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H28年8月2日~4日上高地

 ぐうたらおやじの上高地。ここは涼しいクーラーなんか入らぬ朝夕は寒い位です昼間歩くと少し汗をかく。ぐうたらと云うか怠け者になったのだけど他者と比べなくてもいいんだが。2組も凄い方を見たのでそう思う1日をのんびり過ごすのだ。8月2日の12時ごろ熊出没・目撃情報~丁度テントも張り終えて昼食を食べようとしてる時間です。
 天候はおおむね朝は晴・山が見える~9時ころから雲が立ち上りやがて曇り空。夕方には雷雨。
 初日:テント張って昼食・・・・・・山が深い霧に覆われて~夕食時に雨がポツリポツリ来たその後凄い雷雨テントから出られない。タープ下へ移動テント脇で夕食です。残りの牛肉を焼いてビール。
 昼間の事:テントを張ってある隣へ、ダンボール箱を持って登山者さん1名テントを張ろうかな~と、同年代の中高年ちょっと疲れた感じ~。お話する「こんにちわ~何泊かされるの?」と聞くとビックリポンです何?何?ですわ~。「縦走してきたんで、ツエルトで泊まってテントとか着替え重い物は送っておいたんです」。そうなんだ。
 
 話は続く「読売新道から来て~水晶~三俣(泊まって)今日・三俣~双六~槍は止めて新穂高温泉~ロープウェ~西穂山荘~上高地です。三俣を1時に出てます。15時間~16時間歩くのが趣味ですわ~」。自分「え~朝1時??16時間」です。並の方ではない。
 まず読売新道から来たと云うのを聞くと驚く・珍しい・長い登りでしょう(山をやってる方だよ)、自分も赤牛は登ったこと有るけど人には出合わんかった。16時間歩くのをまねるのは難しい、体力ないと16時間も歩けません。若い頃は12時間歩いたこと有るけど昔のことなので論外。
 
 その方「明日は休養日で明後日常念~蝶~小梨平へ戻る・次日は明神5峰へ7番マークの風穴の所から登るんです。日帰りで普通に登れますよ~」。「5峰登れるんですか」~知らんかった。常念~蝶から行って戻ると16時間は掛かる。3日目の夜中2時頃トイレに起きると隣のテントにランプが付いていた。これから出かけるんだろう。
 「雪山は56歳ころから止めた」、自分「お~それは凄い最近まで現役ですよ~私は35~36歳で止めましたけど」。見かけ短髪白髪・中柄で痩せて見えますけど体力有るんだ。ちょとくたびれて見えのは間違いない16時間歩けばね~。
 彼の設営後、縦走中は雨だった模様でリックとかツエルト・シュラフ・マット雨具とかズボンに薄いジャンパーを干してあった。「ツエルト自分も一緒のメーカー持ってます~1人用」、彼は「2人用で前と後ろに出口有ります」とおっしゃる。ヘ~ツエルトで縦走したんだ。歩き16時間だもの、ぐうたらおやじの自分と比べるまでも無く凄すぎる~上には上が~・・・・・。 
 
 3日目に判ったのだが山友が大正池へ散歩に向かった、途中で中の瀬園地に熊の貼紙がでてたんだと。メールを送って知らせてくれる。8月2日の12時ごろ熊出没・目撃情報・中の瀬エリアで~。丁度我々がテントも張り終えて昼食を食べようとしてる時間です。
 2日目:時間がゆっくり流れます~。
 小梨平~徳澤園:まあ今日は山友に付き合う予定なので岳沢は止めて同行する。事務所の前を通って横尾道へ出ます。事務所から出て来たニッカーのおネエさんに「今日は雷雨よ~早く帰って~」と注意を受ける。「判りましたありがとう~」
 予定は横尾までですけど徳澤で戻る事にします。二人とも結構快調に歩けます、山友も大丈夫そうです。まあ徳澤迄はほとんど平坦だからな~。
 山友:Y内さんと云います40年来の友人で若い頃は一緒に北アルプスを歩いていました。雪の春山も一緒に~ツーカーの友人ですから一緒に居ても気を遣わずおれる。帰宅後PCから昔の写真を探すと懐かしい~二人とも若い~ニッカー履いてます。彼はちょっと心臓にカテーテル入れてるから急坂は登れないんだと、でも思ったより早く歩ける。
 (下は若い頃の写真です、GWに釜トンネルを早朝から歩いて抜けて涸沢へ向かう所~昔は積雪が多かったです。)
 小梨平を出発して深い森・清浄な空気・涼しい山の気配~前後に多くの登山者さん歩いてます。割と早く明神へ着く、明神もトイレ休憩だけでそのまま休まず歩きます、時間的には昔のようなタイム・早足です。徳澤へ向かって歩いてる時です。
 他の登山者を追い越してる時に、物凄くゆっくりな歩きで赤衣装の二人連れさん。コンチワ~って追い越します。つい「どこまで行くの~?」と聞いてしまう、すると「今日は横尾まで」。そうか納得して追い越そうとすると。旦那さんの方が「横尾~蝶~常念~大天井~槍~南岳~北穂~奥穂~」と云われます。えっ~何・南岳奥穂?凄いー「お気御付けて~」。大キレットも通るのだ~70代に見受けられます、歩みはすこぶるゆっくりだけど縦走のコース内容が驚きです。若い人でも厳しい難コースへチャレンジするんだ~この方たちも凄い(一抹大丈夫?明るい内に北穂高小屋まで着ける?等と思うけど)。
 
 自分などは六百山も奥又白池も先送りしてるのがちょと情けなく感じます。六百山はもう無理だろうと思うんです。
 徳澤への木立の中の道を行く、シラビソ・カラマツ等木陰の部分ニメタカラコが多く咲き~涼しい道を歩く。崖崩れの所を通り過ぎてしばらく行くと、梓川が道の直ぐ隣で河原へ出られる。川から山を見ると雲が低く何も見えない。間もなくカツラの大木がある草原の徳澤園へ到着。ベンチで休憩してコーヒーを飲んでカステラを食べる。6月の時より通る人は多いです。
  ニッカーのおネエさん:小梨平管理事務所受付に見える、たまたまニッカーを履いて出て来た~「おはよう~」お互いがです。
 「今日は早めに帰られた方がいいですよ~・午後は雷雨よ~早く帰って~」。「ありがとう」。
 ニッカー:ニッカーボッカー(ひざ下丈のウールの山ズボンのこと)を履いて歩いてみえる、昨今は珍しい。「えー懐かしいですね~ニッカー」と自分と友人。彼女は「暑いから結構なダイエットになります」「以前持ってました」。「履かれたらいいのに~」「もう10年ほど前に捨てたんです」。昔は夏山でも履いていたが今思うと勿体ないけど三十何年も足を通していないからしかたない。
 彼女見かけよりもしっかり者で~アジアン風外国人に英語で応対してましたから。凄い出来るやん。

 花:秋の花が多く咲き出していますサラシナショウマ・キオン・メタカラコウ等
 3日目: 山友が朝食後「暇だで~ちょっと歩いて来るわ~」「いってりゃ~」。何しろ朝が早いから~7時頃に大正池方面へ出かけます自分留守番。ぐうたらおやじは日陰の涼しいテント横で読書を~持ってきても本が中々読めてない。9時頃に紅茶のんで昆布ゼリ~。本読みに飽きてスケッチブックを汚してたりします。
 今度は10時過ぎてからコーヒーを入れて飲んでたら少し経った頃に友が帰って来た。「熊出たよ~メール送ったけど」(携帯見てない)で携帯を確認。来てる~「熊出たんだ~」。「コヒー飲む?」「いいよ~」。
 大正池方面へ散歩に向かった友が、途中で中の瀬園地に熊の貼紙がでてたんだと。8月2日の12時ごろ熊出没・目撃情報・中の瀬エリアで~。丁度我々がテントも張り終えて昼食を食べようとしてる時間です。観光客多い所だけどね~。何も事故が無くて良かった。12時なら観光客ぞろぞろ歩いてると思うけど。

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