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25年1月7日霊仙山/初登りと藪スキー

霊仙山山頂、風が有り寒い。
 新年明けましておめでとうございます。
 初登りに霊仙山へ出かける、榑ヶ畑の登山口にはパトカーが二台・テレビカメラと人。何が有ったの?
 雪が少ない山頂直下は岩が出て滑れない、斜面・谷間も少ない枯れ草がボサボサと30センチも出てる。
榑ヶ畑登山口のパトカー、下がカチカチに凍ってる。
 醒ヶ井養鱒場付近で真っ赤な消防車2台とすれ違う、何?・・・・養鱒場外れの林道からマイクロのタクシーも出てくる。
 昨年は積雪が多かった林道は雪が有るものの轍が付いて舗装が覗く、しかし解けた雪が凍りついていて滑り易い。凍て付いて解けかかった氷道を慎重に進む。
 榑ヶ畑の登山口にはパトカーが二台・テレビカメラと人。何が有ったの?パトカーの先にカメラマン氏が立ってます。
水路からかなや。 昨年と比べて積雪量が極端に少ない。
 カメラマン氏に話を聞くと、「昨日登った人が1名遭難した、天気が悪くて降りてこられない。」(帰宅後のテレビニュースで少しだけやってました、悪天で方向が判らなくなったんだそうです。)「気をつけて行って下さい」と言われる「。ありがとう」って出発する。
 歩き出すと東屋の所で黄色のモンベル着た集団(おまわりさん)とそれらしい疲れ顔の人が降りて来ました。おまわりさんは6〜7人います。口々に「気おつけて行ってください」とありがとうと返事をした。2名ほどボランテェアの山家さん風の人は「コンニチワ」って言ってくれるので「こんにちわ」と返します。みなさんツボ足で歩いてます。遭難者さん自分で歩いて下山出来たようです。
 登山口〜五合目:ザックに付けたスキー板が重いですが、トレースは多人数が歩いたのでばちっし付いてます。杉の植林下の道を登って行く。昔は水路沿いに歩いたのだが倒木等で水路の左をトレースは伸びて行く。カナヤの手前で水路へ出てカナヤの直前で小屋へ出る。
 無人販売所を横目で見てそのまま歩き続ける。今日は寒くなくて指先は痛まない。
 気温が高いので雪はベチャベチャです。三合目を通り雪が踏まれて下の枯葉が出てる急坂を上がり暫くは緩やかな登り、大洞谷源頭の標識で急角度に左折、広葉樹と針葉樹の交る森を登る。雪はしっかり踏まれているので付いてる道なりに登って行くと四合目の標識。
 四合目標識から右上がりに行く感じで道は付いている。赤松の大木が多いが枯れて松の木も多い。少しずつ積雪が多くなったがトレースははっきりです休まず歩きコブを登るとそこが五合目・見晴台です。ザックを下ろし一休み、目の前に琵琶湖が見えるが今日は雲でぼんやりして視界は無い。上を見ると雲が降りてきている。
汗拭き峠。 峠、左下がかなやへ。右手のトレースが山頂へ向かう。
 五合目〜山頂:五合目も雪が少なくて踝程で15センチの積雪です。昨年はここまで転びつつ滑ったが岩がゴロゴロ出てるのでスキーは無理です。ロープの這わせて有る斜面を登りその後は斜面をトラバース状に歩いて行く、旧道に出合う手前からジグザグに登ってる。お猿岩下から木に樹氷が付き出す。七合目お猿岩へ上がると一面霧の中です。視界は50mから100m程で自分が雲の中に入ったのが実感する。
 昨日・今朝の遭難騒ぎはこの霧の様ですね。夏道通りにトレースは伸びているが自分はトレースから外れて右手の谷へ下る。10mも歩くとフカフカの雪ですザックを下ろしスキーを履く。歩き出す前に念の為持ってきた赤旗を1本立てる。谷へ降りてから一度二度と振り返り最初の赤旗の見える個所で2本目を立てる。これで下って来た時にお猿岩を見逃さずに下山できます。途中もう一本赤旗を出す。

 そこからは谷から離れて霊仙山山頂側の斜面を斜めに目指してシールを利かして登って行く。視界はドーンと落ちて周りしか見え無い時も有るが、右上がりの登りを続けていく。樹氷が溶け落ちずに沢山残ってるから、昨日は結構悪天だった様子です。
 大分歩いた時に上から下ってきてる、スノーシューウのトレースを見つける。
 ヤマレコ・25年1月5日の土曜「ceptor」さんの{山頂から下山は七合目と八合目の間辺りへ向かって雪の多い所を直降り気味に下る。}通ったトレースかな。
 そのコースを逆に辿るも途中で無くなるので、何時ものように自分の歩き易いように登って行く。すると左手前方に谷と尾根が見えるので右の歩き易い尾根を上がる。
 すると先は小ピークでコブへ上がり左方の高度が高いコブが山頂らしいので、そこ目指して歩くと樹氷の木が少なくなり山頂の下へ着く。
 板を外して山頂へ、雪が風でコンクリートされている堅い雪面で潜らない。やっと山頂へ、霧と風が結構あるので寒い。
五合目・見晴台 七合目・お猿岩一面の霧です。
斜面の樹氷。先々までは見遠しが効かない。 山頂でポーズ。
 山頂〜登山口:時間も遅いけど寒いので五合目まで下ってから食事にしようと思う。で少し下らないと滑れない。
 今年は特に雪が少な過ぎる山頂直下は岩があちこち出てて滑れない、山頂から100mも下って雪が有る森の際でスキー板を履く。斜面・谷間も雪は少ない枯れ草がボサボサと30センチも出てる。
 ボーゲンで重い雪を滑っていく。木の下を潜ったり、2度雪の下の岩を踏んだりした。バランス崩れたりして谷沿いのコースへ出る。雪が少ない為に枯れ草の茎に引っかかり、板が止まってしまうのでこける。
 止まってしまうと滑らないので斜面を登り返して漕ぎながら進むと赤旗、回収して最後の1本の所まで板で歩き板を外す。一登りでお猿岩、その後はトレースを辿り五合目まで下山。五合目で遅い昼食を取る。雪の上に出てる材木に座りラーメンを作ります。五合目では丁度陽が辺りだして暖かいです。琵琶湖の縁の街が見え始める。
 食後来た道を下山する。
霊仙山・三角点 山頂直下の斜面滑れそうにない岩ばかり出てます。
ラーメン作ってます。
 遭難騒ぎを見て思うのですが、自分の過去の実力を信じて歩くと怖いことになる年になったようです。事故にならない・合わない安全な登山を目指して山登りを続けて行けたらと思います。
 参考までに登山口において、大雨の為「谷山谷道」は通行出来ませんと注意が有りました。漆が滝方面への下山予定の方は事前に情報を収集願います。
コースタイム榑ヶ畑登山口9:28〜かなや10:43〜10:55汗拭き峠11:00〜11:43五合目見晴台11:50〜お猿岩12:20〜13:05霊仙山13:10
〜100m下る13:20〜13:37お猿岩13:45〜14:00五合目14:25〜登山口15:00

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