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H23年7月3日 大姑娘山5038m・4日目登頂

山頂から二姑娘山と三姑娘山
 夜が明けて明るくなり始めたのでヘッドライトも必要なくなる。6時過ぎにC1を出発、天候は小雨・霧・ガス・ガス。ガイド民さんの後に山〇さん自分の後ろに皆さんと順に付いて歩く。歩きだして暫くは苔に花が咲いてる等背の低い植物が有る。次第に高度を上げると植物は姿を消す。すぐに粘板岩の岩屑が割れて散らばったガラガラ・バラバラの不安定に見える登山道を行く。とても花を撮る余裕がないです。
 道は良く踏まれていてガイドについて歩くと踏み跡は判る。BCからC1までの道と違い慎重に落石に気をつけて歩きます。4400mを超えると花もなく岩屑だけの景色になる。
雨も止み霧が上がり始める。
 コルのタルチョーが真近になると特別に急坂です、呼吸を吐いては吸うように心がけて歩く。だんだんと空気は薄くなっている。コル・4800mまで上がるとガスも上がり、谷の下に日隆の村の建物が見える。サーット雲が切れて明るくなる。空を見ると5000m辺りに雲が掛って高い山は雲の中だ。コルから先は安全の為に杭とワイヤーが張られてる、杭に沿って登り雪田でまた休憩する。
コルの50m上部より日隆(リールン)の村
日隆の村の有る谷の虹。
 雪田から急登すること30分で山頂。民さんと握手、そうこうしてうると最後の佐〇さんも登頂、全員で万歳をする。良かったねーと云うわけで暫く写真撮影に場所を交代する。山頂は狭くて痩せ尾根の山頂部に別れて休憩。
 1時間ほど霧・雲が撮れるのをじっと待つが二姑娘山・三姑娘山が霧の合間に見えたが四姑娘山は現れない。再び霧に巻かれてしまい来た道を慎重に下山する。ゆっくり歩いてもらえるし休みが多く取られていた、一番弱い人に合わせて歩いて呉れてる。だから左程しんどくなく山頂に立てた。
山頂直下の雪田 尖子山と陳さんは云ってた。切り立った三角睡の山。
大姑娘山山頂・BCでお酒を飲んだ仲、鳥取の木〇さんと。 大姑娘山山頂
 C1に近付く手前から雨が降り始める。でも山頂に居る間は雨降らずにもったので天に感謝の日です。
 C1でシュラフ、個人装備を整理して食堂テントでうどんの昼食、酢を入れて塩入れて自分で加減美味し。馬に荷物を預け小雨の中をBCへ下山。
 登りの時とまったく違う道を下る、途中からほぼお花畑の中を花を踏んで下ります。広い尾根の先にヤクが群れていて、先頭の山ガイドが声を出して追うと、ドッドッと凄い勢いで散って行く、勿論花を踏んでね。花を踏んで歩くのは人は気が引けるけど、先頭に付いて下山していく。たまに登山道に出るが土の上を歩くと、ぬかるんだ道はズルッと滑り易く草の上が歩き易い。尾根をテンデバラバラに皆さん歩いて行く。
 下りは余り休みも取らずに歩き続ける。先頭と後方が離れてしまい、灌木帯が出てきた道は霧も沸いて見通しが悪く踏み跡も不確かでどちらに曲がったか判りつらい。判り辛い個所に陳さんが待っていて指示してくれる。後方の山〇さんは何処へ下山するのか皆目わからずアツモリソウどころではなっかたらしい。
 霧も出てガスガスで道なきを歩くのは不安なコースです。最後に登山道に出るとはっきりとコースは判る。判らなくても必ず登山道にはぶつかると思うけど。
 BCが近くなり登山道を歩くが水が溢れ道を沢のように水が流れてる。出来るだけ高い草地を歩くようにする。
 BC着、テントがC1からまだ着かないので食堂テントで休む。好物の切ったスイカが出てきたおいしい。陳さんが「テントは20分遅れてるそうです」と伝えにくる。
 早々とビールで祝杯を上げる、乾杯。雨の中BCのスタッフが濡れてない方のテントを張ってくれると雨も上がり始めた。
 水溜まりの上に張られたけどまあ良いさ。濡れない所で寝れば良いから。シュラフも乾いた状態で届くラッキー。
振りかえるとコルと大姑娘山が煙って見える。最後尾のサポーターさん。
 先頭の白い馬にまたがるのはグループの佐〇さん、上で高山病っぽいので少し心配ですと馬で下ることに・・・楽しそうです。足の踏み場に困るお花畑を下山していく。乗ってもいいかも4000円だけど。馬に揺られてると気持ちよくて眠たくなったわ~と、眠ると馬から落ちるんだと注意をされていた。後顔の辺りに木の枝が当たりそうになるんだそうです。
 花のスライドショー
 荷物を運んでくれる馬、白い馬に佐〇さんが下山時乗ることに、楊おじさんがたずなを持ってゆっくりと下山していった。この後残ったスタッフでテントの撤収とシュラフの梱包。ピニール袋で包んで麻袋みたいなのに入れて馬に縛りつける。馬が下る時に樹の枝に引っかけるとビニールが破れるそうな。 
荷物運びの馬
コースタイム:C1~大姑娘山~C1~BC
    出発6:13~2回休み~コルの下~7:55コルの上8:10~8:25雪田8:30~9:00大姑娘山10:00~11:12C112:38~BC14:18   15351歩

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