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H28年4月9日鈴鹿・三国岳三角点

 町では桜も葉桜に変わりつつあります、山は今が満開ですね〜。今日は三国岳三角点815m。昨年より体力が落ちたのと まだ植物カレンダー的に季節が早くて咲いたカタクリは少ないです。ミノコバイモもまだ全然でした。
 今日は三国岳三角点815m、天候は晴、風有るが寒くない。 メンバーは単独山の会を断っての花探しです〜。
 
 歩き出してすぐに橋を渡って来た他のグループと出会う。先頭のリーダさん(中高年)が「アソ谷ですか?」と聞かれるので聞かれたまま「ハイ」と答えた。阿蘇谷は以前は(西尾寿一氏著・鈴鹿の山と谷1では阿蘇(アゾ)谷と記載されてる。三国岳は三角点が815mの低い位置に有り、894m峰がそれより南三国境上に有り、また911m最高峰がさらに南に存在する。現在は標識なども統一されて、つまり三国岳は中央の峰とし、三角点と最高峰は別の峰として扱うことになる。元来山名の起源から見て三国の境とすることが適当とみられる。
 阿蘇谷:上記著書にはアゾ谷アンゾ谷と記述されている。著より〜阿蘇谷は漢字のアテ字と思われるが〜「アゾ」は岩崩れまたは岩の積み重なった場所と言うが、地元では「アンゾ」の発言なのでなまりがあると思われる。そうなんだアソ谷と思ってました。
 西尾氏著では三角点から西へのトレースは以前は鳴川谷より三角点へ至るルートで有った模様です。地形図の波線は途中で消えている。今も歩かれてるかは不明。本を読み切ってないですね〜(つまみ食い)行きたい所登った所だけを読んでる。

 登山道から離れて植林帯を直登する、林業道だが傾斜はきつい、誰も歩いていない。よく見ると柔らかな土の上に獣の痕跡が有る下って行ってる。急斜面を登って行くのだがじきに汗をかく。
 割と陽射しが差さずに暗いヒノキの植林帯を抜けると、やっと自然を感じる雑木林へでます。心寛ぐ穏やかな尾根です〜。しかし相変わらずの急傾斜です、次第に陽射しが当たり暑くなる。体温が上がった所でもう少しもう少しと休まず、なるべく平らな箇所を探してリックを下ろし小休止する。辺りはパラパラとスミレの紫の花が一杯咲いてる。寒天ゼリーと魔法瓶の紅茶・熱すぎて見ず割る(猫舌)。
 生き物がてんでバラバラに自己主張をしてる。新緑若葉・新芽が出始めた。山の斜面には山桜等が咲いて山が綺麗です。日本の自然と云うきがしますね〜。シロモジ〜赤っぽい樹の芽〜等など。偶に虫も飛んで寄ってきます、小鳥の声が急に増えたます、中にはまじかに寄って来るシジュウガラ・ヤマガラ(腹が赤い)等も居てなんか嬉しくて楽しくて癒されます。 
 その後はトレースを拾って歩くんですが、ピンクテープがやたら多いから初心者用に付けたのでしょうか?ちょと目に余りますけどね〜。トレースを探す楽しみが減ってしまうのだが気にせず歩いて行きます。
 池も昨年と変わらず片側は(ヒョウタンの恰好)ヌタ場で獣が掘り返してドロドロです。
 尾根通しに歩くと時々辛夷の花が咲いて目の保養です〜。最後に急な岩も有る坂を上がるとダイラの頭です。ここまでくるとほっとします。ここも野鳥が多いです、腹の赤いの(ヤマガラ)が飛んできます。カメラを向けると飛んで行く。
 ダイラの頭で休憩木野間こしに烏帽子が見えます。メロンパンとニギラズ小さい方を食べてカロリー補給します。暫くすると登山者一人やって来くるので挨拶する。若者ですね〜。休憩後急斜面をかけ下る(あくまでゆっくり気持ちです)。
  阿蘇谷からの登山道と合して尾根上の登山道は平ですけど。尾根の脇を通るトラバース道を慎重に登っていきます。登りでは左側(東側)が切れ落ちてちょと嫌な道です。慎重に通過して三角点へ向かう道で先行登山者2名、背後を登っていくと三角点。挨拶して「どこまで行かれます?」「今日はここまで」。岩の上に飛び乗り昼食にします。シイタケコンブの佃煮ニギラズと紅茶です。

 近くに白い花びらがひらひら落ちてる真下へ行くと大きなコブシの樹です「わ〜綺麗〜」。花見が出来そうなほどに立派な花を付けてる感嘆する。
  今までここの三角点で人に会ったことがなかったのですが、三角点でペアの登山者さんに遭遇。お二人さん直ぐに西に伸びるトレースへ入っていきます。(エッ何処へ行く道やろう?先に道有ったんかな〜地図見ると無い?)10分もしないうちに戻って見えた。「道違いますね〜」と「そうでしょう・来た道もどったほうが安全だと〜」・すると三角点横のブッシュの踏み跡が有る所へ踏み込んで行く。「最後は崖みたいな筈ですよ〜」と自分。「三国から尾根通しで歩いてるんです」「へ〜!???」ですわ〜面白いことしてる人や〜。鈴鹿稜線を歩き通すのだそうです〜。
 自分の下山時に登山道(左側に植林が始まる)へ、急な崖から土壁を下って来てる新しいトレースを見つける・無事下って来たんだ。ふーん色いろな人も居るな〜道理で2人共コンパスと地図持って歩いてるんだ。
 ここらの登山道は概ね尾根上を歩かず尾根の脇をトラバースしてる。トラバース道は雨で土砂が流れて谷がわ下がりの嫌な所が多いです。谷側が急な崖だととっても緊張します。 
 下山:来た道をダイラの頭分岐まで戻り山腹に付いてる道を下山する。最初傾斜はゆるいけど下るにつれ(谷が近くに)なると急傾斜歩き難い・枯葉で滑る慎重に小股に歩き・かかとや靴横でキックして下山。沢に降り立つと崖にハナネコノメソウ・綺麗だけど光が反射して上手く撮れない。
 沢沿いに歩き何回を飛び石を使い沢を渡り交わす。以前より土が流れて岩が現れてる分歩き難い。流された橋も4つ新しく復旧されてます。でも道よりずっと下で一段川岸から沢まで下ったり登ったりが必要です。沢沿いの林道ポッイ道も流されてガタガタ道・流れて来た岩にも覆われて歩きにくい。
シロモジ:花の上にピンと一本角を立てたような花芽が立っている。クロモジはピンと立ってる葉が2枚です。
ミヤマキケマン:樹木の下にまとまって咲いていると、はっとする程明るい。麻酔作用を起こす毒性が有るんんだと。
エンレイソウ:根が薬用になるために延齢とついたのだろうか。葉の真ん中で首をかしげてる紫褐色の3枚は実は花弁ではなく萼片で花弁は無い。なんと花と思ってた。
ショウジョウバカマ:ロゼット状に葉の中央から花茎をのばし10コ程の花を付ける。その様子が猩々の顔を思わせる。
ついなんだ?ショウジョウバカマと使ってるけど〜猩々とは中国伝説の動物で〜題材にした能楽などにおける演目。 さらにそこから転じて、大酒家や赤いものを指すこともある。そう赤いものんの意味なんや。
コースタイム:省略    歩数12448歩  〜なんか足が棒の様です。

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