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H23年9月15日鈴鹿・御池岳

咲き始めたカリガネソウ。
 鈴鹿御池岳、鈴鹿北部の山三重県と滋賀県に渡る大きな山域を持ち四季を通じて入山者が多い。アプローチの国道306号線がのり面崩壊で先日まで通行止めで有った。9月13日午後に通行止め解除となる(桑名建設事務所)。秋の花が咲いてるかどうかを「見にいこみゃかー」と山行を計画、まあ思いつきがほとんです。メンバーはFさんと管理人。
鞍掛峠付近より下界を望む。
霧にかすむ樹木。
カワチブシ
 国道306号を鞍掛峠トンネル目指して進む、のり面崩壊の後は何処か判りません。大阪ガスの工事が所々で行なわれています。片側通行で通行できます。コグルミ谷の駐車場には3台車が駐車されてる。コグルミ谷から登山されてる様子です。谷の登山口を見ると台風で流れて来た流木が入口に積み上げられてます。鈴北岳で会った登山者はコグルミ谷から登った。足元が荒れていたが2~3名の踏み跡がありなんとか通過出来たそうです。台風で谷も幾分荒れたのだろう。
 鞍掛峠駐車場へ着くと3台車が置かれていた。工事のダンプカーが駐車場の空きスペースで回転して向きを変えていました。平日に沢山の車が停まると工事車両が困るかもな?
 トンネル~鞍掛峠:準備をして出発。樹木の葉が台風で吹き飛ばされて沢山道に落ちてます。登山道は少し荒れてますが歩くのには支障がない。道には水の流れた跡が有り土が10センチ程ズットえぐれてる。ここでも台風12号は大雨だったようです。元々は沢で無いようなくぼ地でも土石と倒木の流れた跡が残る。峠の少し手前に有った落ちかけのアルミ橋は姿見えず綺麗に流されてしまったようです。峠の祠を過ぎて広い所で小休止、湿気が多く汗だくで水分補給をする。
 鈴北岳で会った登山者の話:コグルミ谷より登って来ました。「流木・倒木が登山口に集めて有りましたが大丈夫でしたか?」「2~3名の踏み跡が付いており足元が悪いけど高まいて登れました」。「ありがとう、首をヒルにやられましたね」、首の周りのシャツが血だらけでした。「スプレーを掛けてたけど駄目でした」。
 今日は愛知では晴れですがここは曇り霧で日差しが有りません、霧で下草が濡れてる程です。やはり居るんでね。
鈴北山頂霧が流れてます。
 鞍掛峠~鈴北岳:登山道は危険な個所は無く、2~3度台風で倒された樹の下を潜ったり、避けて歩いて行く。風が吹いて霧が周りの視界を閉ざす、50m程しか前は見えない。霧の中は湿度が上がった気がする。県境尾根を歩いて行くと道の左側は木の葉が落ちて裸木が多い、時々太い枝がボキリと折れているのが眼に付く。稜線上の登山道は左程土は流れておらず、道一面落ち葉に覆われて歩き易い。笹が枯れてしまってから久しい、シダが生い茂り秋なので茶色に変色しかかってる。カワチブシは咲いてる株数が少ない。
コケ
コフウロ
西のボタンブチから湖東平野を望む。
 鈴北~西のボタンブチ:鈴北を通り御池の広い森の中で早い昼食を取る。なるべく風のないくぼ地を選んで座り込んだので気が付かなかった、風が強まり霧を吹き飛ばしてしまったようだ。アケボノ草を探しながら西のボタンブチへ行くと琵琶湖方面や天狗堂の山もよく見える。強い風が吹き抜けて気持ち良いです。暫し景色を楽しんでから鈴北へ戻る。
位置的には草原池かな?
雁金草
 西のボタンブチ~鈴北~鞍掛トンネル:咲き始めたばかりのカロガネソウを見てから帰路に着く、花の咲いてる株数は少なくて今年の暑さで遅いのでしょうか?
 鈴北岳に戻ると初めに書いたコグミから来た若い登山者にこの時出会い話をする。帰路の鈴北からは長浜・琵琶湖も少し煙ってるが見えるようなった。少し立ち話だけで下山する。タテ谷への道標が風で抜けて倒れていた。
 鞍掛峠のお地蔵さんからの下りが疲れも出てきて神経を使う下りです。小石が登山道上に敷き詰められて石車に乗りスリップしやすい。安全に慎重に下山する。車に着いて靴を脱いでいると、Fさんがヒルにやられたと、靴下が血で赤いです。尾根上の登山道でも居るには居るんだ、管理人はシャツまで脱いで体を検めても今回は大丈夫でした。天気が湿気が多い曇りなので出ますね皆さまご注意を。
参考コースタイム:トンネル横駐車場8:50~9:15鞍掛峠9:20~鈴北岳10:20~1045昼食~11:10~西のボタンブチ11:25~11:50鈴北岳11:55~12:25鉄塔12:35~駐車場12:55            歩行数 14028歩

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