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R1年6月19日蝶より下山

 御来光日の出,いや〜何年振りか独標へ行った時以来かな〜。お〜槍が〜、雲の中へ槍の穂先がちょっぴり〜。それとテント場が寒かった雪山でもないのに冷える、2677m山頂直下の蝶のテント場は久方ぶりに寒くて寝られない。でも途切れ途切れにウトウト寝てるかな。
 天候:曇り朝酷く寒い。徳澤へ着くころには雲厚くなる。日暮れてから一雨。
御来光の写真と花のスライドショー
 槍穂高の展望:3度目に起きたら明るい、朝の4時半です東の空はダイダイ色に染まり始めてる。急ぎトイレを済ましテント場から尾根上まで出る。う〜〜風が辺りサム〜冷たい。
 次はお〜槍が〜、雲の中へ槍の穂先がちょっぴり〜出てるもう少しと思うけどそれだけです、槍は絵になりますでも。今日は午後は雨かな、目を左に移すと前穂に奥穂が少し見えだす。涸沢はまだ雪がビッシリだ、涸沢小屋の辺りが黒い。焼岳の上に月が残ってる。
   ツェルトはストックをポールに使い立てる、買った缶酎ハイとラーメンの夕食、ラーメンにはニンニク乾燥トマトを入れて人参をつまみに齧る・かじる。陽が沈むと急速に寒くなって来た。
 わざと軽量・夏用のシュラフとダウン上だけ、ダウンパンツを持ってこなかった。他のテントの住民ダウンパンツをはいてる、テント自分も入れて全部で5張。銀髪女性が同じメーカーの2人用グリーンに住んでる、フライも無くてう〜っむ凄い。夕方パラパラ一雨来たから。自分はタフケットを上に張った。
 
 名古屋が暑つかったからまさかこんなに寒いとは。さすがブルブル北アルプスの稜線。普段は小梨か徳沢だから今頃は気温10度〜12度くらいとして1100m上がるから5度〜6度は低いのだろうか?。
 ツェルト:前使ってた2〜3人用は止めて超軽量のファイント×××社1人用230gを持って来た、軽い小さい狭い。「うう〜サム〜」と夜中に2回目覚めトイレへ。ライト照らしても周りがマッシロケ5m先しか見えない霧の中をトイレへ、終わって帰る時には霧が消えてお月さま煌々と明るいです。
 またシュラフに入ったが余りの寒さチョットブルブルなので非常用の下着と雨具の上下も着こむ、足先も冷えるので靴下3枚履いてリックへ足を突っ込む。
 ツェルトは空気抜き2つがメッシュの為風がそこを吹き抜ける。なんや高所での使用考えてないのか?スース−じゃんシェルターの中を風が吹き抜けては気温が下がるわな、張った所は雪渓の隣なので寒いからどもならん。NET見て買うたから細部は見ないのでこうなる。頭は天井に触るし両肩も生地に当たる。
 自分は尾根の一段下ハイマツの陰に張ってるが風がビュービュー抜けて寒い。前もって片側だけ塞ぐようにしてあったので紐を絞って窓を閉じる感じに。片方は空いたまま裾も靴などでしっかり押さえた。風が抜けなくなりまあ少しは暖かいこれで安眠、その後は寒いけど何とか眠ったようです。
 
 ビバーク時2人横になれるとうたってるけど荷物を置くと厳しい。生死の境なら2人共入るだろうけど。別にツェルトのモニターやってるわけじゃない使ってみた個人の感想です。
 ツェルトを畳んで下山へ、最近行ってない蝶槍へ行って見る、途中雷鳥に出会う道の真ん中を歩いている。蝶槍は岩を少し登った岩の上は景色が良い筈だがガスが湧いてきて槍とか穂高の視界はよろしくない見えせん。
 横尾へひたすらの下山、途中直ぐ残雪出てきたので下りだから、スベリ転倒防止に軽アイゼンを付ける。15分か30分弱残雪の上を下山。間もなく雪も無くなり外します。少し残雪有るもツボ足で下山していく。行程の3分の2程下ったが、足がガタガタプルプル・パンパンというのかきついわ〜。筋肉張って来て歩みが悪くなる。
 上の槍見台のベンチで休憩。あいにく雲が下がり槍の姿は無い屏風岩だけ、ベンチの周りはイワカガミが一杯咲いてます。その後はボチボチと梯子の段々下ったりして歩く。笹を刈ったばかりで足に引っかかるし笹の葉踏めば滑るし笹枝の長いのはつまずき。切りっぱなしですな。
 横尾へ下りたら人は誰も居なくてトイレ休憩。ポツポツ一雨降り出す。急ぎ(気持ちは)徳澤まで歩くけど花が一杯咲いてカメラを向けてばかり。もうへとへとな感じですけど。奥三界岳の8時間2万歩を歩いた後のようで疲れすぎ。昼前に徳沢園まで来たら足が棒のようになってるもう歩けん。徳沢でカレーライスと生ビール飲んだら旨い気持ち良い、昨日の疲れがまともに残ってる。今日はもうおしまいだ。
 ケショウヤナギ:歩いてると白い綿毛が空からフワフワフワフワと降って来る、何とも言えない上高地の風情です。下を見ながら時々は上を見ながらと歩いて行きます。割と平坦な道がキツイと感じるけど歩くしかない。画像の白い点々がワタゲですね。柳の木を見上げると一杯一杯に白いワタゲを付けていた。

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