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H27年2月3日霊仙山・藪スキー

霊仙山山頂のシュカブラ
 山頂に出ると西風が強い冷たい痛い、とても指先が痛くて堪らない。カメラの動作がおかしいSW入れてもシャーターが押せない固まってる、右手袋を外したのでさらに指が痛い
倒木の林道通れそうだよ 新しい林道が伸びた登山道。
S40年代は榑ケ畑廃村跡と言っても今の方は知らない。 かなや
 今日は節分、天候は晴れ、山頂部強風。他はおおむね弱い風。
 1月のネットの記事で雪で木が2本ほど倒れてると記録、来る積りが気が引けて来れなかった。31日か1日のヤマレコで倒木有るけど車高が高い車でなければ通過出来ると書いて有り、行こうとやってきた。養鱒場脇の林道手前で水道工事中でした。重機が2台トラック2台程避けてもらう。無理を言って「すんません」と通してもらう。
 林道の倒木が有る所は写真の通りで普通車は難なく通り抜けられる。林道は下部は積雪ないが途中から残雪凍ってる。薄いので潜らないからスタッドレスなら大丈夫かな。
 終点駐車場に着くと先着の車2台停まってる。
かなや自動販売機 汗拭峠
 登山口〜お猿岩(七合目):準備して板をザックに括り歩きだす。少行くと前から1名の登山者下ってくる。「凄く早いですね」と言ったら「日曜日に七合目でピッケルと帽子を落としたので取りに来ました」手に持って見えるピッケルは木製のシャフトで年季が入っています。「シャルレのピッケルだから大切です」と言われる。「ほんとに良かったですネー」と言う。お互い「気オツケテ」と別れる。大分おじいさんだなーと思う自分も爺さんだが。
 新雪が5センチとか10センチとか積ったみたいで雪の上にトレースが伸びていく。まもなく小屋(カナヤ)休まず峠まで行く、峠でも休まずそのまま歩いて行くと北風が少し出て来た。二合目を過ぎて岩の所を上がると平坦で杉の植林下の三合目です。鋭角に曲がり雑木林の中を登っていくと日差しが辺り枝に積もった雪が降ってくる。先行者はアイゼンの人と坪足の人とが歩いてる、まだ自分も坪足で行く。松の木の大木が表れると五合目展望台は間もなくである。昨年は滑った斜面だが倒木が出てるし積雪少ないので今日は滑れない。
 五合目で小休止ヨウカンを食べて水を飲む。軽アイゼンを装備して再び歩きはじめると、途端に積雪量多くなり膝位まで時々潜る。下りの人のトレースに乗ったみたいで自分でラッセルしていく。一段上がると登りのトレースが出合いそこを忠実に辿る、次第に急坂の登りで辺りは樹氷に変わって来た。真直に登るシンドイ感じのトレーを上がって行き石灰岩の横を通ると道標が見えて七合目お猿岩に着く。そこから少し風下側へ避けて山スキーを履く。
五合目 七合目お猿岩と霊仙西峰
横山岳 樹氷?霧氷かな。 お猿岩手前の樹氷 見事な樹氷
 お猿岩〜山頂:お猿岩の風下側へ歩きスキー板の準備、少し歩いて谷の目印に赤旗を1本です。念の為・天気は良いのでガスられないと思うけど。ここへ出して置くお猿岩へ戻るポイント、吹雪くと目も開けれない時が有るから間違っては下らないように。
 昨年1月は遭難騒ぎがあったから山は自己責任って言われるわな。緩やかな小さい谷間を板を滑らせてノンビリ歩いて高度を上げていく。積雪は少ないからドリーネ(くぼ地)が出て穴が大きい、穴の横に土も出てる個所も有る。所どころアイスバーン・ガリガリで横滑りするので慎重にストックを使い乗り越える。幾分上がると鳥居が見えて奥に伊吹山もせりあがって来た。
 進行方向の先に経塚山、その手前に岩くずが雪の中に一杯出てるから右手の樹氷の森を登って行く。登る程に樹氷の大きくなり育ってる、ここの天気は昨日一昨日と悪かった様子です。エビのシッポと岩屑の上を踏んで山頂まで登る、後少しでスキー板を外し坪あしで歩いて頂上へ到着。強風音がバーバーと当る、風が痛いのです。写真を取って・・・。山頂に出ると西風が強い冷たい痛い、とても指先が痛くて堪らない。カメラの動作がおかしいSW入れてもシャーターが押せない固まってる。 右手袋を外すと指が痛い。風が強くてジッパーが上げれない、困った指先が痛い。風が骨まで凍らせる風が吹いてる、ゴーゴーと寒風で思考が失われて動けない・何も考えられない、風が体を吹き抜けて行くのです。こんなことは今まで無かった。
トレースも無い登って行く谷間の樹氷。 青空が青いです。
 山頂〜下山:山頂に出ると西風が強い冷たい痛い、困った指先が痛い。電源を入れたり切ったりしてたら時間が10分も過ぎる。兎に角指先が痛くて堪らない、強風で考えがまとまらず余裕が無くなりザックを担ぎ板を抱えて、西峰とのコルと言うかくぼ地へ下る。
 少し風は収まり弱くなった、老眼鏡を出してカメラの電源を入れてみる。液晶に景色が出てシャーターを半押しすると文字が出る、読むと電源がないので撮影出来ません。まだ電池残ってたのになんだ!低温でローバッテリーのようです残念。
 テルモスの湯を飲み残りを感覚の無い指に掛けて温める、少し良くなる。板からシールを外し滑降準備を。2月の為か雨の為でか積雪量が少なくなり斜面のほとんど石灰岩が出てるので下り何処滑るのか考える。
 山頂と西峰のコルから出てる小谷沿いが一番積雪多そう、一応谷だからそこを滑り降りる。ほとんどボーゲンで良い雪質です、幾らか下るとアイスバーンでバリバリと滑リこむ、小枝が出てる樹氷の木を避けて下って行く。行く先が森で真っすぐは無理だから横滑りして登って来た谷へ滑り込む。後は少しです。お猿岩の風下に登山者さん二名食事中手前まで滑り、板を外して登山者の横まで歩く今日は転ばなかった。「見てたよーカッコいいですねー」と言われる。「そうなんだありがとう」と自分も食事にかかる。
 下山:登って来た道をほぼ忠実に下山する、軽アイゼンを付けたから四合目過ぎると気温が上がった様で雪がベチョベチョで靴の裏にくっついて歩き難い。
伊吹山と樹氷
コースタイム:榑ケ畑登山口8:40〜カナヤ(小屋)〜汗拭峠9:10〜9:55五合目10:05〜10:35七合目お猿岩10:44〜11:30山頂11:50〜12:00七合目12:35〜13:15小屋13:26〜駐車場13:35   歩数:11267歩

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