登山を控えて、噴火口展望台まででした。火口の有毒ガスを含む噴気は、東風の為反対側の火口壁側へ流れる。時々風向きが南に変わると少し危ぶみ早速下山した。
参考コースタイム:竹田茶寮8:30~10:00尾平10:25~小休止11:00~植林道合流11:35~尾根12:30~13:00宮原13:30~九合目避難小屋14:15~14:40祖母山14:50~小屋15:15~宮原15:48~植林道分岐17:10~尾平18:01    歩数:21044歩

ホームへ戻る     ネパールの山