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H26年6月19日北ア/岳沢・梅雨キャンプ1日目

定番の上高地まだ天気は良い。
 昨年から上高地キャンプと思っていましたが思い切って岳沢。梅雨の合間の山キャンプ。
 まだ残雪が多くて前穂に登るのはアイゼンピッケル・ヘルメットが必要、行かれる方は事前に情報を確認下さい。
タガソデソウ・誰袖草だそうです。 アマドコロ・1つか2つズツ付く所で
岳沢湿原から吊尾根。 岳沢登山道入り口。
 天候:晴れ後曇り、岳沢着後は霧・俄雨夕方から纏った雨に。日差しが陰ると涼しい、ダウンを着て首にはガムチャの大判手拭暖かい。
 花:登山道沿いにはエンレイソウ・タカネサクラ・マイズルソウ・ゴゼンタチバナ等。天狗沢へ上がって散策したらハクサンイチゲが咲いてます。
 読書:何故読書と言いますとテント宿泊届けに今後の行動を記す欄が有り「天狗沢植物写真撮影、読書」って書きました。
少し前に山友からメールで岳沢で本1冊読んだと届いた。自分もテントの中で本読もうとしたけど3ページ見たら目が自然と閉じた。
風穴 西穂展望より西穂沢。
西穂方面ガズが湧いてきた。最初のガレ場。
 上高地BT〜岳沢小屋:バスを降りて直ぐに登山ポスト有り、投函する。河童橋は何時もだが観光客が多い、渡って直ぐ右折明神池まで行く遊歩道をテクテク。木道の遊歩道には猿の糞落ちてます、人も多く歩いてる。レンゲツツジを眺めて歩いて行くと岳沢の道標左折するとそこに登山路の案内が有る。
 初め岩ゴロコロと歩く、良く踏まれてる危険な個所無し一部残雪の個所出てくる。
 普通の登山道から木道になり、直されて間も無い木橋を登って行く。(岳沢小屋/ブログによると6月17日に橋を直すと紹介記事有り、小屋の方ありがとう。)風穴に着く、前に立って風を感じる冷たい。昨年12月は風穴の所まで来るのが一杯だった今回は50分かかったがなんとか辿り着く。
 年取ったのとここ何年かは幕営縦走していないので少し重いザックに足が上がらない。自分の体なのに思うように足が動かない。こんな筈ではと思うが還暦過ぎてるし体にガタも来てる。重いと言っても出発前家で測った時は15キロ。ショートパンツ・若い西洋人ハイカーさんペア2名にスイスイと抜かれます。
 最初のガレ場でハイカー休んでる、「ハーイ」相手「コンニチワ!」「ロッジ・・ビアー」と自分言い休まず黙々と歩く。 汗だくすでに口でハーハー言ってます、酸素が少ないと体が言ってる立ち止まり深呼吸。森が深く針葉樹と広葉樹が混ざった森。緑が深く濃くなった森の中は野鳥が鳴き交わす、カッコウ・ピイピイピイーと賑やかだ。太い木々の針葉樹から出る酸素濃度ってのは濃いのかな。何度も立ち止まり深呼吸しながら又歩く。
 西穂展望でようやく休む、腹減ってるのと水分補給。入口に2時間と書いて有ったのが頭に残っていて、ここまでとても無理をして歩いてきたが、これじゃー2時間で着かないな。
 空を仰ぐ・・・雲がすっかり空を覆うようになって来た。下山してきたクライマーさんも外人さんじゃあないか。歩きだすと一部残雪残ってる更に登って行くと石階段の表示、ミネザクラが咲いてる。
 石段部分を上がり切ると岳沢のガレの上に出る、ガレ場にはピンクテープの目印が立ってるので迷わず渡ると小屋です。
咲き残りのツツジ。 天狗のコルが近くなる。
ミネザクラ 残雪出てくる、フックスが張って有り。
エンレイソウ オオカメノキ
ヒメイチゲ 対岸に岳沢ロッジの建物。
 岳沢小屋の中へ入りテントの申し込みをする、一人1000円、水トイレ含む。泊り客・テントの人以外は水トイレは有料として書いて有ります。もう一枚1000円札を受け付けカウンターへ置いてビールを2本取る。スパードライ1本500円。生ビールを飲みたかったが無いそうだ。
 ビールにフランスパンにメイホウハムを挟んで昼食。西洋人2名さんが居てるからビールを注いだコップを上げて「ハーイ」相手も「ハーイ」ハッピーです。
 登ってる時は物凄くえらくて(名古屋弁・苦しいこと)酸欠でハーハー言ってたのだが辛さが報われます。

 奥明神沢から5名程のクライマーが下山してきた。ザイルを担いだ人がおしゃれだわ。登山ショップの店頭に飾ってあるままのスタイル・腰にジヤジャラ付けて、東京の人はセンス良いからかなー。(帰宅して岳沢小屋・ブログ見たら判った、19日ガイドの検定してたガイドの先生だろう。)
 テント場へ行ってテント設営、「雪渓を渡らなくてそこらでいいよ〜」と云われたかた小屋近い所で〜まず石ころを拾う・どかす。レジャーシートを下に敷きテントを立てる。 
 岳沢小屋のトイレあまり綺麗なので登山靴を脱いで上がった。2度目で気付いたのだが「登山靴のままで上がって下さい」と張紙が有った。「えーええの?」土足で使わせて頂きました。
岳沢小屋入口でビールを購入。 岳沢大滝付近。
奥明神沢から下山者 上高地を見下ろす。
 岳沢小屋〜天狗沢(往復):テント設営後まだ天気は持ちそうなので、ヘルメットを被りザックにペットボトル・雨具・三脚と交換レンズ・カメラ必要な物を入れて、肩とザックの間にピッケルを落とし刺しで歩きだす。
 ヘリポート脇から岩ガラガラの道を上がると視界が広がる眼下には上高地。岩の累積された道を登る時々白丸のペイントが有るので目印を頼りに歩く。直ぐ1回目の雪渓を渡る、右手のストックを縮めて背中に刺し、ピッケルに持ち替える。一歩一歩慎重にキックステップして横断する。雪が消えて間も無いので花は少ない。黄色のスミレ見たいな花が咲いてるキバナノコマノツメかも?。
 50分も登っただろうか、大分天狗のコルも近く見えるけど半分程の場所(見た感じ)です。左手の崖の下の草付きに白い花の群落が見える。登山コースを外れて行くが雪渓を2本渡って崖下に取り着く。足場が悪いのでピックを草付きに刺して土手へのり上がる。
 白いのはハクサンイチゲでした。写真撮影しようとすると雨がポツポツしてきたから急いで下山。
 雪渓をシリセード、80mと50mを2回に分けて滑り降りる。お尻がちょと濡れた、枯れ草の上を渡って登山道へ戻り小屋まで帰る。
 ハクサンイチゲを沢山見てシリセードも出来たので今日は充分です。
 3時頃から残ったビールと持参した久保田千寿300ccを飲みはじめたらバラバラと来る、急いでテントへ籠る。
ミネザクラと前穂〜明神岳のスカイライン。 ミネザクラ近景
天狗のコルが大分近ずいた 当日もっとも高い到達点,・パラパラ雨でここで帰る。
ハクサンイチゲ キバナノコマノツメ
ミヤマキンポウゲ 戻ってきてからまた一杯。
前穂方面を望む 荷物の搬入。
天狗沢から戻って。 黄色のテント今夜はどうも自分一人見たい。
コースタイム:上高地バスターミナル8:33〜河童橋8:40〜登山道入口8:53〜風穴9:34〜10:10西穂展望10:20〜11:03岳沢12:08〜12:58天狗沢中程〜13:23岳沢   
ハクサンイチゲ

上高地2日目


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