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H28年10月19日木和田尾

 上がった尾根から登山道までも登り返すからもう大変でした。朝の8時50分から16時45分まで歩いた19355歩、鈴鹿でこの歩数は特別です、くたびれた~。
 天候:晴れのち曇り、もやってて視界は良くない。歩いてると知らぬ間に雲り空。
 山口~荷ヶ岳:山口給水施設横へ駐車、車1台すでに停まってる準備して歩き出す、柔らかな日差しが森に差し込んでいる。空気があったかい10分も歩くと汗が出だして付いて歩くのにしんどくなる。30分も歩くと何時もの大木脇を通りさらに登って行って、左手に曲がり込んだ所の広葉樹林帯で小休止。暑いもう無茶汗出ました蒸し暑いです。
 少し以前単独行などでは1時間半とか2時間歩くように努めていたが30分刻みに休む癖がついたか(山の会のせいではない)、30分程しか連続して歩けない。弱くなったのでしょう。
 また歩き出して通いなれた登山道を上がり2段目の広葉樹林帯でFさんから遅れだす。山口区の赤ペンキから右手の緩い尾根を上がっていく。最近は人が通らなのか落ち葉に覆われて道はどこだ?状態です。70mも離れて歩いて行くと鉄塔の左手へ登らず右手の監視路へFさんは向かう。途中で左手尾根へ上がれば登山道へ戻るからと思い、無言「間違ってるよ~」と声掛けの余裕(声を出す)も無くてそのままついて歩く、ひどく体力落ちてる。でも緩くていい道です。
 平らなくぼ地上の地形・先には目印無し、少し休んで真上に見える鉄塔へ向かって登ります。斜面そこそこに急だからジグザグに登るのだが結構足に来ますね~もう知らぬ間に目印は無くなっています。鉄塔の左側へ歩くと黄色の鉄塔標識、登山道へ出ました。暫く緩めの尾根を歩くと白船峠分岐点。そのまま右折してトラバース状の道を行く。少しだけ色付いた樹々が見受けられる。
 冷川谷源流部を渡り少し登って休み。再度歩き出してまもなく白船峠です。峠でも小休止しばし休むと小寒いです1000mは有るだろうから空気は冷たい。荷ヶ岳方面から2名ペア降りてくる。峠から少し登ると荷ヶ岳(冷川岳ともいう)に着くと丁度12時で昼飯にします。
  荷ヶ岳~丸尾:山頂部の赤ペンキから右手の急な斜面を下ります。滑り易い石車とか注意して慎重に歩く。ほんとここらは一機下りですなので登りには使いたくない。真逆さまに下っていくと緩やかな平らな場所へ出ます。906mの標高点(丸尾)過ぎてまた急な下りになるのですが知らぬ間に赤目印を見ていたが見失う。
 丸尾~谷~鉄塔R201:山は予定の登山道を外れて「赤ペンキ無いで~」気ずいた時戻れば登り返してれば20~30分位だったのですけど「まあいいか~」どんどん下って行く。目印を見失うが人間として楽な方へ 下へ向かって下ってしまう、停まって小休止。地図を見ると南側に派生した尾根を歩いており、地図では先は切れおちた崖の感じ急斜面。降りられないな~。寒山への尾根は左手に見える。

 どうする?尾根の左に見える沢へ下る事に。昔15年も前に別の山友Kさんとと白瀬峠から直接冷川谷を下ったことあるから大丈夫、楽勝と思いきや~とんでもないことに。
 多分下れるやろ~下れると思い沢へ落りたつ14時前。降りた所は沢が二股になってる箇所です、向かって左の沢から下って来た。見覚えが有る斜面。倒木がやたら増えて沢を塞いでる。
 100mか150m程も歩くとえっ。ツルツルの30m滝が現れるホールドも皆無。なんだよ~以前は無かったのに。台風の大雨でこうなったのだろうか?麓の山口の部落が避難指示が出た台風の時でしょうか。
 ザイルも持ってないから上から見ても下れそうにもない、ツルツルの石灰岩です。大自然の猛威には驚かせられる人間の知識の及ぶ所ではない。
 
 以前は沢沿いに薄い道が付いてて普通に歩いて下ったのに。なんだ?
 今は昔の本になってしまうのだろう「西尾寿一(ひさいち)氏鈴鹿の山と谷2」にも「最近は利用する登山者も少なく廃道に近い、登りは迷いやすい下降に使うと良い」等記述されている。
 あまり使われていないが通れるという感じはあったが昭和63年刊行で有るから現地の地形が変わってしまったのはあり得る。知らぬ谷の下山は危険だという事を身をもって知る。軽薄は治らない。
 
 相談してというか2人してもう登り返すしかないなと。幾分か戻って右岸に鹿道の有る草付を上がる。木和田尾側の急斜面、鹿道が消えると石灰岩に苔の乗った急斜面((崖ぽっい)灌木低木が生えてる。下は急な谷、必死で木の根を掴み岩を触り、持っていたバイルのピックを土の斜面へ打ち込み攀じ上がる。
 口で言うと簡単だが中々なバリエーションルートです。下は怖くて見られない目の前の岩や根っこを浮いてるか確認に意識を使い足をキックステップして1ッ歩1ッ歩を確実に登る。Fさんも必死にストックを深く土に突き刺して登って来る。ストックの先がないから可能だそうです。ヘトヘト汗だくで手足を使い登ります。息がちょと切れています。必死なので途中で写真を撮るという余裕は皆無です。
 ある程度安全地帯へ抜けたらホットする。尾根の斜面がゆるくなり落ち葉の上で休みます。
 休んだらまた先ほどより緩やかになたっといっても歩きにくい急斜面を左に見える鉄塔目指して登り返す。登りの時通過した付近へ出る、電源監視路の終点あたり。もう少し尾根を上がり木和田尾の登山道へ出た。そこから下の鉄塔まで疲れたままですけど下ります。
 やっとR201鉄塔へ辿り付き小休止。残りは勝手知ったる登山道ですからゆっくりと下る。
 後記:上がった尾根から登山道までも登り返すからもう大変でした。朝の8時50分から16時45分まで歩いた19、355歩、鈴鹿でこの歩数は特別です、くたびれた~。
 今回の山裏話 丸尾の少し下がった所でナメコを見つけて採っていました。もう取られたのか高い所にしかなくて2家分で1回分の味噌汁分しかないな~。その後まだ探しながら右左見て下ったからマークを探すのがおろそかになったのかも。
 下山してから山友Fさんの靴の中にヒル~「ワッーヒル居る」。「えーっ」と自分もスパッツ外すとヒル1匹 いてる指ではじいてお引き取り願う。
 2人してヒルチェック 上のTシャツ脱いで 血が染みてない居ない。Fさん「背中見て~」「 あー居ない大丈夫」。Fさん「ワシパンツも変えるわー」 ズボン脱いだら「ズボンの中にも1匹いる」。自分もズボン脱いで パンツ一丁~大丈夫でした~。
 コースタイム:山口給水場8:50~大木の上9:30~白船峠分岐10:43~トラバース道(もう少しで紅葉の森)~冷川谷源流部11:10~11:30白船峠11:40~12:00荷ヶ岳12:40~丸尾13:10~迷う13:30~冷川谷13:45~谷を脱出14:20~尾根に上がる15:25~~
15:47R201鉄塔16:00~登山口16:45  歩数19、355歩

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