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H25年7月22日〜23日白山/南竜ヶ馬場 

テガタチドリ
 天候:曇り時々の雨風強し、視界無。
 目的:白山の花を愛でる事と、年の初めに手に入れたツエルト(シェルター)の雨天時の使用テストを行う事だが余りの強風雨で山荘へ逃げ込む。
市野瀬ビジターセンター前ここからシャトルバスに乗る。 別当出合登山口
 天候:曇り時々の雨風強し、視界無。
 別当谷出合〜甚ノ助避難小屋:シャトルバスを下りると登山口、吊橋の手前で観光新道と砂防新道が分れてる、左は行けば観光新道。昔登った事がある、急な尾根を上がったお花畑が綺麗です。今日は南竜までなので砂防新道の吊橋を渡る、背後では登山届の記入して下さいと云う係員さんの声がした。橋を渡ると自然の森で道幅は肩巾から半間有ります。木々の下のウバユリが迎えてくれる。木道を少し歩き登り下りが分けて有る所から石積みの急階段がズット上まで続く。
 途中アサギマダラが多く集まってます。ヨツバヒヨドリの花が好物の様です10匹程舞っては花に止まってる。ハルゼミが少し鳴いてる、森の樹木は太い木が多い。砂防工事の音と沢音が高い。一汗かくと中飯場水分補給とウイロ。トイレは水洗トイレに変わってる、トイレチップも必要。先程も下山者とすれ違ったがここでも登山者多い。夏休みなので小学生くらいのお子さん連れの方です。
 引き続き登山者とすれ違いながら登ってくと少しハラハラ雨音がしてきた、別当覗きを過ぎて暫くすると時間は10時15分位になってる、少し遠くから雨音がしてバラバラと強く連続して降り出す。歩いてた登山者は立ち止まり慌てて雨具を着ます、自分も木陰で雨具を付ける。
 歩く両側は背高い笹と自然林、道幅は広い1間半とか半間の所も有り石積みの道岩屑の道と交互に現れる。カッパを打つ雨音が高くなり登山道を泥水が流れ出す。やっと甚ノ助避難小屋へ着くと小屋内は避難した登山者で溢れかえり人で一杯です。中へ入れそうにもないからトイレ前の庇の下で小休止。若い坊さんが6名程同じように休んでる、彼等は雨具無しですね。
ウバユリ アサギマダラとヨツバヒヨドリ
 甚ノ助避難小屋〜南竜山荘:ういろと水分補給して外へ出ると雨は小振りで止み掛けてる、霧はあい変わらずである。半間程有る登山道は先程の雨が集まってきて川のように流れてる。花が咲いてるようになり仕舞ったカメラを出して撮影、「こんにちわ」と後から坊さん達が続々と登って行く。自分はマイペースで歩いて行くと黒ボコ岩経由室堂分岐へ出た、ここからは割と水平道で登りが少なくて助かる。
 花の水滴が付いて下を向いてるので難しいアングルだ。小さい沢に掛った橋を渡り霧の中の道を進む。ハクサンコザクラは少ない咲いてても雨で下向きです。笹の中に白いコバイケイソウが沢山浮き出るように咲いてる。後150mの標示が出てからは直ぐに霧の中に有る山荘に到着した。
 山荘の中でキャンプの手続き露営費300円と500ミリのビール2本を買い1400円を支払う。
 ビールをザックに入れて露営場へ向かう木橋を渡り雪渓の残る斜面を上がる、迷い防止に赤旗が数本立てて有る。赤旗について雪渓から上がると露営場の一角へ出る、霧の中風が強く吹き抜けてるがテント2張り有る。
センジュガンピ タカネナデシコ少し盛りを過ぎました。
ヨツバシオガマ ミヤマキンポウゲ
ハクサンチドリ ハクサンフウロ
 年の初めに手に入れたファイントラック社のツエルトT(シェルター)の雨天時の使用テストを行う。高い透湿性を宣伝文句に購入しました。HPより参照:優れた居住性・高い強度・超軽量・コンパクト重量は235g。冬季鈴鹿での使用は問題無かったです。
 
 南龍馬場キャンプ場に12時過ぎに到着して設営、ポールはスットック使用ペグ最小限。雨が止んだが南風が強い。小屋で買って来た500のビールを飲み干しラジオを掛けながら横になって本(野火・大岡昇平)を読んでいました。午後2時を過ぎてから雨音が「バチバチ」テント生地に当たる、強風豪雨・雨粒が地面を打って跳ね返る状態でした。暫くすると顔に雨滴が掛る、ベンチレーターがメッシュを採用されててそこから細かい滴が強風で飛ぶ込む顔が冷たい。寝転がって上を見てると頭で擦った天井からも微かにポツンポツンと水滴が落ちて来る。
 手抜きで雨溝など掘らなかったんで地面の隙間から水が湧いて来た。ヤッパーフライシートも張らないと雨天は無理ですね。
 マットの上までは来ないけどこりゃまいったです。雨が小止みになるまで30〜40分動くに動けず本を読んでる余裕は無くなる、まずカメラをビニール袋へ入れて・・・。
 この後一時止んでも又降るだろうな風も強いし・・・と考えていたがやはり慌てて撤収、水場の小屋内で寝ようかと一瞬思うけど暗いし・・・水場の小屋までザックとツエルト諸々持って移動、屋根の下でゆっくりパッキング。やはり少し重いけどテントはテントだわなテントなら逃げ出さなくても良かったと思う。
 帰宅後HP調べてもツエルトT型のフライなんてのは無いのだ。
 
 この後は南竜山荘まで戻って素泊まりをお願いする4900円なり、最初のキャンプ代300円は戻して頂く。ちなみに1泊2食は7600円だそうです。
 ビジターセンターで自炊・ビール飲んでたら、石川県自然解説員さんが「早く撤収されて良かったですよ、これからまだ降ります」と言われ少し安堵する。6時半からスライド上映会が催されて参加する。結構お話が面白くて勉強になり花の知らないことも教えて頂く。今年はハクサンコザクラも咲いてる数が少なくてクロユリもまだ蕾だけですと説明が有りました。 
シナノキンバイ シナノオトギリ
ハクサンコザクラ 霧の中南竜山荘
コースタイム:市野瀬ビジターセンター8:35(運賃400円)〜8:53別当出合登山口8:55〜9:31中飯場9:40〜別当覗10:10〜森の中雨落ち出す10:15〜10:59甚ノ助避難小屋11:10〜黒ボコ岩と南竜分岐11:32〜12:00南竜山荘受付12:06〜12:15テント場15:00〜南竜山荘15:10  
オタカラコう 霧の先に南竜山荘

二日目

コバイケイソウ・今年は花の咲く年だそうです。3年置き位だそうです。 アオノツガザクラ
 2日目:4時45分起床、部屋の他のお客さんも起き出した気配に目覚める。シュラフに入ったままにアンパン・ういろ2個を食べ水筒の水を飲む、朝飯を簡単に済ませ、ザックをパッキングしてカッパを着て一階に下りる。外は霧で視界無・霧雨。細かい雨が降ってる。
 下山:5時半に出発霧の中を歩きだす、他の登山者は朝食待ちですね。途中又雨強く一時的に降るが直ぐに止む、岩が濡れて滑り易いので慎重に歩いて行く。ウグイスが笹の中で鳴いてる、雨でも平気の様です。
 キヌガサソウが咲いてる登りの時は雨激しく撮れなかったので撮影。スライド上映会で聞いたばかりの花の話、咲いてる葉が9枚だと花弁も9枚有ります、話の通りです。葉8枚だと花弁8枚、7枚だと7枚そうです。
 甚ノ助を過ぎると登山者ぼちぼち登って来ます。
キヌガサソウ、9枚の葉と9枚の花弁。 キヌガサソウ
中飯場より不動滝
コースタイム:南竜山荘5:30〜甚ノ助避難小屋6:20〜7:20中飯場7:30〜別当出合8:00〜市野瀬駐車場9:00

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