ネパール・キリマンジャロ他ネパール 16年の山 17年の山 18年の山 19年の山 20年の山 21年の山 22年の山 
23年の山 24年の山 25年の山 26年の山 27年の山 28年の山 H29年の山

H26年7月22日白山・観光新道

22日南竜にて夕焼け。
 重い荷物を持って観光新道から南竜ヶ馬場へ、暑い上に急坂で石段の段差が大きくてこりゅあキツイ!。
 南竜ヶ馬場:今日の天候霧・気温12度と記してある涼しかった、名古屋は35度らしい。
22日朝、別当谷駐車場は満車に近い。 別当谷出合の登山口。
巨石が増えてくる・岩の間を潜り。 登山道脇の花とアサギマダラ
 天候:一日目曇りガス時々晴れ。メンバーは単独です。
 行き:木曽川インターから東海北陸道を白鳥インター、油坂を越え越前大野〜勝山〜国道157号〜市野瀬。自宅から195キロ、3時間半。帰路:157号〜長山町右折〜勝山街道〜福井北インターから〜北陸道〜名神〜一宮インター〜自宅。230キロ3時間50分、一宮インターで3キロの渋滞にはまる。
 行きは山道を走るので運転に神経を使う、帰路は北陸道を使用した。
観光新道のお花畑 黒ボコ岩・標高2320m
 重い荷物を持ってわざわざ観光新道から南竜ヶ馬場へ、暑い上に急坂で石段の段差が大きくてこりゃあキツイ!。多分多くの人が砂防新道だわな。
 観光新道:高山植物が多くて花が綺麗NHKの百名山かなんかで見て〜。テントを持つと軽くしても15キロ程担ぐ。何ゆえ観光新道か?
 それは懐かしい思い出だから。40何年か前の7月1日ガス・雨をついて観光新道を上がった。
 昨今は砂防新道か平瀬道を登っていたんだが。観光新道から南竜は登ってから下る必要が有る。
 
 当時バスには他の登山者も居たが誰も向かわない観光新道へ足が向いたのです。視界が15m程で黒ボコ岩前の黒い大岩がガスの中大きな熊の姿に見え肝が縮み上がったホント小心者でした。当時は室堂へ泊るのに米を2合とか持参した時代です。
 米を炊いてもらい美味しいカレーライスでした。とにかく懐かしい観光新道を歩ける内に・今年なら行けるが、来年は難しいと思うので。

 別当谷出合〜殿ヶ池避難小屋:危険な個所は無い、道幅は肩幅から半間、尾根上に出ると半間程と広くなる。
 6名程のグループと前後しながら急な石段を上がる。足を持ち上げないと石段を上がれない。道の両側が太い幹の広葉樹林で蝉の鳴き声と木陰で日差しは余り当らない。雲が高い所に有るが時々切れて太陽が覗くと暑い。体中の筋肉を動かし段差を上がるのでので汗まみれ。顔が真っ赤になってる。
 濡れた黒い大岩の積み重なり井戸の底から上を見て登るような圧迫感が有る、そこを抜けると明るくなり笹を分けて尾根状の明るい所へ出た。廻りを沢山のアキアカネが乱舞してます、色々な蝶も。上を見ると尾根を登って行く登山者も見える。右下は崖になってるみたい。笹のなかにここら辺りから笹ユリが点々と咲いてる、もう盛りを過ぎてる。
 次にニッコウキスゲ・シモツケソウ、クルマユリ等咲く。休む代わりにしゃがんで写真を撮る。しかし荷が重いから体が酸素を欲しがりハーハーと口で吐きながらの酸欠状態である。シャターを押す時息を止めてるからな。兎に角暑い暑さが堪らない。
 着すぎてるから暑い:衣類は速乾性長袖下着・薄手のウールシャツ・網目のテョッキ。脱げば良いけど脱ぐと荷が増えるのでわざわざ着こんでる、これは雨や霧で濡れた時の冷えからの安心感も着てるけど。他の人は半そでシャツが多いようです。
 ダイモンジソウ・ヨツバシオガマ、避難小屋近くなるとキヌガサソウ・サンカヨウが隣で咲いてる。
 くぼ地になった左手に石組の平らな個所が見える、うむ殿ヶ池避難小屋の場所。小屋は無くて資材が置いて有るようで登山者も休んでる。避難小屋は建替えの為撤去されてるようだ。
<甚ノ助への標識、ここから下る。 甚ノ助と南竜の分岐。
 殿ヶ池避難小屋〜黒ボコ岩:小屋の少し上部で小休止おにぎりを食べる、水分補給。下を見ると小屋跡と登って来た尾根がクネクネ繋がっている、もう半分以上登って来たようです靄がかかって薄く見える。
 ここで座ってると登山者が結構下って来ます、下ってくる方は雨具やジャッケットを着てる方も多分この上は寒いのだろうと感じる。
 この花は何っ?て女性3人組に聞かれる一つは頭に黄色の花がポチンとついてる白山大戟(ハクサンダイゲキ)。これは?コバイケイソウの終ったもの・・・・葉はランの種です、違う・何っ?帰ってから調べると「ネバリノギラン」って言うのだろう地味です。知らない花も多いのです、ポッケに白山花ガイドを入れてたけど出せば良いけど余裕が無かったな。
 花は段々多く咲いて見あきない、馬のたてがみと標柱が倒れてる。このあたりから大岩が多くなり樹木は背が低くなって来た。小石がバラバラしてるけど良く踏まれた登山道です。砂防新道より道幅は狭いが一定の幅が有り迷う事はない。
 急斜面を乗り越えると割と傾斜は緩く歩き易い、大岩の横を抜けるとそこが黒ボコ岩でした。登山者5名程休んでいる、作務衣の坊さん見習いが何人か上がって来た。

 考えると普段なら(砂防新道経由)3時間も歩けば南竜山荘へ着いていそうなものだ。
霧の中に登山道が続く 眼下に甚ノ助避難小屋。
霧の向こうに南竜山荘。 南竜山荘受付。
 黒ボコ岩〜南竜山荘:下り初め石を積み重ねた急な石段の連続、ここを登るのは結構つらそうだが、下りも神経を使う。道幅は半間も有り広いけどつま先下がり急下降、転ぶと怪我をしそうな石段が連続してる。
 自分より上のお父さんに抜かれる。それだけゆっくり下って行く安全が一番、自分のペースで下る。登ってくる人も急な石段に辛そうに見える、擦れ違いは避けて待っています。岩から100mも下ると水が湧いてる、一口飲み干す。岩が水に濡れた所は下りなので特にゆっくり。
 石段地帯を過ぎると道が平坦に感じるから不思議、緩くなった土の感触を楽しく登山道を降りて行く。結構登ってくる方が多い。電光型に下って行くと、下方にスカイラインへ道を歩いて行く登山者が見える。
 ようやく甚ノ助と南竜の分岐へ出た、左方へ休まずそのまま進む。一か所崖の横を登ってる足幅程の狭い所が有るが、そこを越えれば残りは少しのアップダウンな水平道を進む両側は笹の道を歩く。橋が掛る沢を渡ると木道になり間もなく南竜山荘に到着。南竜に近くなると登山道脇に花も増えてくる。

 南竜山荘の手前のビジターセンターでテントの受付を済ませる。テント代一人300円ついでにビールのロング缶を1本買うチョッキのポケットへ入れてテント場へ行く。すでに何張りかテントは有って空いた場所へテントを設営直ぐビールを飲む。

 霧が流れて涼しいです飲み終わるとすることが無くて、二つ向こうのテントのおとうさんは文庫本を様んで居ます。前回読みはじめたらコトンと眠ってしまい本は持参しません。次回の上高地はもって行こうかと。付近を散策して花の写真を撮ります、ハクサンコザクラ・ウズラバハクサンチドリ・チングルマ等咲いていました。 
南竜ヶ馬場のキャンプサイト。 別山方面の2256mの標高点の山
 7月22日の出合った花は下リンクで紹介。お好きな花を拡大して見て下さい。
クルマユリ 翠ヶ池
観光新道の花達へ 7月23日二日目翠ヶ池へ行く
コースタイム:別当谷出合9:20〜10:05一回目の小休止10:15〜急石段〜11:10稜線上11:20〜12:30避難小屋上部1245〜13:33黒ボコ岩13:40〜南竜分岐14:14〜南竜山荘14:40   歩行数11184歩

ホームへ戻る  ネパールへ