H23年8月3日～4日北アルプス/立山3015m

立山縦走2日目、夜は霧・小雨明け方は星が見える、あいにくと富山平野の夜景は低い雲で見えず。剣沢の上部には雲海がかかりご来光は難しい。明るくなる頃に朝の食事が始まる。

剣御前小屋～大汝山： 　登山道は小屋の裏から始まる、歩き易い緩やかな道を暫く登ると平坦な縦走路が別山へ続く。道の両側にはチングルマ・イワキキョウミヤマダイコンソウが咲いてる。別山は岩で囲われた石室の中に小さな祠が祭られていた参拝と小休止。 　祠の所から別山三角点へ向かい掛けるが祠から直ぐに右下る道へ入る。急坂で急激に高度を下げる。良く踏まれているが浮いた石も多い。鞍部から再び緩やかに登り返す、内蔵助山荘泊りの登山者とすれ違う。真砂岳近くなると急坂で大きい岩が出てくると内蔵助山荘分岐。分岐で小休止する体が暑くなってきたので上のシャツを一枚脱ぐ。2860mのピークを通過して緩やかな道を富士ノ折立へ。又大きな岩の急坂になると間もなく富士ノ折立へ到着。ガスが湧いてきて視界が余り無いが山並の東側には残雪が多く残る。緩やかな道を辿ると吹き流しが見に入る直に大汝山休憩所へ着く。トイレは100円、休憩してから立山最高点が有る3015ｍの岩場に上がる。岩の上に登り記念撮影。狭いので全員が一度に上がれず交代で写真を撮る。晴れててここからは雄山が真近に見え、神主さんが緋色の衣冠を来て頂上に立ってるのが良く見える。崖の下は雪渓が大きく残ってます。 　40年ぶりで立山室堂を訪れましたが昔とあまり変わりません、懐かしいです。山はガス湧いて草の緑柔らかく雪渓の白がランダムに散りばめられて翠の池も美しい山の姿でした。人気の観光地だけあります、1時間少々で室堂まで来ることが出来るからでしょう。

大汝山～雄山： 　大汝山から下りてきて雄山へ向かう少し歩くだけで到着、、小学生の団体が多く居て驚く、聞くと富山県高岡市の小学生です。富山では小学6年生の夏に立山登山を行うのだそうです。雲が眼の下に有って黒部湖はちらっとしか見えません、雪渓が雲の中へと消えていく。そうここもトイレは100円。 　立山頂上雄山神社・社務所受付で1名500円の祈祷料ですが、我々は16名の団体ですと云うが、20名からが団体割引でそうです。会計担当〇橋さんが真清田神社・〇〇宮司の名を出して団体扱いにしてもらう。値切っていいかいなと思うけど御利益有れば良いのでしゃあない。 　雄山で一番標高の高い神社の拝殿前に座り16名全員でお祓いを受ける。最後お神酒を一口頂き石段を下る。手摺が有るがちょこっと高度感が有って怖い高さです。押されると落ちそうな気持がします。 　神官さんの言葉で「今年は7月20日からずっと天気が悪くて今日は初めて晴れました」と聞いて、我々は運がいいと思うのと今年は山の天候が余り良くないようです。

雄山～一ノ越～室堂： 　登山道は思っより急で道ははっきりしてるが浮き石、小石がゴロゴロと不安定です。子供さんが休んでて石を触ると石がガタン落ちる。「ラクッ」すぐ止まったからいいが、人が多いので誰かに当たると大変な登山道です。富山県の小学生が多いから登山者の渋滞時は国か富山県が、ペンキや標識を立てて登りと下りの道を分けた方が子供が安全に登れると思う。小学校の先生も登山の専門家ではないので落石等の危険が予知されいない。富士山の用に事故が起こった後から学校は考えるのかな。 　下り始めて驚く、沢山の小学生グループがドンドンと登って居るのです。2筋3筋登山道があるが一般登山者も居て渋滞。登り優先で下りは待つことに、とても急坂であわてて下ると落石の心配もある。とにかく子供の行列が凄いことに次から次へと、なるべく登りが来ない所を選んで下山する。真下に見える一ノ越にも沢山の小学生が休んでる。メンバーの年長さんが下りは怖いようで先頭から遅れ気味、急なので休んで荷物を持って上げる余裕もない。「背を伸ばすよう」に言うが急には出来ないわな北海道のガイドにも言われたそうだが。下りるのに集中して下山する。 　一の越へ着いてほっとする見上げるとやはり雄山まで急坂が続いています。人が蟻のように登っていく。昨日ここから登らなくて良っかた、とても剣御前まで辿り着けない。休んだ後は石畳のコンクリートで固めた道を下る、時々小規模の雪渓を渡る。下ってくると日が差して暑いことこの上ない。変わった花が無いか脇見しながら室堂まで帰る。