H24年8月19日鈴鹿・鎌ヶ岳

くそ暑い名古屋の街を抜けて少しでも涼を求めて鈴鹿へ近鉄で行く。天候は曇り・霧。 　それと前回イワタバコを見られなかったので咲いてるかと・・・・・。

名鉄から近鉄へ乗り継ぎ、6時51分発中川行きへ乗る、30数年振りのことです。昔は近鉄名古屋を「何分の電車、切符は何処まで買って・・・」て前回の山帰りにＳ水氏と話をして日曜日毎に鈴鹿の何処かの山へ向かった物だ。まだほんの先月かのように記憶が鮮やかです。だから電車に乗るのがひどく懐かしい、年を取ると昔のことばかり思い出す。 　前回7月の時にイワタバコが咲いていなかったので今度は咲いてるのか花を探す予定です。 　山は麓から眺めると黒い雲が中腹までかかり、天候は回復しそうにない。 　長石谷へ入る最初の沢が増水で渡れない、思わぬほどの水の勢いです。三ツ口谷へ行くと何時も何なく渡れる小沢も水量が多い、でも片足を水に漬けたけどやっとこさ渡る。最初の滝も凄い水量です。 　昨日の夕立なのか雨水が登山道を川みたいに流れ落ちています。水を避けて登山道を登る。曇り空と水のせいか割と涼しいく歩ける。

まずイワタバコの花を見つけてザックからカメラを出し撮影タイム。花が岩陰に妖精見たいに咲いてる、同じかぶに蕾のものも有るのでなんだろう、今年は咲くのが遅い様子です。ノリウツギだろう花が咲いてる、何故か緑色に色付いています。陽が当たらないからか？ 　登山道は沢沿いを巻いたり、沢に沿って上がって行きます。水量が多いので沢をまたぐ時は慎重に水の中の岩に足を置いて飛び越える。三ツ口大滝の標識が有るので何時もは素通りなので見に行く。思った通り水量が多いので素晴らしい滝です。大滝は18m有るそうです。 　一度登山道まで戻って小沢に沿って大高巻きしていくと滝の上部の沢へ出る。沢沿いに歩いて、道標が有る所で長石尾根からの登山道へ乗り換える。ここからが急坂の連続でロープ、急坂ロープと続く。あ見たこと有る花だ、シュロソウが時々咲いてる。 　木の根、岩の角へ手を掛けて急坂を平坦な所へ登り着く。山頂からの尾根上の一部へ出た、谷側から涼しい風が吹き上げて心良い。もう一登りで山頂へ出る。山頂は人が一人居るだけです、トンボも数が少なくなった。 　岩の上で昼食と思ったらいきなり陽が差して暑いから木陰で食べることに。電車なのでビールに鳥の缶詰めを暖めてつまみに。ビールがおいしいです。生きてるって思える、人生は一炊之夢。

お気に入りの尾根の途中・大きな岩の隣が冷たい風が抜けて行きます、広葉樹の薄い森の木陰です。涼しくて快いクーラーなんかとは比べ物になりませんなほんと癒されます。涼しいから何時までも座っていたいのですが帰らないといけないから腰を上げて歩き出す。