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H23年2月21日 滋賀県/伊吹山

5合目半からの伊吹山、空があおい。
 空があおいです。蒼・青・藍・字を当てるとどれでしょうか?ピーカンの天気です。三合目からシール付きの板を履いて歩きだすがシンドイ、六合目から再びつぼ足で歩く。八合目から斜度が急になり歩く速度も遅くなり一歩一歩と慎重に歩む。こんなにエライのは久しぶり、カラパタールの手前で酸欠状態の時みたいです。10歩も歩くと「ハーハー」となり息が上がり立止って深呼吸。
 今シーズン始めての山スキーで、下り始めの急斜面は緊張する。樹木が切れる付近から快調に回転できて気持ち良い。
 登りはしんどかったけど下りはスキーが良く回りすこぶる良い気分です。
三合目から伊吹山。
 久しぶりで伊吹山へ山スキーに出かける。先週岐阜の登山用具店で山スキー兼用靴と板を買う。以前の靴は12~3年経過したからベロの部分のクションが割れてバラバラに・靴全体も破損するかもしれないので山で使えなというリスク。と云う事で購入する必要になる。買えば使ってみたくなります、皮の登山靴では足首が固定されずとても旨く滑れないのでこけてばかり。プラスッチク靴は歩くには負担が掛るが滑るには物凄く調子がいい、気持ちよく滑れた。
 登山口から一合目までは泥の道と残雪が所々残る、帰路は雪融け水で泥濘の道となってました。
 一合目で2枚履いてた靴下で足が痛くて1枚脱いでおく。2名の登山者が山スキーで歩きだして行きます。2合目への斜面は昨日のトレースがぼこぼこに穴が空いてる状態です。自分はつぼ足で三合目まで行きます。まだ雪面は凍って固いので歩き易くどんどん調子よく歩ける。
三人の登山者と後方は霊仙山。
 三合目から伊吹本峰を見ると空があおいです。蒼・青・藍・字を当てるとどれでしょうか?ピーカンの天気です。三合目からシール付きの板を履いて歩きだすがシンドイ。少し急になるとシールがずり落ちこけてしまう。この斜面は以前は八合目辺りまでスキー板を履いたまま登ってたんだが,ずい分体力の落ちたのにショックです。六合目手前で小休止、再びつぼ足で歩く。結構登山者が上がってくる、ザックに板と靴を付けたにいさんがスノーシュウで凄いペースで登って行く。馬力が有るなと見送る。
 アイゼンのロートル登山者。三人の若者スノーシューと最後の女子はアイゼン。皆さん早い?いや多分自分が遅いのだ。八合目付近から斜度が急になり歩く速度ももっと遅くなり一歩一歩と慎重に歩む。
 急斜面になってから先行した三人組の先頭の兄ちゃんがスノーシュウーで滑って10mも転げる。落ちるの見ると急斜面だからちょっとビビるよね。ヤバいと思ったのかアイゼンとピッケルに替えてた。自分もびびってつぼ足のキックステップを慎重にして足を刻む感じに。
 ロートルの方は途中で抜いたけど、同年台のアイゼンおばさんに九合目手前で抜かれた、もう少しなのですがこんなにエライのは久しぶり、カラパタールの手前で酸欠状態の時みたいです。5歩とか10歩も歩くと「ハーハー」と息が上がり立止って深呼吸。
正面に白山。
 やっとの思いで山頂部へ着いた、ベンチのテーブルだけ雪の上に出てるからテーブルの上で昼食にする。大事をとってビールは持参せず稲荷寿司だけ。ポットの紅茶とチョコレート。正面に白山を眺めながら足をのばす。山頂は風もなくて大絶景です。白山・乗鞍・御嶽山。白山は近いけど乗鞍・御嶽山・北アルプの辺りはもやっとしてる。10人程の登山者がめいめい好きな処に腰を降ろして休憩中です。食後三角点を見に行く。どなたかが雪を避けて三角点の石柱は出てた。あれっ景色がと思うと伊吹山測候所が消えてる。昨年度に解体されてしまった様子だ。
山頂
 他の方の1月の写真と比べると雪が先日の雨で消えたのです。それでもまだ相当積雪量です。後は滑って帰るだけなのでゆっくりします。ビールも飲みたいが持参してない、飲んで転んでもつまらないですから。
まだ積雪に覆われる売店の屋根。 伊吹山一等三角点。この先に測候所の建物が有ったのだが。
 雪のモニュメントだった避難小屋の前を通り、中を覗く。吹雪の時は休む所ないからここはありがたい場所です。合掌。以前来た時は寒くて凍えてました、強風で思考も飛ばされてしまうみたいで、ずっと吹雪かれてると休む所が無い事が大変なのが良く判る。春が近いと思います。
冬だけの避難小屋。 小屋の内部
 今年始めてのスキーなので滑りだしの急斜面はビビり気味でした、でも滑り出せばなんとかなりました。1377mから415mの一合目まで滑れました。上部は急なので横滑りと斜滑降でだましだまし下りて1150m当りからなんとか気持ちよく滑降できました。板も思うように回転してくれてスキーの楽しさを堪能する。勿論スキーの上級者でないので転倒もしますが楽しかったです。三合目で気が付いたのは旧スキー場のリフトの鉄塔が撤去された事です。景色がすっきりしてきた。
 途中で抜かれた馬力のある兄ちゃんに登山口で会い話をすると、気持ちよく滑れたと二人の話が盛り上がりました。
三合目にて。
参考タイム:上野登山口8:05~一合目8:35~三合目9:45~六合目下10:35~12:20山頂13:22(スキーにて下山)~六合目13:37~三合目13:45~一合目14:07~登山口14:35

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