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H25年8月8日北アルプス/槍ヶ岳2日目

 槍ケ岳山行2日目:槍沢ロッジから槍ケ岳山荘・槍ケ岳3180mまで。
 
 槍沢ロッジ〜水俣乗越:朝5時からの朝食、トイレと準備を済ませて6時に出発する。えっロッジってジじゃなくてチに点々ですね写真見て気が付く。ロッジのヘリポートから木の間越しに槍の穂先がちらりと見える。樹林帯の中の道は肩幅程で下草が多くなり名も判らぬ花も咲く。ヨツバヒヨドリ・ホソバトリカブトかな?まあまあの斜面をババ平目指して登る。ババ平へ着くと岩小屋の周りや河原にテントが張られてます。水はテント場の縁にパイプが引いて来て有り水道の様に使える。この辺りの槍沢で足を水に漬けて遊んだことが有ります、沢の河床が上がった様です。上部から土石が堆積して水流のままに岩石が波打つ様が伺える。対岸の尾根の中腹まで草付きが有ってニッコウキスゲとか白い花が咲いてるのが見て取れる。テント場では休まずそのまま進むと、登山者多く休んでる大曲に着く。ここで水俣乗越(ミナマタ)への分岐が有る、ほとんどの登山者は槍ケ岳と記されたルートへ進む。
 休んで水分補給する、ここからは急登になる。
槍沢ロッジ付近から横尾尾根を望む。 槍沢沿いの登山道を進む、前は東鎌尾根。
大曲・水俣乗越分岐 南岳〜中岳の稜線。雪渓が美しい。
 再び歩き出す、草丈が高くなり高山植物・花が多くなる、クルマユリ、蕾の中がピンクの黒い蕾、何だろう?他にも何だろうカラマツソウみたいだけどピンク・紫系の花なのですカラマツソウじゃない。Tさんの背後に付いて急坂を登って行く。道は肩幅しかなくて下は岩石ごろごろしてて段差も有って歩き難い。
 上からポチポチ登山者下りてくる、すれ違うのには待って頂く。コンニチワと挨拶してヨッコラ・ヨッコラ足腿を上げて急な段差を登る。結構シンドイです。高度が上がると南岳〜中岳のスカイラインが見えすばらしい雪渓の白のコントラストが美しいと感動する。そこからもう一登りで水俣乗越へやっと出た。高山植物・花が多くて大変嬉しいです。Tさんと歩きながらの花談義次から次へ色々咲いてますね、蕾が黒で中がピンクなんでアザミ見たいな花が咲く。
 帰宅後名前調べたらタカネヒゴタイとクロトウヒレン。前者は葉にギザギザが目立つ、後者はヨツバヒヨドリ風にすらっとした葉ですからクロトウヒレンかな。
縦走路を行くTAさんまだ槍は遠い。 梯子とっても急角度ですおー怖っ。 梯子の急登高度感有ります。下を見ないで。 縦走路からの北穂高と前穂
ヒュッテ大槍を出発するメンバー 槍ケ岳山頂・三角点は無く標高点である。
 水俣乗越〜ヒュッテ大槍:東鎌尾根にでたので縦走してくる人・登山者に出会う、若い登山者が多いです。尾根の北を望むと野口五郎岳ですかね茶色っぽい山が大きい。その左に黒三角にそびえるのが水晶岳ですね。
 
 乗越から行きなりの急登です。登ったり下ったり鉄の梯子が有ったり、木の急梯子が有ったりするのを慎重に登ったり下ったりを繰り返す。緩やかな道も少し有るけど崖横のトラバースも有ったりする、スリル満点の縦走路だ。道幅は肩幅ほどで岩場は切り立っており左右が崖の所も有るから慎重に行動する。
 鎖場を過ぎた辺りでOさん遅れ出す、会長の判断でOさんとY夫人の2人を切り離して自分が3人が皆から遅れて行動することに(正直たまらんな〜仲間だからさ〜仕方ない)。
 グループが分かれる時点でトランシーバーのスイッチをONにして常時連絡体制を取る。Oさんには自分のペースで歩いて貰う、呼吸エラそうだった、一回止めて〜深呼吸をさせる〜、まあ一歩一歩進む。
 先頭会長より大槍ヒュッテ到着の連絡を貰う、それから直ぐに建物が見えてきた後5分で着くと連絡を入れた。
 皆より10分遅れでヒュッテに到着する。陽差しが強く暑い建物の陰のベンチで貰って来た弁当で昼食を取る。。
霧が湧いてきた槍ケ岳 テント場と大喰岳
 ヒュッテ大槍〜槍ケ岳:ヒュッテからは長い梯子は無くて次第に昇ってるけど岩の積み重なった個所や岩屑の道を歩く。途中歩いてて「ルートが判らない」と言われるので一部分自分が先頭を歩きマーキングの所まで教える。槍の其部下の短めの梯子の所で先頭から到着したむね連絡有り、「現在地梯子です」と返事を入れる、後15分程かもう小屋がまじかに見えている。結構疲れがピークみたいです、最後の電光型の道を上がると小屋前に出た。
 やっと山荘到着会長以下皆さんお待ちかね。
 部屋に荷物を置いてから槍の穂先へ向かう、OさんY夫人少し休んでから10分遅れで出発。言う事無いほど急な梯子を幾つも登り不安定な岩場も有って落石が怖い所です。同宿の豊田のお母さんが聞いた話「下りて来た人が言ってた、女の子が落石で唇を切ったげな」で落石やばい所です。メット被ってる登山者も結構います。メット持ってこないかんかった、細引きもシュリングも必要だった。こんなに歩けんとは思わなかった、お荷物のお嬢さんのこと。
 なんとか全員登りきって山頂で個々に記念撮影。撮影も順番待ちです。いや〜ほんと今回は登れて良かった4回目か?3回目か覚えて居らんです。
高山植物スライドショー
 山頂〜山荘:下山順序を待って下り側の梯子を下る、1本目は10m程次の梯子も下る。鎖場はOさんにクライムダウンと指示して直ぐ下で待ちうける。足の位置を指示しながらゆっくりとしか下れません自分が足を乗せた岩へ足が届かないと・・・。やっと山荘まで下りるとほっとする。皆さん待っていて生ビールで乾杯。
 無事全員登頂できました。生ビールを小屋ベンチで飲んでる内に辺りはガスに包まれて来た。
 5時から夕食、夕食後外へ出るとガスですっかり覆われて双六方面の下り口へ行くが西の方も視界なく渺渺と風と霧が押し寄せる寒いわ〜。
コースタイム:槍沢ロッジ6:00〜ババ平6:40〜7:13大曲7:20〜8:40水俣乗越9:00〜鎖場9:40〜11:25ヒュテ大槍11:55〜13:07槍ケ岳山荘13:35〜13:56槍ケ岳14:25〜15:00
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