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H28年4月19日御池岳・コグルミ谷

 先週は四国遍路の旅(旅と云ってもバスの日帰りツアー)へ行ったので4月は3回目の山。昨年12月にコグルミ谷へ行ってるから4ヶ月振り。やはり春のコグルミ谷を歩くのはいいですね花・華・はなと色んな種類が一杯さいてるので癒される〜。
 天候:晴で時々曇り北よりの強風。視界は余りない、鈴北岳では琵琶湖が霞んで見えなかったが麓のダムはしっかり見えるけど。
 前半:登山口に1台車が停めて有ります、谷の上を見あげると山桜と新緑の樹々。春にコグルミ谷を歩くのはなんとなくいいですね〜花・華・はなと色んな種類が一杯さいてるので癒される〜。登山口手前で谷を見上げると山桜が咲いて〜森の樹々も芽吹いて色んな色目です〜えも云われずうつくしい。歩き出すと登山道も良く踏まれていて歩き易い右手の崖にはスミレが沢山咲いてる。石ぐるま等の心配は余りない。
 花を撮りながら中々先へ登れない登らないのかな。石灰岩の大岩の塊の中に動く物が居るよく見るとリス動きは早い。
 長命水まで到着すると風が強まり冷えてくるので上に一枚羽織る。湧水をコップで酌んで一口ゴックと飲む旨い。長命水からは花もぐんと少なくなり斜面の白い花辛夷に気が付く。
 段々と電光型に登っていく。と樹々の新芽が出たばかりで華やかさはまだです。キクザキイチゲ(ムラサキ)が咲いてますが、強風で揺れてピンボケです。そして五合目の標識を過ぎるとカタクリノ片葉が多く出ていて、そのうちにカタクリの花も咲いてます。
 崩落した以前の登山道を避けるような新しい登山道で割と楽にカタクリ峠(六合目)に到着。小休憩する。
 後半:峠で休憩して水分補給して立ち止まる、風が強くて寒いカタクリの蕾とか見てから直ぐ歩き続ける。平坦な尾根道を100m程歩いて七合目の標識、その後は山腹を巻くように緩やかに高度を上げて行く。ヤマエンゴサクが咲いてる。ここら辺(八合目へ向かう途中)昔(40年前)は凄いヤブだったけど。今は綺麗な草の丘を歩くような感じです。熊笹が無くなったのは何時だったのでろうか?よくは思い出せない。小尾根を越えて真の谷側へ下り谷の大きな岩の下で昼食にする。風が当たらないので寒くない。
 
 食後、御池山頂と鈴北の分岐点、鈴北岳へ抜ける道を選び真の谷の源流部を歩いていく、細流は以前より深くU字にエグレており歩くと先は壁となって立ちはだかる。道に行き詰って2mはあろうかと云う土の土手をよじ登る(むりやり)。膝とか泥どろになる。
 登ると左岸(右手に)に踏み跡が有り御池との分岐からはU字道でなく草地を歩くようだ。やはり記憶にないのです。真の谷最奥を登り切り、道標の有る所で左折して池が有って〜ゆるやかな草地を歩いて行くと御池山頂からの道の合流点。その先は御池のテーブルランドでゆるやかな歩きやすい道で間もなく真の池が有る。
 以前は笹だらけだったんですよ〜同じ場所を今日通っていくと色々と思い出す。昔の事ばかり云うのは年取った証みたいなもんですけど。
 以前(42〜43年前)ですが合流点付近は背丈程有る笹が密生して前へ進めない位に笹藪の圧力が高い〜・笹の海に背伸びして自分の首の上だけ出てる状況。見えるぐるり・範囲は笹の葉だらけなので道が判らない、とても深いヤブ漕ぎでした。
 心にほんとちょっと不安が起こるんだな〜自分がどっちヘ行ったら・こっちだったかな?と迷う。結構怖い思いでした。
 〜と思い出すと生命保険会社の誰それと一緒で〜等と細かい事も。更に藪コギすると軍手と袖口の僅かな隙間・腕が笹の葉で切れて細かい傷がついたものです。(痛かゆい)。
 そういう経験をして(ヤブ漕ぎ)迷ったらしゃがむ(しゃがむとピンクのショウジョウバカが咲いてたりしますけど)。〜そんなんで道が見えるように・人が歩いたふみ跡がなんとなく判るようになりました。笹藪の中で足幅程は笹が生えてないんです。今は昔ですね〜。
 色いろな花が咲いていました。
 まず菫スミレ〜、以前舟伏山で登り初めて間もない道に青紫色の花が多く咲いていて、同行者Fさんが「この花はなんていうの?」と聞かれる。「???」自分はすぐの答えられずに〜山頂で弁当を食べてから別の道を下山していく。途中半分程下ってから突然名前が出て来「スミレ」(ズッ〜ト考えてたんだ)といきなり言う。聞いた本人・Fさんは歩いていて「何?」ですわ〜。

 ヤマエンゴサク(山延胡索):鈴鹿の山歩きで最初(40年間)に覚えた花の名前・ケシ科の草本で半日陰になる林縁や疎林内に生育します。全草に有毒成分を含みます。もしも山迷いで食が無くなっても食べてはいけない。誤って食べると嘔吐などを惹き起します。塊茎を乾燥したものが生薬「延胡索」で鎮痛などに効能があるとされます。ウスバシロチョウの幼虫が食べるのだと。(多摩の緑爺の「多摩丘陵の植物と里山の研究室」)さんより一部文章を拝借しました。
 ムラサキケマン:膝丈かすねの高さで沢山咲いてる。同じように全体が毒性有り昏睡、呼吸麻痺や心臓麻痺を惹き起して危険です。これの方が毒性は強いです。
 ミヤマキケマン:ムラサキキケマンと同じキケマン科の仲間で高さは足首かすね辺りで咲く。同じように毒性が有りますから鹿も食べません。森の一角に咲いてるとパッと明るくなります。
 イチリンソウにニリンソウ:もしかしてイチリンソウは後でニリンソウニなるのか?それとイチリンソウの方が花弁が大きいのです。
 ショウジョウバカマ:昔は熊笹を漕いでいて方向が判らないというか、分岐付近で道を曲るのですが何処が分岐か不明な時など笹ヤブの中へしゃがんで道を探しました(道はしっかりと道と判る)。すると真の前に偶然にショウジョウバカマが咲いてるんです。今は普通に咲いてますけど。
 他にはカテンソウにミヤマカタバミ・キクザキイチゲ等。撮ったのはスズシロソウだと思ったけど調べても判らないのも。
 友人に聞いたミノコバイモには対面できませんでした。大変楽しい山歩きでした。
コースタイム:省略       歩数:210560歩も何処歩いたんだろう。

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